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はてなキーワード: 書籍化とは

2023-12-18

小説の最終選考残って喜んでたらただひたすらに地獄だった

スペック

投稿歴 7年(うちブランク3年ぐらいだから実質4,5年)

書いているジャンル 大衆文学系 長編の賞に応募しがち

都内在住のアラサー 小説家になりたいと思い始めたのは高校生ぐらいか

愚痴から匿名投稿の方がいいかと思って。

俺は大学生の時から小説をシコシコ書いて賞に応募していた。学生の時は、短編は一次通過するけど長編は棒にも端にも、みたいな、まあよくあるワナビーだった。

それでもめげずに、なんとかつづけた。

二十代半ばから、出したらだいたい通過するようになった。二次まで通るようになったので、何回か編集部からコメントがもらえたりした。

そんで今年、初めて最終選考まで通過した。もちろんうれしかったけど、地獄みたいな時間だった。

一カ月も結果を待ってなきゃいけない……ただそれだけなんだけど、落ちたらどれだけ落ち込まなきゃいけないんだろう、みたいなことを延々考えてしまって、意識を保っていること自体苦痛だった。

一回目は正直本命の賞じゃなかったから、つらかったけど、落ちたあとはわりとケロッとしていた。

問題二つ目。今年二回も最終に残ったんですよ。働きながら。すごない?

けどこれが本当に本当に地獄すぎた。毎日結果のことを考えて泣いた。起こってもいないのにすでに絶望していた。

前回の賞と違って本命度が違ったというのが大きいと思う。賞金もちょっとした年収ぐらい出る。書籍化約束されている。名だたる作家を輩出している名門の新人賞

もしこれでデビューが決まったら……めちゃくちゃ楽だよなあ……そう、思ってしまう。そんなふうに思ってしま自分の心の弱さに、また涙がでる。その繰り返しだった。毎日毎日

俺は一年に一本長編小説を書いていて、500枚ぐらい(15万字ぐらい)になるので一年がかりの大がかりの作業だ。これがもうものすごく疲れる。

会社員ではないが仕事をしながら執筆しているので、普通に忙しい。バイトではなく自営なので、繁忙期は仕事してるだけでわりとハードだ。

学生の時はあまり思わなかったが、仕事していると常々思う。

仕事して金稼ぐ方が圧倒的に楽だよなあ、と。

あたりまえのことだがデビューしていない人間の書く原稿原稿はいっっっっっっっっっっっっさい発生しない。あたりまえだ。

あたりまえではあるのだが、仕事をする一時間原稿を書く一時間で生み出すものの差を思うと泣きそうになる。

もちろん金のことを言い出すのは言いっこなしだと思う。でも、何年もやっていると、どうしても、バカみたいな時間だよなあ、と思ってしまう。

学生の頃、小説を書くだけあって俺には全く協調性がなく、みんなと一緒に頑張って何かをする的なことが全然できなかった。そういう自分の性根をわかっていたので、就活をしながらも(小説家にならないとどっかで人生詰むだろうな)と思っていた。実際会社員を数年やっていたが全然ダメダメだったし、給与キャリア全然上がる見込みがなかった。

けど独立してみたら案外イケた。一人親方仕事をする分には俺はわりとうまくいく側の人間だったらしい。月70万~90万ぐらい、バッと稼げるようになった。会社員の時は手取り25万とかだったのに。

手取り25万の会社員の頃、仕事へのモチベーションは皆無で、(まあでも俺小説家になるっていう切り札隠し持ってますし?)(賞獲ったら一気に出し抜くぜ)と思ってどうにか、キャリアを積めそうにないことをごまかしていた。同世代たちが中間管理職になったり後輩指導したりしてるのを、すごいなあと思いながらも、自分がどうやらそこにはいけなそうなことにないことに絶望したり、バリバリ働いて稼いでいるらしき同世代らに対して醜いコンプレックスを感じたりしていた。小説家になりたい、と思っている一方で、同世代よりは年収稼ぎたい、とか、出世してみたい、とか、そういう世間一般に即した野望も捨てきれずにいた。要するにすごくどっちつかずだった。

会社を辞めたのにはいろいろ理由があったのだが、辞めたら適性があっていたのか会社員時代よりいろいろうまくいった。

仕事内容も自分の得意分野だしやってみたかった憧れの仕事だった。ものすごくあっさりと年収が上がったし、お金を遣える幅も変わった。

そうなったとき、あれ?と思った。俺小説をわざわざ苦しんでまで書かなくても楽しくない? と。

話は戻る。最終選考の結果、落ちた。振出しに戻った。

あーーーー自殺したい、と心から思った。それを実行するには成功率ものすごい低いらしいと知っているので試しもしなかったが、何をしても、もう、楽しくない、と思った。

落ちたことよりも、落ちたということはまた最終選考に残って、はらはらするひと月を過ごすこの地獄みたいな体験を繰り返さなければいけないのかということが、とんでもない苦痛に思えた。今も思う。一応原稿は書いてるけど、今後どうしていいかよくわからない。

二回も残るってことは才能があるんだと思う。でも、ここ継続できるかどうかも才能の一つだ。ここでダメなら小説家になれたとしても続かない。

みんな、やたらと頑張ってって言ってくれるけど、努力している人を応援することで夢に乗っかりたいだけなんじゃないのかって最低なことを思ってしまう。

小説を書くことだけじゃない。夢を見続けるのにも体力がいる。

最終選考どころか選考通過もせず、小説誌の選考結果ページに自分ペンネームがないことに絶望してはしょげかえっていた学生時代自分に言いたい。

どうにかここまではこぎつけた、でも、ここはここで地獄だぜ、と。

AV女優とかお笑い芸人とかが小説書いて出版してるのみると正直発狂しそうになる。俺も何か突飛なプロフィールあればカドカワあたりが拾ってくれるんだろうか、とかね。

読書ぐらいしか好きなことないから金は売るほどあるし人生それなりに楽しい

それでも俺は小説家をこれからも目指すんだろうか。今はもうよくわからない。疲れてるから小説家目指してるとは思えないぐらいの駄文だけど小説家なりたいワナビに届いてほしい。

