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はてなキーワード: 出来事とは

2024-05-20

 前DeNA2軍監督仁志敏久氏(52)が、39歳に挑戦した米・独立リーグ時代エピソードを明かした。

 最初遠征出来事だ。ホテルは個室ではない。

屈強な同僚選手と相部屋だ。

 案内されるとダブルベットひとつ置いてあるだけだった。仁志氏は「独立リーグってやっぱり厳しいんだな」とあらためて感じたという。

 ところが、相部屋の選手が「これはおかしいぞ」と声を上げた。確認するとホテル側の手違いで、ちゃんツインルームに変更になった。

 劣悪な環境思い込みが先走り。仁志氏は「一瞬カマ掘られてでもしょうがねえかなと思った」と明かし、槙原氏を笑わせた。

2024-05-19

はてなブクマカ達が忘れてそうなこと

コロナの時日本は全てが遅れていて防疫体制は諸外国に比べ格段に劣っていて死体の山になると言っていたこ

具体的にはロックダウンができないこと(笑)等を指摘していた

未知の事象に対して何もかもを断定的に判断してとにかく世界のあらゆる出来事文句を言うことが最優先みたいな感じだった

ハマっていたカップリング相互さんがアカウントを消した話

懺悔します。

当時、私はとあるカップリングにのめり込んでおりました。マイナーカップリングです。仮に受けをA、攻めをBとします。公式から供給も少なく、十数人の方がカップリングについてせっせとツイートしたり、絵を描いておりました。

私は厭に行動力けがある人間でした。私は専用のアカウントを作って、そのカップリングについてのツイートをしていました。思えば、そんな事なぞせずに暫くネットというものをよく学んでからそういう事をすれば良かったのです。それなのに私はアカウント作りました

そのうち、そのカップリングの絵を描いている人達フォローバックされました。当然、私は浮かれました。相互フォロワーです。それも、フォロワー100人以上いるような絵師さんとです。彼女を、仮にCさんと呼びますわたし友達ができたとばかりに喜びました。

当時は公式から供給も少なく、各々が行間を読んでキャラクター人格をそれぞれ定義していました。時折、「もくり」と呼ばれる通話アプリで会話なんかをして各々の見識を深めたりしていました。

ある日、妙なムーブメントが起こりました。

各々の解釈のAを交流させるというものです。今思えば、荒唐無稽な話です。しかし、他人との交流というものは存外楽しいものです。皆各々のAはこうなるだろう、こういう反応をするだろうとツイートをしていました。内輪でしか通じないような、そんなムーブメントです。それでも私は楽しかったのです。多くの人のいいねよりもその人達から肯定の方が、私には暖かかったのです。

そのうち、「壁打ちアカウント」という物を作りました。その「壁打ちアカウント」にリプライを送る形として、そのA達の交流についての話をツイートするというものです。

当時の私は、突然出てきた知らない概念に、暫し困惑をしておりました。よく調べていれば、そこで済んだのです。

そのうちCさんからDMが届きました。「壁打ちアカウント」についての説明と補足、使い方についてです。それでも、私は分かっていませんでした。フォロワーさんの1人がとりあえず様子見をすると言いました。TLに不安が広がっていました。

その晩、私は通話アプリを開きました。すると、1人のフォロワーさんが通話に参加しました。彼女も、ムーブメントに参加していた人でした。

昔の出来事なので、会話の詳細な内容も、そうなった流れも覚えてはいません。ただ、「一回壁打ちアカウントを作った人達と話し合ってみよう」という流れになった事は覚えています

Cさんとその関係者が呼び出されました。

何故そうなったのかは覚えていません。フォロワーさんは強い口調でCさんを、まるで自分が正しいのだと言わんばかりに罵りました。内容はよく覚えていません。怖い、と罵られる側で無い私でも感じていました。私は何も言えませんでした。今考えれば、止めれば良かったのです。懇々垂れる罵倒は1時間ほど続きました。

次の日、Cさんはアカウントを消す、との旨のツイートしました。アカウントを消す事になった流れを画像ツイートしていました。

多くのフォロワーさんの嘆くツイートでTLが溢れかえりました。その人の作品が好きだった絵師さんもアカウントを消しました。

削除してほしく無いと、アカウント削除を重く受け止めていた私はDMで我儘を言いました。いつも話していた誰かがTLからいなくなる寂しさは、当時の私には耐え難い苦痛でした。どうしたら今までの関係に戻れるのだろうとばかり思っていました。もう戻れるはずがないのです。

目くらになった私は、通話アプリを開きました。誰でも良いか相談がしたかったのです。この気持ちをぶつける拠り所が、このアプリくらいしか無かったのです。入室したのは、件の罵倒したフォロワーさんでした。私は、頼れるよすががもはや彼女しか無いように感じていました。目くらな私は、まだ今までの関係に戻れるかもしれないと思っていました。

そのうちCさんはアカウントを作り直しました。私はまたフォローをしても良いかと直接掛け合いました。しかし、件のフォロワーさんと私が通話している所を見た、とCさんは言います。そして、件のフォロワーさんと繋がってしまう恐れがあるからフォローしないで欲しいと私に言いました。

今までみたいにみんなで仲良く、というのはもう到底出来ない事のようでした。

思えば、私があのフォロワーさんに相談なんかしてしまたからそんな事になったのです。当時のことはよく覚えていませんが、その事だけははっきりと分かっています罵倒を止められなかった小心者で、判断を誤った愚かな若輩者のせいで件の出来事が起こったのです。

もう何も書けなくなった愚かな1人のツイ廃の、ちっぽけな懺悔です。

2024-05-18

性の目覚めがギエピーだった件について

初めて増田を書いています

このこと、ずっと誰かに話したかったけど誰にも話せず、匿名のここを使います

私は今20代半ばの女です。

当時は「それ」を性的感覚とは思わなかったが、大人になってから「多分あれが自分の性の目覚めだったな」と思う出来事を、男女問わず小中学生の頃に多くの人が体験しているのではないでしょうか。

私の場合、それが所謂「ギエピー」つまり久保先生が描かれているポケモン漫画だったという話です。

私の家には、兄がいたこともあってコロコロコミック少年漫画が多くあり、私も幼少期楽しく読んでおりました。

恐らく、小学5年生くらいのことだった気がします、単行本1巻を読んでいた時のことです。

漫画が手元にないので記憶を辿りながら書いておりますが、恐らく1巻の中で最後に載っている話に、レッドピッピ達が、急に荒れた天気の雨宿りのために、ちょうど近くにあった不気味なお屋敷に立ち寄ります。(ググったところ、第7話っぽいです)

そこにはブルーという名前少年が住んでおり、とても暗い性格で、ブルー関係のもので部屋が埋め尽くされています。(その中にブルーレット置くだけがあったのだけはなぜか鮮明に覚えています。)

