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2024-05-24

むかしのテレビ映画

むかしはテレビ映画をよく放送していた。地上波しかない時代

むかしのテレビは画面の縦横比が 4:3 だった。今のワイドテレビよりも正方形に近い。

それに対して、映画もっと横に長い縦横比だ。細かい比率はわからないけど、今の縦横比(16:9)に近いのやもっと横に細長いのもあった。

 

そういう横長の映画を、4:3ブラウン管にどうやって放映していたかというと、画面の左右をトリミングして画面いっぱいに表示していた。

 

テレビの画面が大きくなった今では、レターボックスやピラーボックス放映(上下や左右に余白を持たせてアスペクト比の違う映像を欠損なく投影する)が普通だけど、むかしは左右をぶった切るのが普通だった。

多少の情報は欠損しても作品中央部を大きく鮮明に見せることが優先されたのだ。

画面左右をそれぞれどのくらいちょん切るかというと、古いシネスコサイズ20%以上、一般的ビスタサイズでも14%近く。つまり左右合わせて作品の面積の3割~4割ほどが捨て去られていたことになる。

 

そんなに切り捨ててしまうと、

「画面の端っこに重要ものが映っている時はどうするの?」

という疑問がわく。

そういう時は、画面をパンしていた。画面の端のほうにいる人物セリフを喋る時とかに、「ずるり」と画面がそっちのほうに動くのだ。

カメラを振っているような感じだが、もっと機械的で不自然な動き方。古いシネスコサイズ映画などでは飛距離が伸びるので特に顕著だった。

これはテレビ局側の編集でやっていることであり、作品演出とは関係ないパンニングであるオリジナルではふたりの会話を定点でじっくり撮っているはずのシーンなのに、テレビ放映では画面がひっきりなしに左右に動いてやけにアクティブニュアンスになってしまうこともあった。それでよしとされていたのである

 

さらに、

「画面いっぱいに重要ものが映っている時はどうするの?」

という疑問もわく。

そういう時は、画面を横方向圧縮していた。アッチョンブリケしていたのである

これが多かったのは、出演者名前が画面いっぱいに列挙されるようなオープニングロール役者さんの名前絶対に見切れてはいけないからね。

画面に映っているすべてのものが縦長にゆがんでしまうが、縦横比を保って縮小すると字がかなり小さくなってしまう。

テレビ放送の水平走査は525本、ここにビスタサイズの画面をレターボックス投影すると高さの解像度は284本分にしかならない。これでは「山城新伍友情出演」みたいな小さい文字はツブれて読めなくなってしまう。

ゆがんでてもいいから読めるように映す、それでよしとされていたのである

2023-02-28

最近観た映画

バグダッド・カフェ:中盤までは退屈だったけど、主人との友情が芽生えて居場所を得始めてからは良かった 人情モノだけど押し付けがましくなくて、どこか淡々としていたのが良かった

13日の金曜日(1、2、8):ワンパターン面白くなかった 8は全然NYに行かなくて求めてたシーンは数分くらいだった

エボリューション:まんま宇宙人ゴーストバスターズ 軽妙な会話をメインに気楽に観られる感じで面白かった

ゲット・アウト黒人へのズレた敬意とアウェー感が一番のホラーだった 眼差される不快感はNOPEでも描かれていたし、大切なテーマなんだと思う

アス:ゲット・アウトに比べて、テーマと描き方が抽象的で分かりにくかった 一応種明かしはされど、不条理のままな部分も多かったので、そこはホラーとして陳腐にならない気がして好き 寓話としての解釈ゆとりも広がるというもの

ドクタースリープシャイニングの続編というよりは世界観を共有する別作って感じ ホラーというか能力バトルだった 銃で倒せる相手は銃で、という所がなんか納得感があって良いね 銃で倒せちゃうかいって気もするが

ブラッククランマン面白かった 黒人はもとより、WASPのつもりでいるユダヤ教徒自身社会的属性と向き合うのが良かった 最後いきなりマイケル・ムーアめいた感じになって、エンタメとして消費して終わる、ともすれば外部化してしまう呑気な観客を逃さない感じも良かった

ブレット・トレインキル・ビルとか忍殺のエッセンスアンジャッシュで包み込んだ感じで面白かった トーマス義務教育を終えた男とか、セコい脅迫で人を自分反抗期に巻き込むクソ女とか、キャラが立ってて良かった 米原のシーンは、ニッチさに加えて自覚的なトンチキですよというエクスキューズのようにも思えてウケた

レザボア・ドッグス倉庫での画が続く密室サスペンス?で舞台っぽさを感じた 冒頭の他愛ない会話があんまりハマらなかったけど、オープニングはかっこよかった 人の良さが裏目に出るのは辛いね 徐々に明かされるバックボーンを踏まえて繰り返し観ると面白いのかもしれない オープニングロールタランティーノ出てるんだって思ったけど、顔を知らんから誰が彼なのか分からんかった

2023-02-24

映画ってキャラクター説明や、本題の事件が起きるまでのお膳立てみたいな、前置き部分が退屈になりがちな気がする。

スターウォーズはそこをオープニングロールの黄文字で端折って、毎回冒頭でなんかピンチになってる美味しい所から始まるのが斬新な手法というか、面白さの一つのような気がする。

マトリックスリローデッドみたいに、クライマックスのシーンを冒頭で意味深に断片的に出してフックにするやつも悪くはないと思う。

m:iは毎回冒頭のミッションに失敗して潔白を証明するってパターン様式美ではあるけど、「でもどうせ失敗するじゃん」って冷めた気持ちにもなりがちな気がする。

2020-02-05

映画CATS観たけど、猫人間気持ち悪さとかの問題じゃないんだよ!

舞台(劇団四季)のCATSを観た上で映画を観た。

人間別にいいよ。すぐに慣れる。

CG処理していることによってダンスの良さがいまいち伝わりにくいのはもったいないなぁとは思うけど、まぁ許せない程ではない。

じゃあ何がダメかっていうと、歌の盛り上がりが全然無いこと。

CATSストーリーなんか無いし、期待してないから、歌を盛り上げることだけに集中して欲しかった。

個人的に残念だったのは、

・ガスの歌ショボすぎ。

舞台の時はもっとしっかり歌ってた。

映画のは語りみたいで、かつ音程不安定にするような演出で見応え無し。

映画にするなら、ガスの全盛期の回想とか入れてくれればアガルのに。

グロールタイガーショボすぎ。

舞台では、ガスが演じてる架空の役であり、その中ではきちんと威厳があるが、

映画ではグロールタイガー実在してて、マキャビティのショボい手下扱い。

グロールタイガー実在させると、どうしてもマキャビティと比べちゃうことになって、どっちが格が上なのかとかの話になってしまう。

ミストフェリー気弱すぎ。

歌う前に覚悟を決めるシーンでも入れてハッタリでいいから軽やかにやれ。

何回も失敗しすぎ。いい加減ウザくなってきて、最後成功も盛り上がりに欠けてた。

・グリザベラ泣きすぎ

これも、歌う前に覚悟を決めるシーンでも入れて歌はしっかり歌え。

歌い泣きが長くてだれる。

・マキャビティコート脱ぐな

コート来てる時はなかなか威厳があったが、脱ぐとなんかショボい。


良かったところをあげるなら、

ミストフェリーズのシーンの雰囲気は良い

場面変化があって映像がきれいタップダンスはアガル

でも「濃いめ!」が俺は聞きたかった。

これって劇団四季演出なのかな?

映画なんだから、各猫で全部場面変化があった方が良かったなって思った。

そうすれば次は何かなってずっとワクワクできたのに。

 
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