2023-12-14

anond:20231214110405

周知のこと過ぎるからだれもいわんだけだぜ

 

異世界転生がはやったとかは10年前、って事実をまずは認識してもらって。

web流行ってから物理書籍化して、それがコミカライズして、それからアニメなんで、お前がみている流行りは最前線はるか後ろだ。

2023-11-29

暇空茜の弁護士過去が壮絶すぎる

和 1 年(受)第 877 号、令和 1 年(受)第 878 号

父親は幼少期に、他国から父母など同胞集団と共に来日し、帰化した。

多子家庭で育つも経済環境には恵まれ大学院にまで進学(中退)、自営業成功を収める。

母親は複雑な家庭環境に育ち、中卒で水商売をしていた。

客として訪れた父親結婚するも、精神的に不安定な面が強く離婚母子家庭でAを育てる。

Aが4歳の時に、Aの前で飛び降り自殺した。

Aは祖母に引き取られた。

後に偏差値70の学部へ進学するほどAは学業優秀であるが、小学生の頃はやる気にムラがあり評価は良くなかった。

教師を見下すような言動を取り、しばしば暴力問題を起こした。

祖母はAに体罰を行い喧嘩をすることがよくあったが、Aが中学生になると敵わなくなり、Aは父親に引き取られた。

Aは私立中学校に通っていたが、そこでも粗暴な行動が目立った。

教師には、一見すると真面目そうで勉強もよく出来るが心の教育ができていないと評された。

父親はAと仲良くしたい、一緒に遊んだりしたいと干渉していたが、Aは父親嫌悪して遠ざけようとしていた。

Aの粗暴行為が目立つため、中学2年生時のキャンプで、学校側はAを強制的に不参加にした。

キャンプに行けなかったことはAにとって非常に強い屈辱であり、その後の人生につきまとう出来事になった。

中学3年生の時、Aは同級生に嫌味を言われたと憤り、塾帰りの同級生が歩く夜道で待ち伏せし、ゴルフクラブを振り回しながら追いかけた。

暴行する意図はなく、驚かせて悔い改めさせようとしただけだが、Aは保護され、保護観察処分となった。

Aは私立中学を辞めて公立中へ転校した。

父親心配してAを病院に通わせ、そこで初めてAに高機能自閉症があるとわかった。

本人には自閉症のことは知らされなかった。

中学卒業後、保護観察や通院などの関係で1年遅れて、Aは高偏差値高校へ進学した。

小中では知的欲求を満たされないことで教師侮蔑する態度の強かったAだが、高校では勉強に熱中し、徹夜して好きで勉強することもあった。

しか体育教師に対しては粗暴な振る舞いをし、「そんな態度なら授業に出るな」と言われ、Aは体育に出なくなった。

出席日数不足のため進級できないと学校側に勧告され、父親自閉症のことを明かし、Aも知るところとなった。

自閉症ならば仕方ないと学校特別にAの進級を認めた。

Aは自閉症ことなど調べるうちに、キャンプの件が理由PTSDになっているのだという結論に達し、警察被害を訴えに行くも取り合われなかった。

中学校を訴えてほしいと父親に頼むも、父親ははぐらかすばかりで一向に行動に出なかった。

Aは同級生中傷文を校内で流布したり、女子生徒に執拗求愛することでもしばしば問題となった。

17歳の時、Aは町中で行列に並んでいた際に、後ろの者にリュックをさわられたと怒り、通報して警察官を呼び出した。

警察官が事情聴取リュックも調べると、中には刃渡り8cmの刃物があり、銃刀法違反でAは保護された。

Aの担当となった家庭裁判所調査官は、心理学者でもあった。

調査官に対しAは様々な不満を漏らした。

父親仕事の都合でたびたび祖国に戻り家を空ける一方で、居る時にはAに対し過干渉でAの寝所は仕切りがなくプライバシーがなかった。

調査官は仕切りをつくってあげるようにするなど父親アドバイスをした。

Aは父親をひどく嫌っており、母親自殺目撃について特に心傷はないが、そのせいで父親と暮らさなければいけないことが不服であると語った。

キャンプに行けなかったことはAの心の傷であり、当然の権利が奪われた、権利回復のために今からでもキャンプに参加させよと主張した。

18歳の青年中学生に混じってキャンプに行くのはおかしいと調査官に言われても、Aはこだわり続けた。

合法的キャンプに混じれないのならば非合法方法でもいいからと、中学校脅迫めいた手紙を送ることもあった。

高校卒業後、Aは偏差値70の名門大学に入り、弁護士になるために学ぶようになった。

AのIQは140ほどある。

最優域知能と発達障害による特性学術的興味を持ち、調査官は国の許可を得た上でAについての論文を発表した。

Aの論文は他の少年の事例と併せて書籍化された。

書籍発売から何年も経った後で、調査官に書籍のことを話され、Aは初めて書籍について知った。

Aはプライバシー侵害として、調査官と出版社を訴え、国家賠償請求も行った。

民事裁判最高裁でAが敗訴し、国賠でも敗訴となった。

Aは今年に入ってから現在では大学教授である調査官が書籍心理学教科書扱いして頒布しているとして、再び元調査官を訴えた。

2023-11-25

anond:20231122114755

いまちょっと見たら、カクヨムなんかではまだPVもたくさん取れて書籍化バンバンしてるみたいだけど、この辺はサイトごとの色の違いかな?