そして、不気味なお屋敷イメージ通り、そこでレッドピッピ達はゴースなど、ゴーストタイプのポケモン達と戦うことになります

私の性の目覚めとなったのは、次のシーンです。

ゴーストタイプのポケモン達は、エスパーを使ってピッピ達を操り、洗脳状態します。

ピッピの目は正気を失い虚ろになり、ゴーストタイプのポケモンが「自分攻撃しろ」と指示すると、「はいッピ」と言ってピッピ自分の頬を殴ります

正気に戻れ!」と声をかけるレッドに対しても攻撃をしようとしたりするなど、完全にゴーストタイプのポケモンの言いなりになっています

信じられないかもしれませんが、ここなのです。

このシーンを初めて読んだ小学5年生の私は、なんだか胸がドキドキし、体がムズムズし、同時にフワフワ気持ち良い心地になりました。

なんだかイケないことをしている気分になり、リビングソファから漫画を持ったままトイレに移動し、該当のシーンのみを何回も何回も繰り返し読んでいました。

決して性的なシーンではないはずなのですが、「味方だった人が、敵に洗脳され、言いなりになり、味方である自分のことすら分からなくなり、攻撃してくる」というシチュエーションに興奮したのだと思います

このシーンを読みながら自分の体を触ったりすることは一切なかったのですが、今思うと絶対に確実にあれが私の性の目覚めでした。

エロ漫画などでも「洗脳」というジャンル存在しているかと思いますが、なんせ私が好きなのは上記のような「味方が洗脳される」シチュエーションのため、エロ漫画等の洗脳は、それほど刺さらなかったりします。(人の性癖って複雑で難しいですね。)

多分自分より他人洗脳されているのが好きなので、恋人洗脳されるような、NTRの方が近しいかもしれません。

ここまで読んでくれてありがとうございます

かに話したくて話せなかった、私の性の目覚めの話でした。

ちなみに、同じ小学校高学年の時期に、ドラゴンボールも大好きで、よくTSUTAYAとかでドラゴンボール映画OVA?か何かもよく親に借りてもらって見ていたのですが、

その中でも上記ギエピーと同じような興奮を感じたシーンがあったと記憶しているのですが、いくらネットをググっても特定できず、何年も探しています

リゾート地みたいなところで、悟空やその仲間たちがトランプとかしながらワイワイ遊んでいるのですが、敵が襲来し、多くの仲間が洗脳され、悟空達を攻撃してくる、というシーンがあった気がするのです…。

しかすると性の目覚め直後に見た夢かもしれず、そんなもの存在していない可能性があるのですが、もし知っている方がいたら教えていただけますと幸いです!

追記

読み辛いのはすみません

これを特殊性癖とは思っておらず、ただ性の目覚めがギエピーっていうのはなかなか他にいないのでは?と思ったので、それをを主に伝えたかったです。

こういう性の目覚めだったから、こういう性癖になりました、という話です。

ドラゴンボールの件について、これを書いたあと更に調べたのですが、もしかするとドラゴンボールGTのベビー編の部分かもしれないです。あらすじとかを読めば読むほどぴったりな気がします。

実際漫画とか小説生き方影響される人ってどれくらいいるんだろう

「このキャラいいこと言うなあ」ぐらいは思うけど

架空キャラやら出来事をそんなに真に受けるのも馬鹿らしいよって思っちゃう

あの日【好きなグループファン界隈が焼かれた話】

反差別アンソロの件でかなり精神的に参ってるので書き殴り日記駄文冗長、婉曲的です。事実誤認があったらすみません

検索に引っ掛かりたくないのでグループ名をAとします。大体この件を知ってる人には名前も詳細もばれてると思うので。嫌だけど。

自分は三年前からAをゆるゆる追いかけてきた。もともとゲームが大好きでなんとなく見始めた動画が、いつの間にか楽しみになっていた。

ファンアートも描いた。本人たちのガワを使って自分の好きなシーンを書いて、誰かにこの動画面白かったよね、が届くのがうれしかった。実際好きな絵描きさんのところには、「あなたの絵がきっかけでAを見始めました!」とか、「あなた投稿で(メンバー名)に興味がわいて見てます!」というようなコメントも見られた。自分の絵は稚拙で影響力もさほどないのだが、ファンアートってこういうものだ、とうれしくなり、誰かの興味を引くかも、と描くときもあった。動画を見るのが楽しいメンバーが楽しそうにしているのを見るのが楽しいファンアート楽しい。同じファンの人の呟きを見るのも楽しい。なんて楽しいコミュニティだろうか。

昔はしょっちゅう荒れるクリエイターの界隈にいた。学級会、大手絵師とその意見絶対とするアカウントたち、いつも苦言を呈している人、本人に凸る人、本人の個人情報撒く人。クリエイター自身は好きだがファン同士でうまくやっていけなかった。ところがAの界隈はどうだ、ほどよい距離感でみんな穏やかに生きている。やさしい人がたくさんいた。楽しい人、面白い人、絵がうまい人。今まで歩いてきた界隈はそんなに多くないけど、きっとここは清流の水源に最も近い場所だと思った。

5月14日の夜。ふとTwitterおすすめタイムラインを見て、あのツイートが目に付いた。初めは、自分の描いたファンアート自分用にまとめて本にしたのかな、と思った。でも違った。表紙に書かれた文言を何度も読み直す。これって、Aを使って反差別を主張しているの? Aはそんな事一度たりとも言ったことがないのに? なんでAを題材に作ったの? なんで公開垢で投稿したの? 頭の中にいろいろな感情が駆け巡った。界隈のことを考えた。荒れる、と思った。私は少なくとも、このツイートを見て酷い嫌悪感を抱いた。誰か同じことを言っていないだろうかといろんなワードパブサしたが、特にツイートは見つからない。まだこのツイート拡散されてないし、寄稿者っぽい人が引用RTしてるだけ。いくつか本当に目を疑う文言もあるけど…このままみんながスルーしていれば、界隈で学級会…みたいにはならないかも。ーーでも、ALTガッツリグループ名書いてない?見つかるのも時間問題では?現に今自分おすすめTLに流れてきてるわけだし。ていうか何だよおすすめTLって。どういうしくみだよ。泣きたくなった。どうかおおごとになりませんように、と祈って寝た。

翌朝、件のツイートに一つだけリプライが増えていた。話を広げたくない。実在人物でこういうアンソロを作って公開するのはやめた方がいい、鍵垢にしてほしい。そんな内容だったと思う。ああ、よかった、自分以外にもこれに疑問を持つ人がいてくれたんだ。ファンアート自分主義主張を乗せるものではないと思う。楽しさを表明するためのモノじゃないだろうか。自分事態が良い方向になるようにと祈りを込めて、鍵垢でそのリプライ20数個目のいいねを付けて外出した。

