はてなキーワード: GOEとは
ずっと羽生結弦が嫌いだった。
発言は優等生、行動はドラマチック、絶対王者の名に相応しい勝率。それにあの綺麗な顔と、二次元から出てきたような体と、二次元のキャラクターみたいな名前の字面。
肝心のスケートは全く好みではないが、並の実力と精神力では不可能なジャンプの堪え方と、演技中にジャンプの構成を即座に計算・変更する頭の回転は尋常ではなく、そこだけは本当に認めていた。
どこを取っても全く隙がなく、面白くなくて不愉快で大嫌いだった。
自分はあまり人気ではないスケーターのファンだったので、僻みだとか言われたらあまり否定できなかった。
僻み半分、完璧すぎる存在へのおぞましさ半分といったところだろうか。とにかく嫌いだった。
それが、平昌五輪で変わった。
もともと好きではなかったので、あまり見てなかったために今まで気付いてなかったことは多かったのかもしれない。動画などで彼の演技をとりあえずおさらいするくらいのことはしていたが、ただの流し見で足元までは注視していなかったので、今までも同じことはあったのかもしれない。
ショートプログラム、怪我でずっと休んでいたのに素晴らしい演技だった。相変わらず魅力は感じなかった。でもやっぱりすげぇ奴なんだなと思った。
これは両足着氷の判定になるはずの降り方だった。きっとそれは本人が一番わかっているはずなので、いつもの通りすごいリカバリーをしてくるのだと思った。
彼も怪我でしばらく氷に触れていなかったとのことだったので、まだ本調子でないのかもしれない。後半は失速し、3回転ジャンプの着氷も乱れ、ステップパートは彼らしい気迫が見られたが、繋ぎのスケーティングは遅く、これは宇野ハビエルの演技によっては金メダルを逃すかもしれないと思った。
しかし実際はそんなこともなく、フリーレッグのことはなかったかのように満点のGOEがつけられ、後半明らかに滑りきれていなかったスケーティングも素晴らしく加点され、彼は金メダルを獲得した。
このような事はこの競技ではよくある。
演技以上に何故か不明瞭な加点減点がされる、それはもう10年以上もこの競技を蝕む癌のようなものである。銀メダル銅メダルの選手にも、それがないわけではないことは知っている。
しかし自分が嫌いになった羽生結弦はプライドが高く、スケートにひたむきで、「全員がノーミスの中圧倒的に勝ちたい」と発言するなど、誰よりも高みを、競技の成長を望む人物だった。こんなことで満足するわけないと思った。不正な採点をされたとまでは言えなくとも、「満足はしていない」くらいは言ってくれると思った。
それなのに現実の羽生結弦は涙を流して連覇を喜び、他の選手の肩を抱いて健闘を称え、とても満足げだった上にあろうことか「演技が終わったとき(SP僅差の2人が後ろに控えてるにも関わらずに、だ)勝ったと思った」とメディアで発言した。
なんだそれは。
見間違いだっただろうかと何度演技を見直しても、フリーレッグの着氷を主張するように削られた氷が飛ぶ。
安藤選手が「もっと流れのあるサルコウを飛べるはず」と完璧ではなかったことを指摘する。
首相が祝電で後半の疲れを指摘する。
右足靭帯損傷で全治何週間とか報じられていたのにも関わらず、検査ができてないとか注射ができない位置だとか(注射ができない足ってなんだ)、まぁ紆余曲折あってあんまり良くないので団体は欠場、痛み止めを飲んで競技に臨みました!と言っているのに、よくないはずの右足を携えて表彰台に勢いよく飛び乗ったりする。その後のインタビューではやっぱり「良くない」と言うのに、21日の練習では問題なくアクセルジャンプを飛びまくる報道があった。日の丸を大事にするくせに団体戦は休むほど重症だった足は、ある日突然治るものなのだろうか。
おまけに怪我の休養が明けて五輪に出たらまぶたが二重になっている。
1
ソルトレイクスキャンダルは審判一人に裏取引があったかどうかが問題になった。他の審判は同数一位を付けていた。今の採点だと上下の点はカットされるので、一人の審判のことで勝敗に影響することはまずない。
個人的には本当に裏取引があったのか疑問。あの時2位だった組は北米の組でメディアが騒いだ印象。
2
悪いがリンク先全部読んでない。面倒。
GOEは女子と男子は基準が変わるはず。そうしないと、女子のジャンプへの加点はほとんど出来なくなってしまう。
また、GOEは加点要素をいくつ満たしているかで決まるので、目で見た印象と変わることもある。例えば、すごく綺麗なポジションのスピンでも、他の加点要素を満たせないと少しの加点しか付かない。
3
バンクーバーの時は確かに、ルールに問題があった。四回転の回転不足のリスクが高く、マイナスのGOEの影響大きいなど。高難度のジャンプに関してはバランスが難しい。オリンピックの前から問題は表面化しつつあったが、オリンピックのシーズンは大きなルール変更は無理だった。結果、ルール対応しっかり出来た選手が勝った。なお、個人的には、プルシェンコ選手はコンビネーションに2回転付けてたら金メダルだったので、ただミスっただけな印象。
その後ルールの変更があって、四回転跳ぶ選手激増。今は四回転入れた上で難しいことしないと勝てない。競技としては進化。
問題はあるけど、良い方向に変わろうとはしていると思う。
事実❶
ソルトレイクシティオリンピックにおいてフィギュアの不正が認められ採点方式が変わった。
ソルトレイクシティオリンピックにおけるフィギュアスケート・スキャンダル - Wikipedia
事実❷
キムヨナの不自然な加点。減点対象で加点、男子含めても不自然に突出したGOEなど。
http://www31.atwiki.jp/injustice/
キムヨナは本当に贔屓されていたのか
http://iluvsk8.blog.fc2.com/blog-entry-114.html
事実❸
4回転論争
http://fpu.nobody.jp/saiten2.html
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/02/post-1018.php?page=1
重要なのは不正疑惑がかかるのは選手ではなくフィギュアの採点方式、ルール、審判であること。
どんなに不格好でもミスをしても演技自体に不正はない。嘘をつけるところがない。
不正は全くないとする人がいる一方でフィギュアに不正を感じた人はどんどん競技自体から興味を失っている。相対的に不正はないという声は増える。
批判する側が日韓問題に昇華させて行きすぎた批判としてしまっているケースはあると思うが、全てネトウヨの問題としてしまうのは少し調べれば出てくるこれらの問題をスルーしているともとれる。
リテラシーが高いというならばこれらの情報を踏まえた上で不正疑惑がただの日韓問題かフィギュアスケートの問題かを判断してもらいたい。