2023-11-22

anond:20231122224118

現代ネット収益モデルなんて広告が大半だろ

そんなことも知らなかったのか

書籍化もあり得るしな

anond:20231122223816

異世界系の小説を書く実例存在します。おすすめサイトは以下の通りです:

1. **小説家になろう**¹:2004年運営を開始した老舗の小説投稿サイトで、日本最大級小説投稿サイトと言われています¹。『Re:ゼロから始める異世界生活』、『異世界居酒屋「のぶ」』、『転生したらスライムだった件』、『君の膵臓をたべたい』など、多数のライトノベル作品が、ここで人気を博したこときっかけに書籍化されています¹。

2. **カクヨム**¹:2016年正式オープンした小説投稿サイトで、出版社であるKADOKAWA運営しています¹。登録会員数は、100万人を突破していると2023年3月28日カクヨムが発表しています¹。

3. **ノベルアップ+**¹:2019年運営スタートした新興の小説投稿サイトです¹。

これらのサイトは、異世界系の小説が人気で、書籍化可能性も高いです¹²。ただし、どのサイトを選ぶかは、あなたが書きたい内容やスタイル、目指す読者層などによります¹。それぞれのサイト提供する環境ツールコミュニティ理解し、自分創作活動に最適な場所を見つけることが大切です¹。

ソース: Bing との会話 2023/11/22

(1) 2023年おすすめしたい小説投稿サイト8選 / ネット小説を書く .... https://tadeku.net/83288/.

(2) 異世界小説おすすめ人気ランキング20選【面白いファンタジー .... https://ranking.goo.ne.jp/select/2256.

(3) おすすめ小説投稿サイト27選【最新2023年版一覧】 - Web .... https://creative-story.net/novelsaito/.

(4) 小説を書くのにおすすめの「小説投稿サイト」を厳選して紹介 .... https://www.dokusyo-geek-ki.com/entry/novel_posting_site.

(5) 検索結果(累計ランキング) - カクヨム. https://kakuyomu.jp/search?genre_name=fantasy&order=popular.

(6) undefined. https://www.amazon.co.jp.

なろう系の小説投稿したいんやが、書籍化狙うならカクヨムの方がええんかな?それとも、なろうの賞レース狙ったほうがいい?女性向けならランキング狙いでなろう一択なんやが…とか言ってる暇あるなら、とりあえず書いて投稿してみろって話よな。

すでにアカウントも持ってるし、なろうでいいか。1日に1万文字くらい書けたらすぐなんだけどなあ…

2023-11-14

ボーカロイド音楽論」(ぱてゼミ)は何故あまり批判されないのか

追記そもそも「何故もっと批判されるべきなのか」については、【最後に】の後に追記した(2023/11/15)。

【背景】

 東京大学東京芸術大学では、鮎川ぱて氏(以後、ぱて講師)による「ボーカロイド音楽論」という講義が開講されている。東京大学の方の講義はぱて講師による著書『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』においてその過去の内容が公開されている。このダイアリーの筆者(以後、「筆者」)は「ボーカロイド音楽論」の元受講生であり、書籍を購入し一読した。同講義Twitter(現X)での実況が推奨されておりTwitter上で一つの活発な動きを毎年見せているが、「ぱてゼミ 批判」「ボーカロイド音楽論 批判」などと検索しても同講義に対する明確な批判ツイートはヒットしない(Twitter検索システムが悪いという可能性は保留する)。書籍についても、これに批判的な書評Amazonレビューやブックメーターにわずかに存在するのみである講義内容全体のレビューはそれらに譲るとして、本ダイアリーは、この「批判の少なさ」の原因について仮説を立てることを目的とする。

 本ダイアリーは直接の筆者の特定を避けるため匿名形式をとっている。内容について「そんなの当たり前じゃん」「その仮説は的外れだ」と思う読者もいるかもしれないが、このように書き残さなければ何も始まらないということでご容赦願いたい。また、筆者は全ての年度や東京芸術大学講義を聴講したわけではないこと、このダイアリーの内容は主に『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』の初版第一刷(以下、書籍)に基づいていることを断っておく。

【本論】

まず結論として、 「ボーカロイド音楽論」に対する批判の少なさの原因として、筆者は次の4点を提唱する。

1. 媒体:現地で行う音声形式講義では記録に基づく批判が困難であるという点。

2. 受け手資質講義対象となる学生や読者のほとんどはその議題についての非専門家であり、しか批判に割くだけのリソースを持っていないという点。

3. 内容:この講義の内容が批判を先んじて封じてしまうように作られている点。

4. コミュニティ:この講義ボーカロイド音楽が好きな東大生のうち一部を迎え入れるコミュニティ形成する役割を同時に担っており、コミュニティ批判との相性が悪いという点。

以下、これらの点を順に見ていく。

1. 媒体

 書籍が発売される前、「ボーカロイド音楽論」(以下、この講義)は大学の構内の教室で開講されているのみであった(初回の何回かこそニコニコ動画配信されたが)。そこではぱて講師の口頭でのみ内容が話され、レジュメは一枚も配られることなく、板書も最低限であった。言われたこと全てを紙に書きとるのはほとんど誰にもできないだろう。従って口頭の講義に基づく批判は、言った言わないの水掛け論になってしまやすい。現に筆者がこのようなダイアリーを書くことができるのも書籍が発売され、何を書いてあり何を書いていないかを把握し見直すことが可能になったかである