昼、界隈はすでに火の手が上がっているように見えた。いろんな人がこの件に触れている。ああもうだめだ、と思った。このまま延焼を続け、やがてこの界隈をよく知らない人も野次馬精神の人もやってきて、好きなだけ意見という名の薪を投げて、次の日には忘れて暮らしていくのだろう。今も焼かれている村に住んでいた人たちなんてお構いなしだ。私は明日もここで暮らすつもりでいるのに。アンソロ寄稿者の多くは、Aのファンというわけではないらしい。アカウントを覗いたときAのファンアートほとんどなかった。何もかもを呟くわけではないし今日び別垢の存在も大きいけど、本当に彼らがAのファンなのか、私は疑っていたかもしれない。彼らは自分意見狼煙が、より高くより遠くへ届くようにと、偶然そこにあったAのファン界隈という潤沢な森を選んで火種を落としたのではないか?--そんな根拠のない憶測までしていた。多分疲れていた。

いろんな意見が飛び交っていた。全部にダメージを受けた。自分ツイ廃であることをこの日ばかりは後悔した。

Aって反差別とか掲げてるグループなんだ→ちがうよ…一番危惧してたことが起こってるじゃん

反差別と思われたくないって何?→本人たちが表明してない思想を持っていると勘違いさせるものはそれがどんな意見であろうとよくないと思うんだよ…

nmmn界隈よくわかんないけど~→じゃあなんで来たの…ほっといてよ…

アンソロ参加者誹謗中傷マジでファンイメージ悪くなるからやめてくれ

本人凸→あ~~~~~~~!!!!!!!!!!!

だけど、フォローしている絵描きさんたちがぽつぽつと、しか一言二言だけ、意見ツイートし始めた。「実在人物キャラクターじゃないよ」 「ファンアートはこういうことを気を付けてる」 「楽しく絵描いていこうね」私はそれに救われた。森の中でまだ焼けずに残っていた集落で、まだこの明かりはともっている。ひとつひとついいねを付ける。鍵垢にして閉じこもってしまった家々もあった。自分の絵を今一度顧みて消す人もいた。炎は確かに私の住む森を焼いたが、住人たちは生きていた。三年間かけて穏やかな人たちで形成してきたTLは私の心を救った。

延焼はだいぶ遠くへ行ってしまった。「Aが炎上!?原因は!?」みたいな早計な記事ができてたり、まとめサイトにまとめられてたりするが、今はたぶん、Aのことは関係ない思想とか主義とかの議論がボヤになっているぐらいだろう。私は絵を描いている。描きたいシーンがたくさんある。祝いたい記念日も、話したいこともたくさん。

本人たちももう見ているだろうな。「公開したやつより拡散したやつの方が悪い」みたいな意見もあったけど、もうどうでもよくなってしまった。本人たちがまた楽しくしてるところを見られたらそれでいい。

私は祈る。多くの人の「祈り」が宿ったツイートが森を焼いたことが、どうかあの人たちに1㎜でも伝わりますように。一連の流れを見て、「A界隈ってこういう人たちなんだ」 「Aってこういうグループなんだ」じゃなくて、「みんながみんなこういう人ってわけじゃないよね」 「界隈の人たち大変だっただろうな」と思ってくれた人が、どこかにますように。そう思ってくれた人に幸せが訪れますように。そしてこの出来事をみんなが忘れて、でもやっちゃいけないことがあるってことだけ覚えて、明日も好きを表現していられますように。

2024-05-17

フェミニスト大嫌いな人こそ、特権階級の女様が主人公ドラマ、虎と翼を見るといい

なぜなら主人公は「ひたすら恵まれている」ハイポジションリベラル女子」だから。日頃から女はズルいと怒り呆れがちな人たちが真っ先に鼻で笑うタイプの恵まれた女だから

ドラマ主人公の寅子は、投資銀行に勤める父と良妻賢母の母という大正昭和初期のアッパークラスの、それもリベラル色の強い理解あるご家庭に生まれて、その潤沢な社会資本を余すことな享受して弁護士の道を自由に邁進している。そして勉強大好きで周囲が態度を変えるほど頭が良く生まれついてもいる。そして子供のころから正義感がある。家柄が良くまっすぐ育った明るい優等生

大学に行っても目立つタイプ、拗らせミソジニーを発動する拗らせエリート同級生男子が、いつの間にかそのまっすぐな人柄にやられて好意を抱いたりする程度にはモテる

寅子の家には、父が面倒を見ている司法試験合格を目指す書生がいて(アッパークラスのご家庭ならでは)この書生とも「私たち同じ道を進む仲間よね」という異性友達ムーブをぶちかましているが、書生は寅子に片思いである。そしてこの書生よりも寅子の方が圧倒的学力がある。要するに立場的にも、恋愛的にも経済的にも非対称性が生じている年上の男性を寅子は「異性の友人」として遇している。中々のタマである

寅子は、前述した好意を抱かれていた拗らせエリートに「彼女結婚してくれとはいえない、彼女の夢を奪うことになるから」と思われて振られてしまうのだが、それまでどっちつかずの態度だったくせにいざ振られるとショックを受けたりするし、せっかく弁護士になったのに依頼が来ないのは私が結婚していない(社会的信用がない)からだ、と思いつき慌てて縁談を探してもらうがうまく行かない。そりゃそうだ。

ところが助け舟で、寅子に片思いしていた家の書生から結婚をしたいと言われる。渡りに船逃げ恥のような「条件偽結婚」だと思い込みスピード結婚を承諾するが、前述のとおり書生は寅子に片思いしていたわけで、初夜にぬいペニ状態となる。かわいそうな仲野太賀…。

と、寅子の痛さを中心に4月ドラマが始まって今日までの1カ月半を振り返った。フェミニスト嫌いの諸氏や、女はずるいと常々思っている諸氏が叩き放題の「豊かさという下駄を履いて産まれた恵まれた女様」それが寅子である伊藤沙莉が演じていなかったら大変なことになっていたと思う。

だが伊藤沙莉の演じる寅子はとっても魅力的である

「虎と翼」は、現代問題昭和初期の物語に練り込んでいる疑似歴史感が臭うドラマだが、一方でモデルになっている三淵嘉子は実在の人で、ドラマにおける寅子のキャリアや背景はモデルのそれをなぞっている。恵まれリベラルな家に生まれ弁護士になり、戦争時代突入し、色々あって戦後日本初の裁判官になるスーパーウーマンである

ドラマの寅子も恵まれた家に生まれ、厳然とした性差別がある世界を、明るく、元気に、強気に突き進んでいく。そして突き進む中で彼女は、自分が周囲と比べ恵まれていること、「自由選択ができるという」下駄を履いて生まれてきたことを徐々に自覚していく。

寅子が持って生まれた豊かな資源は、裏返せば、女に人権がなかった時代には、ここまで特権的に恵まれてなければ法曹界で働く道を切り拓くことができなかった、ということの証左だ。そしてこれを現在に照らせば、形式上男女平等になった現在の女は寅子に比べれば矜持や頑張りが足りない、という振り返りもできるし、現在でもまだまだ形式的しか男女の機会平等は達成されていないよなと振り返ることもできる(医大入試における性差別不正はつい最近出来事だが、あの時は差別だと批判する意見と、女はズルいから消耗が強い診療科を選ばないため合理的配慮だという意見に二分されていた)。