2. 受け手資質

 この講義は主として東京大学教養学部学生に対して開講されたものである。その多くはこの講義で取り扱った多くの思想概念の(多くとも)全てについて専門家であるというわけではない。またぱて講師自身もそれら全ての専門家でないことは講義中に明言している(85ページ脚注5など)。従ってぱて講師によるそれらの援用が妥当でない可能性は常にあるが、そのような観点から検討をすることは学生にとって難しいだろう(勿論専門家のみがそれらを扱うべきだという立場をとることは避けなければならないが)。さらに言えば、進振りのための勉強で忙しい学生にはわざわざこの講義批判するためだけに捧げる時間も体力も残っていないということ(そしてこの講義のもの大学が門を閉める時間まで延長していることもそれらのリソースを奪う一端となっていること)を指摘しなければならない。これは書籍の読者の多くについても同じである

3. 内容

 ここでは書籍でぱて講師が用いた概念の内容が批判を先んじて封じる性質を持つことと、ぱて講師が「論じるべき内容を論じなかった」ことが批判すべき点を覆い隠す機能を持っていることを指摘する。

 まず、ぱて講師はテマティスム(テーマ批評)に則ってボカロ曲評論するとしている。ぱて講師の言うテマティスムとは、以下に抜粋する通りである

「テマティスムは、作家メッセージをその意図の通りに読み取るということではありません。そうではなくて、むしろ作家作品の細部から作家自身も気づいていなかったかもしれないテーマ抽出し、作品価値を読み替えていく。それがテーマ批評という手法です。」(40ページ14行目-41ページ1行目)

さらに、この講義の鍵となる概念の一つとして「アンチ・セクシュアル」をぱて講師提唱している。以下に書籍抜粋を示す。

「本講義の当面のキーワードは『アンチ・セクシュアル』です。性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱う感性が、ボカロシーンには多く見られ、そして支持されました。なにに比してかというと、いわゆるふつうのJポップに比してです。Jポップのチャートを見れば瞭然でしょう。ラブソングばかりです。」(42ページ8-12行目)

「『アンチ』といっても、それは必ずしも単純な否定のことだけを指しません。性愛を疑ってみたり、気持ち悪いもののように言ってみたり、ときにそれは、米津玄師において見られたように、アンビヴァレントな愛憎を差し向けるというかたちをとることもあるでしょう。」(43ページ2-4行目)

 つまるところ、「テマティスムを用いれば、性や愛をめぐる通念を自明とせずに扱う感性(単なる否定に限らない)をボーカロイド音楽から読み取ることができ、そのような音楽がシーンの人気を博した。一方で「いわゆるふつうのJポップ」からはそのような読み取り方のできない曲が人気を博している。」という主張をぱて講師はしているということになる。この主張に当たって用いた「テマティスム」と「アンチ・セクシュアル」の二つの概念は、この主張に対する批判として想定される「作者はそこまで考えていないと思う」型の主張や「この曲は性や愛めぐる通念を否定しているとまでは言い切れない」型の主張を先んじて封じる機能を持つ。このため、読者がすぐに思いつく形での批判ができず、ぱて講師の主張に対する批判が少ないことに寄与していると考えられる。

 もう一つ批判封じに寄与しているのは、「論じるべきところを論じていない」ということである。「いわゆるふつうのJポップ」についての記述に注目すると、ここでぱて講師が行わなければならないのは、

①「いわゆるふつうのJポップ」を「『アンチ・セクシュアル』な感性を持たないJポップ」以外の形で定義すること

個別楽曲評論を通じて「いわゆるふつうのJポップ」に該当する曲に「アンチ・セクシュアル」な感性が備わっていないことを論じること

③それが「Jポップのチャート」に非常に多く見られることを指摘すること

であるしか書籍の中で「いわゆるふつうのJポップ」についての言及があるのはここのみで、上記3つ全てを行っていない(ぱて講師言葉を借りれば、「瞭然」という「感覚思考俎上に載せ」ていない)。それもそのはず、「テマティスム」と「アンチ・セクシュアルな感性」を用いた読解だけではこのようなことは到底不可能からである。「テマティスム」は確かに「作者の意図」に縛られない自由評論の基礎であるが、それは同時に評論者次第でどうとでも言えてしまうことを意味する。同じ曲が違う評論家によって「アンチ・セクシュアル」であったりそうでなかったりする。もし「そうは言ってもこじつけってものがあるでしょ」と思うのであればそれは「良い評論」の基準として「テマティスム」以外の何かを想定していることになる。さらに言えば、「アンチ・セクシュアル」という概念の幅も広い。同じ言葉賞賛にも皮肉にもなる世界で、「性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱」っているかどうかを「テマティスム」のみで確定させるのは不可能だ。つまるところ、ぱて講師が「いわゆるふつうのJポップ」を論じないことは「テマティスム」の持つ脆弱性、あるいは、「何でも言えてしまうが故に何も言うことができない」性を(本人の意図とは無関係に)覆い隠し、批判を予防することに寄与していると言える。

4. コミュニティ

現地での講義に付随する活動として、コンピレーションアルバム作成ちょっとした食事会など、ボーカロイド文化が好きな東大生のためのコミュニティ積極的提供する姿勢をぱて講師は見せている。それ自体マイノリティたる若者鼓舞するという目的からすれば妥当であるが、評論の面ではこれが裏目に出ている。余程肝が据わっていない限り人間は、自分を匿ってくれるコミュニティの発起人の言うことに盾突いたその先を恐れる。発起人自身が何とも思っていなくても、同じコミュニティの仲間から邪険に扱われるかもしれない。仲間が何とも思っていなくても、内なる自分が責め立てる...。こうなれば講義批判するのは難しい(批判したとて有耶無耶に言いくるめられるだけだ、という疑念もあろうが)。「肝を据わらせろ」という主張はマッチョイズムなのでしないが、しかコミュニティ形成するとはそういうことなである

最後に】

 「ボーカロイド音楽論」の講義書籍化されたことは、この講義自身にとって、そしてボカロシーンにとっての大きな一歩であると筆者は考える。内容の巧拙政治的立場はともかく、書籍化されたことによってこの講義は「亡くなったボカロPを悼み、内輪でボカロ曲をべた褒めする会」になってしま未来を脱して、元受講者やボカロ関係者を含む全ての人の衆目に晒され、批判され、検討され、洗練され、時に新たな論を生み出していくことができるようになった。後は実際にそうしていくだけである。筆者よりもっと優れた批判をできる人は多くいるはずなので、後は彼らに託してこのダイアリーの締めとする。

追記:何故もっと批判されるべきなのか】

 強い言葉で言えば、

「『ボーカロイド音楽論』などと大層な看板を出しながら、その実著名な学者の業績を形だけ借り"正しい"思想を添えた類推だらけの持論を『教養』と称し、[『教養』]と[『教養』を並べ立てた個別楽曲評論]を弱い脈絡の下で繋げただけの、部分を詳細に語っただけで全体を語った気になっている、評論と呼ぶべきなのかもわからないものが、まともに批判されずに学生の間や世の中に広まることが許せないから」

である(「まともに批判されずに学生の間や世の中に広まる」という心配杞憂であってほしいが)。

 筆者がこの講義書籍の内容が批判されるべきであると考えている理由は3つあり、これらを以下に簡潔に説明することで追記とする(注あり)。

1. タイトル詐欺:「ボーカロイド音楽論」を名乗りながら、その大部分は個別作品の読解に費やされている上、それらを踏まえて「ボーカロイド音楽とはなにか」をまとめて論じている内容が存在しないこと。

2. 「思考俎上」に載せる「感覚」の選び方の恣意性:本論で述べたように、思考必要なぱて講師感覚があるにも拘わらずそれを思考した形跡が存在しない箇所が見られること。

3. 「思考」の粗雑さ:「感覚」を正当化する目的しか思考」が用いられていないこと。「思考」に用いた「教養」の内容もそれぞれの分野を専攻した読者から見れば的外れものになっていること(注1)。「類推」や「テーマ批評」などのいくらでもこじつけることが可能手法を用いているのに、何故その手法を用いるべきなのか、その手法限界はどこにあるのか、といった説明がされていないこと。

注1:少なくとも一つの例として、筆者が専攻していた生物学に関連した部分を挙げる。リチャード・ドーキンス書籍利己的な遺伝子』に言及した後、「しかしこれらのような個体利他行動も、種や遺伝子主語にすると、自らを温存するための利他行動にすぎない。」(54ページ8-9行目)と段落を結び、その後「性はこのように、種の都合のための機能主義的なプログラムであるという言い方もできるわけです。」(54ページ18-19行目)と主張している。結論から言えば、この言い方はできない。生物学を学んだことがある人物なら絶対にこのような主張はしない。進化の結果としてある個体Aが(同種とは限らない)他個体Bに利他行動をする形質を獲得する条件はあくまで「それが後に個体A自身生存繁殖に有利となる可能性が十分高い」あるいは「個体Aと個体Bで利他行動に関連する遺伝子を共有している」であり、そこに「種」の概念は一切関係しないかである。(遺伝子自然選択対象となり得るのに対して)「種」という概念は観察者が生物を分類する際の線引きのツールであって、自然選択対象として観察可能ものではない以上、「性は種の都合のためのプログラムである」ということを(観察によって)事実として得ることもできない。つまり「種」を全体と見立て個体」を部分と見立てるような類推は成立しない。百歩譲って「利他行動に関連する(種を問わず)同じ遺伝子を持つ全ての個体」を全体とみなす形で類推を成立させるとしても、それは「類推を成立させるためだけに拵えた全体」であることを指摘しておく。