これは、女性人権がなかった頃を引き摺って今も残る男性優位の古い価値観を、改めてマーカーでなぞっていく作業であり、同時に現代の女が抱える特権性の問題も照らし出す作業でもある。

そしてドラマの中では、現代にもしっかり残っている、個人幸福を削るような価値観を改めて再発見することになる。

結婚しなければ社会的信用が得られない」、「エリート男が生きていくには従順に従う女が必要」、「女の弁護士なんて信用できない」、「自分より優秀な女は生意気で目障りだ」、「適齢期を過ぎると縁談がない」、「人は生まれた国や家や身分に縛られる」、「平等を求める声は不平等利益享受する側には届かない」、「上品批判下品な妬みには勝てない」、「お金がないと社会的意義の高い仕事につけない」などなど。昨日どこかのSNSでだれかがぼやいていそうな内容である

これらは女だけではなく、男も同様に削られる呪い価値観である。学友たちはこの呪い価値観によって法曹界で働くという夢を立たれていき、寅子は弱い立場に置かれた人を助けたいという正義実践に加えて、諦めなくてはならなかった仲間への思いを「使命」として背負う人生を選ぶことになる。

平等と戦うに十分な恵まれ武器を持って生まれて、更に先駆者の使命を背負った寅子は、おそらく来週から戦争ターンではどんどん「恵まれていたもの」を奪われていくことになるのだと思う。世紀の愚戦・負け戦の太平洋戦争ってそういうものだったから。男は戦争に行くし残った老人や女子供は空爆さらされる。男も女も人がたくさん死に経済活動は退潮する。

その時でも寅子は「正義」と「使命」をもって生きていくのだろうと思う。モデルの三淵さんは生き残ったし、何しろドラマ主人公なので正義や使命は捨てないだろう笑。

たくさんのものを奪われてなお「正義」と「使命」を失わない女がどんな生き方をするのかのドラマを私はとても楽しみにしている。

そして、形式上の機会が平等になった世界で、これまでずっと恵まれていたはずのものをどんどん奪われ不満が溜まっている人たち、「女は狡い」、「現代の女は特権階級だ」と思っている人こそ、奪われても正義と使命を捨てなかった人のドラマを見てほしいと思う。

フェミニズムドラマくっさー、と思う人も多かろうが、お勧めしたいのには、単純にドラマとして良くできているのもある。

寅子は「戦う女戦士」みたいな感じではまったくなく、前述通りそこそこの空気読めないわがままな、脇の甘い生き方をしていて、いちいちナレーションに突っ込まれている。ナレーション尾野真千子で、芝居がかったナレーションだがコメディの良い味付けになっている。

寅子の両親や兄夫婦明治家族観(男が働き女は家を守る)できわめて円満夫婦関係に描かれている。一方で嫁姑ちょっとしたストレスも描かれたり。父は帝人事件(疑獄事件)の当事者になり、リベラルエリート父親会社での立場に縛られる姿をシリアスに描いてもいる。

また、法曹界への女性進出を後押しする立場であるリベラル派の教授弁護士がしっかりと性差別をしていてフェミニズムにおける父権問題提示していたりもして、本当に痒い所にまで手に届く配慮がされている。セリフやシーンの伏線もとても豊かでドラマとして見ていて普通に面白い出演者はみな手練れの俳優だらけで演技へのストレスはほぼない。

単にドラマとしても面白いので、ぜひ。

フェミニズムドラマとしての側面については、あまりブコメが集まっていなかったがこの記事分析がとても分かり易かったhttps://bunshun.jp/articles/-/70764 これ読むと「女のためだけのドラマ」じゃないことがよくわかると思う。

ところで最後全然話は変わるのだが、昭和初期というのは実はWWIIジャンプして戦後と地続きになっていたかなり民主的かつ退廃的な時代だったらしい。「富国強兵」を叫んで強国を目指していた大日本帝国から現代にいたるGDPの推計推移をみると「戦争が無かったらこグラフの線が素直に上がっていたのではないだろうか」と感じさせるラインが描かれる(https://www.nippon.com/ja/in-depth/a04003/ 中ほどのグラフ)。まあ実際は戦争しないと色々糞づまっていたわけで後付けの皮算用しかないが。

ともかく、人が自由を求めそして退廃を享受できる程度の十分な豊かさが生まれていたのが大正末期から昭和初期の時代。ちょうど朝ドラで描かれているこの時代は、結構現代に近い時代だったりもする。

しかし、このニッポンドットコム笹川財団由来のかなり右寄り情報サイトなのだが、それでも「高度成長期ストック90年代で尽きてその後の策がねえぞ」という分析になっているのが、ちょっとだけ面白いですね。

内容さえ理解してれば語呂合わせなんて必要ないんだぜ……って高校生の頃はかっこつけてたけど、他の事はあんまり思い出せなくても手腕だからシュワンが動物細胞、みたいなのは今でもパッと出てくるからバカに出来ないなって。

概念パッケージ兼内容を表すラベルとして割り当てられる言葉も、それそのもの恣意的に決められるものだしそれ自体意味はないしな。ソシュールか。

風や靴という言葉のものには何の妥当性もないし、風車とか靴箱とかみたいな既存無意味言葉を組み合わせたものでない限り言葉からは何も分からない。ナポレオンという名前からも何をやった人間なのかは全く伝わってこない。年号だって出来事の流れを理解してれば時系列くらいは分かるだろうけど、そのものドンピシャは暗記するほかない。

ジャズマスタージャガーも違いは分かるけど、未だにどっちがどっち分からんしな。

数字単位無量大数まで全部言えるけど、何番目だったかは逐一語呂合わせの歌を頭の中で流さないと数えられない。

https://anond.hatelabo.jp/20240516095143

元彼と関わるとなんで軽く鬱みたいになっていったのか。

物事について即座に優劣で評価する人だった

早押しクイズみたいに。評価が高速で断定的であればあるほど頭の回転が速いと考えているようだった。

優越欲求自体は私の中にも存在するし、それが無ければ大学受験就職活動を乗り切れていないようにも思う。

エナドリ飲むように、優れていたいとか勝ちたいとかいった感情に酔っぱらうことで戦えるという一面はあるけど、それが人生のすべてではない。

勝つことが全く意味がないとも思わず人生のなかの重要な一部であるとも思うけど、プライベート人間関係に持ち込むのは相性が悪いから使い分けが必要だと今の私は考える。

しかし優勝劣敗が物理法則のようにこの世のすべてに当てはまるような世界観を手放さない人だった。

私をマウント素材にしつつ私のブスさを憎んでいた

身長が低い男性や、肥満体型の男性など、女性けがよくなさそうな容姿の同性の友達とつるんでいた。

彼女ができる可能性が低そうな友達の前で、自分彼女持ちであることをマウント要素にしつつも、私がブスでなければもっとマウント取れたのにという不満を持っていた。

友達の前で私の容姿馬鹿にしていた。おそらく友達可愛い彼女ができて、「負けた」と感じたら元彼発狂していたと思う。でも知りうる限りそんなことは起きなかった。全く女に縁がない男の具体的なイメージとして今でも彼らの姿が頭に浮かぶ

別れたあと悪評を流された

この人のそばはいたくないと思って別れてほしいと言ったら、すぐに別れてくれたけど悪評を流された。

訂正して回る気が起きなくて共通の知人がいるコミュニティからも逃げた。小学生ときいじめられたことあるんだけど、それとは比較にならないほどのストレスを受けた。ストレス反応の身体症状が出まくった。このときの対人関係ストレスを上回る出来事はその後起きてない。

それ以降、伝聞の悪口を信じなくなった。その噂は丸々嘘の可能性もある。

 

なんで元彼と付き合ったのか。

口説き方が強引で明確だったか

行儀が良いコミュニティにいたのを、ブスだから私には誰も欲情しないと思っていた。男性ストライクゾーンの広さについての理解が浅かった。お互いが唯一の存在になるという女性向けコンテンツありがちな関係幻想に染まりすぎだった。

最初露骨口説いてきたのが元彼だったし、私に勃起する人がいるんだと感動した。

(これを若いブス狙ってレイプすりゃいいんだなと解釈する人間が湧きそうで本当に嫌だ)

「俺に欲情して強引に露骨口説いて彼女になる女はいなかった。ブスにはそういう男が湧くのに。やはり女はイージーモード」と呪われそうだ。

買って済む話ではないことはわかる。ホスト貢ぐための金を得るために必死な女の時間を買うことでは解消できない種類のもの

同じ大学、同じオタクという同類意識があったか

私大の陽は怖いけど受験勉強を真面目にやった芋なら大丈夫だろうみたいなポジティブ方面偏見安心感を持っていた。単純化は愚か。怠惰

救おうとか考えた

元彼の両親は偉い父親専業主婦、うちは二馬力だったので家庭に関する感覚が全く違っていた。

元彼父親強要された価値観に苦しめられているように見えたけど、父親価値観インストールして母親馬鹿にしているようにも見えた。

「親によって苦しめられ歪められた人を恋人が救う話」というコンテンツの影響を受けてきたオタクだったから、初めての恋人との関係美談に仕立て上げていたが、元彼は私にまったく救われていないし、そもそも私に救われることを望んでいたか。私が空回っていただけの可能性が高い。元彼の望みは「整形ではない可愛い処女彼女ができて高カーストの男からも羨ましがられるようになる」辺りのほうが本質的だったのではないかと思う。

「村」だとリカバリー不可能

六ケ所村

月ヶ瀬

上小阿仁村

上九一色村


大きな街だと悲惨出来事があっても他にもトピックが色々あるからリカバリーできたりするが村レベルだと不可能

anond:20240515185754

みんな気付かないうちに死にたいってよく言うけどさ、自分の死を認識できないの嫌じゃない?

わたしは、自分が死につつあることを理解しながら死にたいよ。

ウィトゲンシュタインが言うように、死は自分人生の内側の出来事ではないかもしれないけど、でも可能な限りその境界に漸近したい

anond:20240515185754

みんな気付かないうちに死にたいってよく言うけどさ、自分の死を認識できないの嫌じゃない?

わたしは、自分が死につつあることを理解しながら死にたいよ。

ウィトゲンシュタインが言うように、死は自分人生の内側の出来事ではないかもしれないけど、でも可能な限りその境界に漸近したい

2024-05-16

男女分断の『逆』ってないの

ネットで連日行われる男女分断は、もうウンザリ

分断するばかりじゃなく、融和する方向に向かってほしい。

でも思ったんだけど、あれ? 融和させるような出来事って、、、

一回も起こったことなくない?

男女がお互いを理解して歩み寄るようなこと、過去にあったかしら。

もし男女は融和せずに分断し続けていくとしたら、どうなってしまうんだろう。

水俣病懇談会マイク音切り問題」について思うこと

制限時間があることに同意して参加したのであれば、制限時間を守らない方が悪いということになる。しかし、水俣病に関心をもっていれば制限時間を過ぎても話を聞きたいと思うのも事実大臣スケジュールが分刻みだとしても予定をずらすことは可能。現に大臣水俣病団体謝罪をするために時間を作っている。この出来事の教訓は「ゴネたもの勝ち」ということ。

2024-05-15

飲食店駐車場で自損事故したとき「お店への被害が無いとき警察に連絡しないでおこうと誓った話

少し前、自損事故を起こした。

バック中の不注意だった。

言い訳をするなら リアピラーが広い車なので、後方がよく見えなかったのだ。

それなりの音をたてて飛び散るテールランプのカバー

車を降りて確認すると、衝突相手駐車場の柱。

コンクリート製だった。

スピードを出していたわけでもないので、柱は無傷だった。

というか、過去歴戦の擦れ傷のせいで、どれが自分のつけた傷かわからなかった。

一応、ここは大人として然るべき対応をしよう。

まず、お店の人に伝えたところ、店長を呼んできてくれた。

一緒に現場を見に行くと

「どの傷か分からんし、凹んでるわけでもないし気にせんでええよ。」

とのことで。

なんか本当に救われたような気分だった。

店長が店に返っていくのを見送りながら。

次は警察電話をした。

すぐに向かうとのこと。

15分ほど待つと、原ポリ が一人来られた。

お決まりで状況説明個人情報の受け渡しをした。

まぁ、仕方ないよな。しぶしぶ伝える。

「お店の人にはこのことを言いましたか?」

はい、と言うと「連れてきて現場検証する必要があります。」と。

さきほど店長には問題無いと言われました。伝えてみるが。

現場検証が必要です。」

仕方なく、また店に行って店長を連れてきた。

店長は先ほどと同じ内容を伝えている。「問題はない」と。

「一応、事故として扱う必要があるので、あなたの氏名・住所・携帯電話番号を教えてください」

は?と思った。というか店長は、声に出して言ってた。

住所?携帯電話番号?