2023-11-03

anond:20231103222504

×面白い認知を得たカリスマが本を出す。

インプレッション数が多いだけの一般人専門家面して本を出す。

編集も売れるから売ってるだけでしょ。だから判断基準フォロワー数なだけだし。

面白いから書籍化するのであればフォロワー数なんて気にしない。

人を集めるのだって面白さやカリスマ性ではなくて、どれだけ人目に触れたかってだけしか因数になってない。

youtuberとか面白いと思ったことないわ。

インターネット有名人書籍化が深刻

インターネットで「面白い」と認知を得た人たち、大体一定期間なんかしてその間のブログやらTwitter書籍化するムーブ増えてる

面白いという名のカリスマたちが頻出し、その瞬間、瞬間を文字にすることで、一時代文化を築き上げた。

だが、風が変われば、それらは塵と化す。昔のネットの民は、独自文化プライドを持っていたものだが、今ではその影すら薄れつつある。

昨日までの「炎上」は今日の「古新聞」となり、何者かに拾われて書籍の一ページを飾る。

なんという速さで情報陳腐化し、なんという手軽さで「書籍化」なる産業の一部に取り込まれていくことか。

私たちが日々吐き出した言葉が、ただの商品として、何の感慨もなく棚に並べられる。

ブログTwitter、かつてはそこに自らの生の声を響かせていたが、今ではそれも過去遺物

つの間にかコンテンツを「コンテンツ化」することが目的と化している。

本当に価値あるのは、言葉にならない日常深淵であり、そこに息づく真実なのではないだろうか。

「昔は良かった」というセリフは、インターネット老害とでも揶揄されるのか。

しかし、本質を見失い、表層のキラキラしたものだけを追い求める風潮には、もううんざりだ。

本来自由であるはずのインターネットが、一体いつからこんなにも形骸化し、書籍の一コマを争う場となったのか。

2023-11-02

有名になった途端に話しかけてくる人たちってどうしたらいいの

5年くらいコツコツとTwitter漫画を載せてて、最近やっと出版社に拾ってもらって書籍化することになった

全然バズらなかったけどとある回をインフルエンサーRTしてくれてそこから急激に人気になって…という流れだった

からコメントをくれてた読者や作家仲間からの祝福はもちろんありがたいし、リプも丁寧に返してる

でも増えたのは「昔ちょっと仲良かったけど最近ほとんど関わりがなく、人気になった途端に友達アピールする人」で、

こういう人にはどう返事したらいいんだろう

お久しぶりですw」なんて頭につけるとか?なんか人気が出た時に限って乗ってくるのがムカつくんだよね

2023-10-24

現代ラノベは超ラブコメブームです

これに関しては多分追っかけなくなった方も多いと思うのでこっちに現在進行形ラノベラブコメブームとただ当時のラブコメとは少し毛色が違っているよって話を書いておきます

まず、現在ラノベラブコメ事情に関してなのですが、ぶっちゃけるとラブコメ系の作品が出ない月がないくらいに猫も杓子もラブコメです。

この辺りは小説投稿サイトカクヨムの影響も大きかったりします。

ttps://kakuyomu.jp/publication/

こちらはカクヨム書籍化ゲーム化された作品の一覧でファンタジー作品が変わらず多いですが、ラブコメ作品もかなり採用されています

アニメ化されたものだと「継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない」だったり、あと最近ラノベ系のアニメCMでおなじみの「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」もカクヨム出身です。

他でも「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」、前期だと「夢見る男子現実主義者」、今期だと「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」アニメ化決定した「ロシア語でデレる隣のアーリャさん」「義妹生活」などなど……ファンタジー作品の次に、ないし、同等レベル流行っているといっても過言ではないジャンルになっております

ただおそらく前の筆者が上げている作品現代作品だと少し毛色が異なります

まずハーレムラブコメとなるもの結構少なくなってきていますヒロイン要素は多くても2人くらいで「誰かを選択する物語」ではなく「一人のヒロイン交流を深めていき、その日常を描く」形の作品が増えてきました

なので、以前のラブコメでは「告白」や「付き合う」といったイベントが終盤に描かれていましたが、現代ではもう3巻ぐらいまでに付き合ってしまって、そこからイチャイチャを描きつつ、高校生活で起こる問題や将来に向き合っていく、みたいな作品が増えてきました

(これに関してはさくら荘のペットな彼女と同じ作者が書いた「青春ブタ野郎シリーズなどが走りとも言えますが、あれをラブコメと言っていいのかは意見が分かれるところだとは思います

なので、ハーレム告白するしないの緊張感みたいなのがラブコメ本質やろがい!となる派閥にとっては物足りない内容かもしれません。

そんなあなたハーレムラブコメ距離感を味わえる作品として電撃文庫の「わたし、二番目の彼女でいいから」をおすすめしておきます

文字通り最新刊まで行くととってもハーレムラブコメなのでおすすめです。

森見登美彦世界観スクールデイズできるのはこの作家だけだと思います

皆さんも是非読んでみてください。よろしくお願い致しま

現在ラノベは超ラブコメブームなのです

これに関しては多分追っかけなくなったことも多いと思うのでこっちに現在進行形ラノベラブコメブームとただ当時のラブコメとは少し毛色が違っているよって話を書いておきます

まず、現在ラノベラブコメ事情に関してなのですが、ぶっちゃけるとラブコメ系の作品が出ない月がないくらいに猫も杓子もラブコメです。

この辺りは小説投稿サイトカクヨムの影響も大きかったりします。

ttps://kakuyomu.jp/publication/

こちらはカクヨム書籍化ゲーム化された作品の一覧でファンタジー作品が変わらず多いですが、ラブコメ作品もかなり採用されています

アニメ化されたものだと「継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない」だったり、あと最近ラノベ系のアニメCMでおなじみの「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」もカクヨム出身です。

他でも「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」、前期だと「夢見る男子現実主義者」、今期だと「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」アニメ化決定した「ロシア語でデレる隣のアーリャさん」「義妹生活」などなど……ファンタジー作品の次に、ないし、同等レベル流行っているといっても過言ではないジャンルになっております

ただおそらく前の筆者が上げている作品現代作品だと少し毛色が異なります

まずハーレムラブコメとなるもの結構少なくなってきていますヒロイン要素は多くても2人くらいで「誰かを選択する物語」ではなく「一人のヒロイン交流を深めていき、その日常を描く」形の作品が増えてきました

なので、以前のラブコメでは「告白」や「付き合う」といったイベントが終盤に描かれていましたが、現代ではもう3巻ぐらいまでに付き合ってしまって、そこからイチャイチャを描きつつ、高校生活で起こる問題や将来に向き合っていく、みたいな作品が増えてきました

(これに関してはさくら荘のペットな彼女と同じ作者が書いた「青春ブタ野郎シリーズなどが走りとも言えますが、あれをラブコメと言っていいのかは意見が分かれるところだとは思います