「もしも何かあったときに連絡する必要があるので」

店長は「お店の電話番号があるんで、そっちでいいですかね。いや基本 店にいてるんで出れますよ。」

さすがに個人情報渡したくないよな。

いや、店長が悪いことをしたわけじゃないのに、なんで個人情報警察に渡す必要があるんだ。

しか個人情報を渡したところで店長には何一つメリットが無い。

自分は、店長個人情報を渡させる手伝いをしたようなものだった。

結果、事故番号?が発行されて青い切符みたいなのを渡されて終わった。

別にそのあと警察とのやり取りが発生したわけでもない。

ぶっこわれたテールランプのカバーは自腹で修理をした。

相手方に被害がなく、問題ないと伝えられた場合警察に連絡しないでおこう」と心に誓った出来事だった。

決して警察ディスしたいわけではないです。

ただ、このご時世においても個人情報に対する取り扱い方針アップデートされていないのではないか?と思った。

女性恐怖症と人間不信

子供の頃から女の子みたいとよく言われた

男のくせにナヨナヨするなヘラヘラするなとよく怒られた

男なんだからもっとキハキしなさいとよく叱られた


小1の時はゴリラというあだ名女子いじめっ子から守ってくれた

ゴリラと言われていたけど俺より背が低くクラスで一番かわいい子だった

でも気が強くて男子と対等に渡りうからそういうあだ名を付けられた

小2からは体力もつき多少はましになった

相変わらずいじめっ子はいゴリラ女子はいなかったけど他に守ってくれる子達もいた

小5の時、いろんな子から一緒の班になりたいと言われるくらいの人気者になった

小6の時、女子2人に呼び出されあんたのあの糞生意気な妹をどうにかしろと言われた

二人は妹と同じバトン部だったけど、スポーツ万能の妹への妬みだったのだろう

人一倍気が強くて男勝りの性格の妹には直接言えないから気の弱そうな俺に言ってきた

妹とは毎日喧嘩してたけど流石にそんなこと聞き入れられるわけがいか口論になった

そしたら女子の1人が、あんたの笑い顔がキモい、ビンボウニン、ボットン便所と言った

何も言い返せなくなり、この出来事トラウマになった

自分の笑い顔が嫌いになり、写真を撮る時笑えなくなった

家が貧乏、汲み取り式トレイというのは一番触れられたくないことだった

みんなが陰口を言っているように思えて人間不信になり他人との距離が測れなくなった

対人恐怖症になり大勢の前に立つと赤面するようになった

人の目を見て話せなくなった

親しい人でもそれが例え友人でも気安く下の名前で呼べなくなった

まだ男子とは話せるだけましだった

女性恐怖症がひどく女子とは全く話せなくなった

女子が集まって話していると悪口を言われているようで怖くて近寄れなくなった

女子と話もできないから小中高と1度も彼女はできなかった

告白したこともされたこともラブレター1通貰ったこともなかった

バレンタイデーとか卒業式の第2ボタンなんてどこの世界の話って感じだった


大学生になると地元過去をたち切れたので多少マシになった

でも対人恐怖症がまだあって電車通学がつらかった

かいの席からジロジロ見られている気がした

女性グループで乗っていると悪口を言われている気がした

あれは人間じゃないマネキンだと思おうとしたがダメだった


それでもバイト先で告白されたり

たまに行く合コンで連絡先を交換したいと言われるようになった

でもコミュ障から会話が続かず1回会ってそれっきりだった

ゼミには女子が5人いてみんな優しくていい人たちだったけど

ほとんど話した記憶が無いし1人の連絡先も知らなかった

結局、大学時代彼女女友達さえ1人もできなかった


社会人になってもあまり変わらなかった

新卒の時は直属上司パワハラが酷かった

笑うなヘラヘラするなと言われ続けた

徹底的に人格否定された

脛を蹴られたこともある

少林寺拳法有段者から蹴られた滅茶苦茶痛い

責任押し付けられたり成果を無いことにされたりもした

俺がどれだけ酷いことを言われても先輩たちは見て見ぬふりだった

地方赴任で友達も同期もいなかったから誰にも相談できなかった

休み明けに先輩たちがよく出勤してきたなもう辞めると思ってたと驚いた

ストレス十二指腸潰瘍になっても上司から会社に来いと言われた

そのうち上司説教するとそれがモニター映像のように見えるようになった

上司はお前は瞳孔が開いている、脳のスイッチを切って俺の話を全然聞いてないと言った

ギリギリ自己防衛本能すらも許されなかった

人間不信と対人恐怖症が悪化精神崩壊寸前まで行った

2年目に俺を心配した2つ上の上司本社へ転属させてくれた

この人は厳しい人だったがいつも社員退職理由人間関係が1位と言っていた

上司が嫌で辞める社員が圧倒的に多いというのが口癖だった

から直属上司はこの人のいる前では絶対パワハラをしなかった

俺もこの人には何も言わなかったが、それでも全てを察していた

直属上司はなんでお前が本社勤務なんだと憤った


本社勤務となり環境がガラッと変わった

上司が俺の悪い噂を流していたが、それを信じる人は少なかった

新しい直属上司も嫌な奴だったけれど、元上司より100倍マシだった

フォローしてくれる先輩や他部署管理職の人たちがいた

同期や大学時代の友人が何人もいて相談ストレス解消もできた

でも相変わらずコミュ障だったから同期や先輩から合コンに誘われても断っていた

人数合わせで強制参加の合コンで連絡先を交換したいと言う人がいた

でもやっぱり二人だけで会うと口下手だから1回会って終わりだった

その後の合コンで会った何人かと連絡先交換したけど2回会えればいい方だった

結局、いつまでたっても彼女はできなかった


社会人3年目の時、大学ゼミ同級生の男1人と女1人から飲みに誘われた

ゼミ女子サバサバした性格で俺でも気軽に話せる人だった

彼女飲み会職場同僚女子を1人連れてきた

同僚女子普通にしていればかわいいのに、笑うと目も口も一直線の変顔になった

口元には薄っすら大きめのアザがあり笑うと引き伸ばされて目立った

でも彼女はアザなんて一切気にせず全開の変顔で笑った

俺は彼女とは初対面なのになぜか臆せず話せた

飲み会が終わる頃には彼女の変笑顔もかわいく思えた

でも彼女拒否されるのが怖くて、結局、連絡先を聞けなかった


飲み会後、1週間経っても彼女の満面変笑顔が忘れられずゼミ男に相談した

ゼミ男はゼミ女子に聞いてみればと連絡先を教えてくれた

ゼミ女子に連絡したら実は彼女を俺に紹介したくて飲み会に連れて行ったのだと言った

2人とも凄く性格がいいのに彼氏彼女がいないと聞いたからだと言った

ゼミからなぜ当日に彼女と連絡先を交換しなかったのかと怒られた

もっと早くに自分に連絡して来くるべきだったと説教された

あなたは人が良すぎる一刻の猶予もないのを全く理解していないと言われた

ゼミ男は飲み会の翌日には彼女の連絡先を聞いてきたぞと衝撃の事実を告げられた

とにかく急げ1秒たりとも逡巡する暇はないこの電話を切って今すぐ行動しろと言われた

俺は電話を切るとすぐ彼女電話してまた会いたいと言った

彼女は快くOKしてくれた


初めて二人だけで会った日