なので、ハーレム告白するしないの緊張感みたいなのがラブコメ本質やろがい!となる派閥にとっては物足りない内容かもしれません。

そんなあなたハーレムラブコメ距離感を味わえる作品として電撃文庫の「わたし、二番目の彼女でいいから」をおすすめしておきます

文字通り最新刊まで行くととってもハーレムラブコメなのでおすすめです。

森見登美彦世界観スクールデイズできるのはこの作家だけだと思います

皆さんも是非読んでみてください。よろしくお願い致しま

2023-10-22

オススメWeb小説

何か読もうと思うんだけど全然候補多すぎてわかんね

書籍化してない奴で「これは俺が自信を持ってオススメする!」みたいなのあったら教えて

ちな読書歴1年未満

好きな作者とかよくわからないけど湊かなえとか面白かった

2023-10-15

なろう系小説?を初めて読んだけれども、書籍化されるものはやはり

きちっと成立してて面白いな、と。

2023-10-14

はてなブックマークコメントは正答率1%

https://anond.hatelabo.jp/20231013181054

この記事に対する正解は「これはネカマが書いた釣りであり相手にする必要がない」である

コレ以外は不合格

採点は甘くして「雑な記事だな」までは正解とする。

私は男の定型発達者であり、そもそもたぬかなの配信など見たことがないし

発達障がい者気持ちなどわからないし、女性社会ことなど知らぬ。

単純にはてブ民が釣られそうな言葉を散りばめて意味のない文章を書いただけだ。読めばわかるだろ。

にも関わらず正答率はほぼZERO%。

こんなにわかやす釣り記事ですってわかるように書いたのに何マジレスしてんだよ。まず嘘だろって疑え。

釣り宣言ダサいかい言い訳するやつがいるが

これが釣りだとわからないでマジレスしたやつがいっていいセリフじゃないんだよ。

釣りかもしれないと思って沈黙してたやつは言っても良い。

でも、後釣り宣言ダサいって言うやつは、釣られた恥ずかしいやつが自分のダサさを隠そうとして発されるからよけいにダサい。救いようがない

「私はつられなかったぞドヤ!」って人がたくさんコメントすると思ったら

しろ釣られた人が顔真っ赤にしてダサさに拍車をかけていてびっくりするな。

お前ら釣り記事じゃなくても挑発に弱すぎるだろ

釣りってわかった時点で「こいつは相手しても無駄なやつだ」と思えないの。情けねえな。

この真偽は知らないけど、ダサさで言えば、増田釣り記事書いている人も相当では。

こういう負け惜しみを言うやつと、それにスターつけるやつが一番ダサいって言ってるのに

それでもまだすがっちゃうやつ、インターネット中毒者だから病院にいけ。

釣りから相手にしないは世の中を歪めるので妥当でない。ここは5chではないので常識が異なる

ならば、こちらの常識は何だ。言ってみろ。

釣りでも何でもいいけど頼むから主語を小さくしろ

ここでも男はとか女はとかはてなユーザーはとか主語デカいんだよ、いちいち人を巻き込むな放火魔か。「自分は」と最小主語で話せ、そういうとこやぞ

釣りなのに主語を小さくしろ意味不明すぎる。どういう脳みそ構造してんだよ。

釣りだろうが、勝手特定個人発達障害だと断定して「そうだったんだ、知らなかった」みたいなブコメもついてるのに

この手のコメントも多いんだが

おれたぬかなが発達障害って一言でも書いたか

もう一回ちゃん文章よみなおしてこいや

狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり。増田自分増田を書いているつもりになっているかもしれないが、増田に書かされている事実に気づいていない。引き返すなら今。

一番バカだなと思ったのこれな。

じゃあ自分はてなブックマークに書かれてる事実に気づいて引き返せよ。なんで引き返せないんだ。

みんな、このコメントしたやつのID覚えておけよ。

こいつがコメントしたら、「お前ははてなブックマークに書かされている事実に気づいていない。引き返すなら今」って一生いじってやろうな。

あっ猿山症候群のひとだ。今日もおつかれさまです

ありがとう。俺が書いてる釣りだいたい猿山ってことば使ってるから覚えてくれよな。100%釣り。覚えておいて。


いろいろ憎まれ口を書いたけれどみんな真面目に相手してくれてありがとな。

俺はなろうでちょくちょく小説を書いているんだけれど

投入しようと思ったキャラ理解リアリティがあるかどうか気になって

時々ここでキャラ設定を書くことがあるから、反応があるってことは実は嬉しいんだ。

ここ二週間に更新されてるやつですごいメンヘラムーブしてる女がいたら俺の作品な。

世界観問題作品中では発達障がいとは書かないけど、設定ノートでは発達障がいを想定している。

この女だけでなく、発達障がいをイメージしたキャラをもうひとり出す予定。

いうてこういう女いるで。擬態うまかったよ

特にコメントが思い浮かばなかったのでしていなかったが、女性が書いたと思っていた。よく書けてると思う

序盤で「そんな女いるか?」と思ったので、読まなかったけど、今読むとこれ、エロ小説フレーズみたいだな。『わたしみたいな落ちこぼれからしたらちょーらくちんなんです』

こういうコメントを見ると勇気が出る。

人気になってもさすがにあの時お世話になった増田ですとは報告できないけど

もし書籍化できたら、はてな匿名ダイアリで書いてたことはあとがきで書くぞ

2023-10-11

anond:20231009160956

まさにお前が口先だけでワナビー嘲笑って溜飲下げてるアホじゃん。

書籍化してるものは続刊前提でも1巻で一定オチつけてる作品のが多いのにね。

口先だけで読者ですらないアホがこき下ろしてるのがバレバレ

2023-10-06

旦那デスノート」の扱いは社会男性嫌悪に寛容な証拠

旦那デスノート」、比べるならば性犯罪者性犯罪の報告をしている掲示板だよね。

共に書き込み自体違法ではないが、本当である可能性が高い犯罪報告が自ら為されているという点で共通している。

でもこういう性犯罪報告の掲示板は本当に「アングラ」で、月に何十万もアクセスはないし、

書き込み一般書籍として書籍化されることもないし、管理者が堂々とビジネスを展開することもないよね。

この差はまさに社会男性嫌悪ミサンドリーについていかに寛容かという証拠じゃないの?

2023-10-05

出版業界迷信

最近マンガとかラノベタイトルは長くないとダメだって迷信がある。

なんでも、タイトルが短いと売れないらしい。作家編集ダメ出しするそうだ。

なろうの長文タイトル効果なのは、表紙イラストや帯コメントみたいなものがないからわかる。

でもそれは説明的な帯が必要なのであって、仮にネット書店での露出対策としてもサブタイトルを付ければいい話だろう。

(この戦略は例えば芳文社の「ほうかご再テンセイ!」がやってる戦略でもある)

しかし、なんでもかんでもダメという編集ばかりに出版社がなってしまっているのだと、もう出版社ダメのではと思ってしまう。

編集者が余計な仕事をして本を売れなくするのなら編集不要論も加速していくに違いない。

ラノベではマンガ化にあたってネットでの発表時の短い元のタイトルに戻すケースもちょっとづつ出てきた。

わかりやすい例では「偽聖女クソオブザイヤー」がある。

これはネットでの発表時のタイトルが「偽聖女クソオブザイヤー」だったのが、

書籍化した際に「理想聖女?残念、偽聖女でした!〜クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが〜」と改題された。

それがマンガになるにあたって、「偽聖女クソオブザイヤー~理想聖女? 残念、偽聖女でした!~」という間を取ったようなタイトルになったのである

別の例として「フシノカミ」もある。

同じく、発表時のタイトルは「フシノカミ」で、書籍化で「フシノカミ ~辺境から始める文明再生記~」と改題された。

これだと普通「フシノカミ」の方が大きく表紙に書かれるのが常識的だと思うのだが、何をとち狂ったのか「辺境から始める文明再生記」のほうを大きく書く、主従が逆転したデザインになっていた。

しかし、コミック版になってクソデカサブタイトルが表紙から駆逐され、サブタイトルフォントサイズが同じになって平たく表示されることになった。

この2つに共通していえることは、短くてキャッチーで覚えやすタイトルの方がマンガでは支持されていたであろうところだ。

この粗製乱造時代差別化のために説明的なタイトル必要なことはわかるが、それ以上に選んでもらった後のことを考える必要があると思う。

タイトル付けのセンスがない編集が読者に支持されていないのは明確に明らかであろう。

編集者は一度タイトルの付け方についてしっかり考え直してほしい。

特にスニーカー文庫編集あなた!!!

(「魔王令嬢の仰せのままに」を「魔王令嬢の執行者 ~魔王国に追放された無能勇者、隠された天与スキル無双する~」に改題したせいで気づけなかったの許してないからな!)

2023-09-06

下読みで推し作品書籍化決まってて嬉し〜

ちょっと前の某小説コンテストの下読みの時、「これならいけるはず」と思って最高評価つけて戻して、ちゃんと最終まで残ったけど賞まではつかなくて、ライバルが強かったか…と残念に思ってた作品、ふと思い出して探したら別サイト経由で書籍化決まってたっぽい〜よかったね〜いけると思ってたよ〜書影見られるの楽しみにしてるね〜

anond:20230905204414

厨房の頃に洒落怖まとめや新耳袋書籍版を読み漁ってたようなホラー好きって、

今は書き手読み手もSCPの依談・オモコロホラー記事カクヨムホラーSS・禍話リライトかに散らばってて

映像媒体だったら白石晃士、皆口大地、寺内康太郎大森時生あたりが人気で

だいたいみんな趣味が似通ってて話題に挙がるものほとんど同じだけど

この辺のホラー好き界隈ってはやせとか島田とかあの辺の奴らに興味がなくて基本シカトしてると思う

初耳怪談とか定期的に新作が放送されてるのに話題になってるの見たことない

動画上げてもテレビに出ても怪談好きはチェックしてない

あいつって洒落怖パクリで世に出てきた奴でしょ、とか本人は色々活動してタレントとしての知名度はあるみたいだけど怪談の内容はぬるくてうっすいよね、とかそういう目で見られてる

木札の嘘話はだいぶ前から垂れ流されてたのにこれまで全然広まっていなかったのは

問題視されていなかったからではなくてあの木札の由来に迫る人がほとんどいなかったか

ホラーにも「考察」とかにも興味がなくてまじないのいわれを調べることに関心のない、ただアイドルYouTuberはやせくんを推したいだけのファンの間で話がとどまってたからだと思う

外部に話が広まった今、ホラー好きとしてはどうにかならないかと思うけどファン層も含め元々違う界隈だから自浄作用も何もないし

分断が進んだだけって感じだ

ただ、ネット発のホラー企画書籍化が盛んになりつつあるこのタイミング

今回の件のせいではやせと何の交流もない実話怪談好きがまとめて炎上クリエイターに目をつけられたきらいがあるので、また金銭のやりとりが発生しない範囲での活動に戻ることになるのかなとは思う

2023-09-05

anond:20230905204414

創作実話」ってやつやろ。

前なら「DQN女を人前でやり込めてスカッジャパン」「DQN妻を離婚してやってスカッジャパン」が流行ってたジャンル。今はオチすら要らないオカルトシフトしたわけね。

創作小説としてはクソつまらない話でも「実話」の看板掲げるとウケる

以前はまとめサイトでそういう話を載せてアフィ稼ぎするのがメインだったようだが、今はユーチューバー書籍化、呪物展で儲ける人が増えたんだな。

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