彼女は満面の変笑顔で待ち合わせ場所に現れた

普通の顔に戻るとやっぱりかわいかった

ランチを食べた後ショッピングに行くとメンズ服屋に連れて行かれた

女子と二人で服屋に行くのなんて人生で初めてだった

彼女に着せ替え人形みたいにあれを着ろこれを着ろと試着させられた

俺が絶対に選ばないピンク系がかわいくて一番似合うと言った

店員の前でも平気でかわいいかわいいを連発するから恥ずかしかった

その間ずっと変笑顔全開で楽しそうだった

俺が人前でかわいいって言われるのは恥ずかしいからやめて欲しいと言うと

彼女かわいいものかわいいと言ってなぜいけない

女でも男でも子供でも大人でもかわいい褒め言葉だと言った

かわいい服のほうが俺には絶対に似合うと言った

まだまだ男らしさ女らしさが求められる時代だった

彼女時代の遙か先を行っていた


彼女は俺の笑顔が好きだとも言った

俺は彼女自分笑顔が好きじゃないと言った

彼女は俺の笑顔見ていたら自分笑顔になる

その笑顔は最高だからもっと笑った方がいい

自分の笑い顔のほうがよっぽどへんてこだと言った

それを俺が笑ったら、笑いすぎ失礼すぎると怒られた


それまでにもそういう風に思ってくれた人はいるとは思うけど

口に出して面と向かって言ってくれた人は彼女が初めてだった

俺はずっと無理して男らしくしようと背伸びしていたと思う

彼女にそう言われて肩の力が抜けた気がした

彼女の前では自然体でいられた

そして人生で初めて彼女ができた

彼女家族以外で本気で喧嘩できる初めての人になった

彼女家族親戚以外で初めて下の名前で呼べる人になった


からといって俺の性格根本的に変わったわけではない

女性恐怖症も人間不信も完治したわけでもない

笑顔がぎこちなくなることも多いし

ネガティブ思考も一向に抜けない

ここでこんな文章を書くくらいにはこじらせている

それでも彼女は今でも待ち合わせには変笑顔全開で来てくれるし

メンズ服屋の店員の前でオッサンになった俺を平気でかわいいと言ってくれる

2024-05-14

他人悪口で盛り上がれる神経がわからない

最近友人に誘われて飲み会に行った。

もともとお酒が飲めない自分ソフトドリンクで粘っていたが,会話の内容がしんどすぎて2次会にはいかなかった。

飲み会に来ていた女性が,「友人から聞いた,その友人の友達恋人やばいエピソード」ばかり話していた。

聞いている間ずっと,「なんでこいつは,そんなやばい奴に脳のリソースを割けるんだろう」という感想が頭の中をずっと駆け巡っていた。

友人,同僚や上司先生,親兄弟など,どうしても付き合わなければならない人間はいる。そんな人の愚痴が出るのは理解できる。

自分だって同僚との人間関係がうまくいかなくて親や友人に愚痴を聞いてもらったことがあるから愚痴を言うのはわかる。

しかし,「友達から聞いた愚痴」をぶちまける意味が分からない。ぶちまけた時点で愚痴から悪口に代わっている。だいいち面白いと思って話しているのだろうか?

仮に自分愚痴を聞いたとして,それをこういう風には他人に話せない。やばい奴のことを考えて,その話をしている時間無駄すぎる。

やばい奴のことを考えている時間,代わりにすごい奴とかいい奴のことを考えたほうがよくないか

自分はそう思っていたが場は盛り上がっていたので,おそらくこれが正解のコミュニケーションなんだろうな。

人づきあいが苦手で,友達は少ないし恋人もできたことはない自分感覚はおそらく異質で,それがなんとなく悔しかった。

追記

いろいろな反応をいただいてびっくりした。

お前も悪口をここで言っているじゃないか→その通りです。愚痴のつもりで吐き出したかったけど,これじゃ悪口ですね。申し訳ない。

お前の人づきあい希薄で内容に共感できないか面白くない→確かに自分共感できる趣味とかの話題は楽しく聞けるので,自分に足りてないのは人づきあいとそれに伴う不快出来事なのでしょうね。

自分も同じ体験したことがある→自分だけじゃないことがわかって安心した。本当にありがとう

2024-05-13

上司新人を甘やかしてる

先週の出来事だ。私は、地方公務員をしている。市役所勤めだ。

税の仕事をしてるのだけど、今年入った新入職員の子が、机の上にぬいぐるみを置いている。

なんなのこれ、と最初は思ったけど、職員同士の雑談でわかった。あれは「すみっコぐらし」のキャラクターのようだ。

青っぽいぬぐるみを机の端に3つ置いてた。

それを見たほかの部署の人が、その子に「それ、かわいいね~」とか「○○のおかあさんだ」とか、からかって談笑してた。

それはまだ許せるんだけど、そのぬいぐるみ市民からも見える位置に置いてある……。

さすがにまずいだと思って、上司2人(係長課長)に「あれはいいんですか?」と相談したものの、「いいよ、それくらい」とか「あれぐらいの年の子なら……」など、聞く耳をもってくれなかった。

の子未成年とはいえ社会人だ。職場にあるデスクに手のひらサイズぬいぐるみを置くのはやりすぎである

なんとかして注意をしたいけど、最近の子ってどう話していいかからない。

増田民か、ブクマカ民でいい方法を知っている方がいたらご教示がほしいです。

今のトレンドに載ってる「重度の知的障害」って…

知的障害を負わせた側が賠償金を支払う必要があるくらい、不幸な出来事なんだろうか

それとも、障害は不幸ではないと当事者団体が言ってたし、賠償金対象なんかにはならないものなんだろうか

2024-05-12

散歩中に出会った女児のこと


当方40代男性である

一応就職はしてるけど、障がい者枠で民間企業で働いてる。

子どもの頃から手のかかるヤツだったのは間違いない。でも、ここまでは来れた。一応は一人で生きている。

本筋だけど、昨日の土曜日出来事で、ちょっと思ったことがある。昨日、とある増田日記を読んで、自分も書いてみようと思った。

今朝起こったことなんだが、その時は自宅の山の近くを散歩してた。田舎道路だ。

うちは田舎なのだが、近年、イオン系列スーパーマーケットとか分譲地とかニュータウンみたいなやつが進出してきてる。

その分譲地の前を通った時だ。当方と同じ、40代半ばの男が道路を歩いていた。焼酎学校同級生だった。高校も一緒だった。黒いジャージ姿だったかな。

顔はまあまあで、中肉中背だけど精悍な感じがする。性格とかキャラはよく覚えてない。どっちかと言うと自信家だった。昔から雰囲気は変わってない。

祖父時代から地元の名士である先祖大体、この市町で公務員勤めをしている。もちろんアイツも地方公務員高校を出る時に公務員試験に合格して、クラスメイトからは「あいコネじゃね?」とか言われてたけど、自分は違うと思った。確かに苗字は相当珍しいけど、でもあいつが性根が腐ってるとか、そういうやつじゃないのは知ってる。

それでさ、自分がいつもそのニュータウンの前を通る時、幼稚園くらいの女の子が兄妹とかと遊んでる。3人くらいで。その時も、いた。やはり姉妹3人で水遊びとかしてた。

の子達は、月に何度か散歩中に見かける。姉妹仲よさそうに遊んでる。お互いに存在認識してる……くらいかな。いや、やはり向こうは俺を認識すらしてないと思う。子どもだし。

さっきの道路の場面に戻るけど。その同級生がさ、その女児が遊んでる分譲地の、住宅の端っこあたりを通ったのだ。俺もすぐ近くにいる。すると、その女児がさ、「こんにちはー!」って大きい声でその同級生挨拶をしてた。

駆け寄り気味な感じだった。同級生も、「こんちは~」って感じで挨拶を返してた。よくない癖だとは思ったけど、その女児の顔を見た。そしたら、満面の笑みだった。俺は、女の子でも女性でも熟女でも、こんな眩しい笑顔を向けられたことはない。

あんな5才くらいの幼い子でもさ、「アルファオス」というと悪い言い方になるけど、そういうのがわかるんだよな。いい男性区別がつくのだ。この年代でも。増田で言うところの、『強者男性』というやつだ。

あー、ちょっと気が滅入ったわ。5才ほどの子にすらモテるってことは、きっと若い子にもモテるんだろ? あいつは。正直、羨ましいわ。自分も、一度でいいか女の子モテてみたい。

こんなこと思ってもしょうがないけど、男だったらやっぱり、女の子モテたいって思うじゃん。俺も、仕事でいい成果とか出せたら、女性が寄ってきたりするのかな。だったら、頑張りたいな。

俺のところにも、メフィストフェレスが来てほしい。

ファウスト』っていう作品があるんだが、ドイツファウストっていう黒魔術の怪しいおっさんが住んでいて……悪魔メフィスト出会って、死後の魂の服従を交換条件として、現世で人生のあらゆる快楽や悲哀を体験させるという契約を交わすのだ。

それで、ファウストはグレートヒェンという町娘と恋をして、子供を身籠らせて、それで……なんかもういろいろあって、スゲー紆余曲折体験して、最後は満足して逝くのだ(「時よとまれ お前は美しい」)。

魂は悪魔に引き渡される約束だったけど……以下ネタバレなので省略する。

日曜日に、こんなぼやきをしたくなる程度には、衝撃的な出来事だった。

子どもだって自分にとっていいモノもいいヒトもわかるんだよなって感じて、思うところがあった。

お目汚しをすまない。ちょっと思ってみただけだ。

人間視覚というのは、かなり中央の部分しか色の検知が出来ないらしい

から真ん中以外の周囲は色がない映像とのこと。

しかし、我々が認識している世界が全面フルカラーである

これは脳が目一杯機能してそのように見えるように工夫しているかららしい。

目は定期的に周囲の空間スキャンしている。

そのときに色の認識をしているのは視覚中央部分だけでその他は白黒なのだが、

目は周囲をスキャンした映像をつなぎ合わせて上手いこと世界フルカラーに見えるような映像に変換してるらしい。

これすごいよね。

同じことを機械やらせるとなったらなかなか大変なことだと思う。

とすごいすごいと言ってればいいわけでもない。

というのは人間世界を誤認識してしま理由も同じ機能によるものからだ。

要するに見えていないものでも見えているように錯覚させてしまうのだ。

ちょっと試して欲しい。

実際、視界の中で見えているものと思い込んでいるものがどれほど見えていないかを。

ここまでは見えていると思っているものでも案外と人間の視界は狭い。

それでも我々が周囲のことを把握している思っているのは脳がそのように錯覚させているからだ。

セクシーな女の人の写真の背景にゴリラが写っていても気づかないみたいなのとかもそれ。

このことをよく理解して認識していないと事故が起こる。

信号のない交差点自動車で右折しようとする。

一時停止して右を見て左を見て何も来ていないから右折。

と右折してからルームミラーを見ると車が真後ろにいる。

いったいこの車はどこから来たんだ?

なんて経験がある人もいるのでは?

これなんかは典型的錯覚で見えていないものが、なかったことにされている現象だ。

人間は絶えずこのような勝手想像をしている。

要はね、焦点がどこに当たっているか?を常に意識する必要がある。

人間なんてど真ん中のことしかわかっていないんだ。

とよくよく了解していたら、錯覚は起こりにくい。

見えている範囲で言えば真ん中のことしか実際には見えていない。

そのことを忘れないことは大事だ。

こういったことは視覚だけでなく、人間の様々な認識で現れる。

私達は、実際にはこの世界のことを殆どわかっていない。

どうしてスマホの表面を指で撫でると文字入力できるのか?

このスマホの画面はどのような仕組みで表示されているのか。

スマホに触れている指の先っぽの爪、これはなんで伸びるの?

ほとんどのことを何も知らない。

でも、生きているとそういう知らないということを意識することが出来ない。

なのになんとなくわかっているような気だけはしている。

脳がそのような働きをするからだ。

スマホにはタッチスクリーンが内蔵されていて電位的なものと感圧を測定して……

とか全然理解していないのになんとなく言葉だけは出てくる。

これは生成AIが嘘を言うのと同じ仕組みだ。

(と断言したがもちろん同じ仕組みなのかどうかは知らない)

でもまあ結局、人間というのはかなり適当な生き物なんだ。

から天才になる人っていうのは、なんで?なんで?って子供の頃質問を連発する。

やっぱ天才子供の頃から違うんだねとかいうけど、

これは逆説で天才からなんで?って聞くんじゃなくてなんで?なんで?って理由を確かめる人だけが天才になれるんだよ。

なんか話がズレたな。

とにかく人間というのは焦点を合わせた物事しか正しく認識することは出来ないということだ。

その他のことは生成AI連想するように物事勝手でっち上げて「現実」だと認識させている。

人間が自信を持って嘘を言うのもそういうことだ。

タイトルしか読まずに反論をするのとかもそれ。

勝手連想して勝手に内容をでっち上げてそのことに反論している。

から焦点がどこに当たっているか認識する必要がある。

反論を書く前に、ちょっと待って私はタイトルしか読んでない!、と気づかないといけない。

大事なのは、いま焦点を当てているのはどこか?ということ。

アンガーマネジメントなんかもそう。

怒り沸騰しているときには、「怒りの出来事」に心の焦点が当たりきってしまっている。

そのことに気づいて焦点を他のことに移す。

とにかく焦点。

人間大事にしなくてはいけないのは、いま焦点がどこに当たっているか?を認識すること。

2024-05-11

anond:20240511120013

痴漢されたのですか?それが気になっている人にメシに誘われたのと同じくらいハッピー出来事なのですか?

anond:20240511114358

まりそれは事実以外の出来事に対する想像力の欠如だからなぁ

外界の刺激に反射的に反応することしかできない、昆虫みたいな生命体になるんじゃないか

2024-05-10

組織共同体に対する負担コストを嫌うのはむしろ女性だよね

男に痴漢撲滅するインセンティブなんかなくね?

anond:20240510000324

(ブコメ)

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240510000324

(二階)

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240510000324

電車止めたらいいと思うよ。なんで止めないの?触られたり触られたのを見るたびに車内車外問わず緊急ボタンを押すように鉄道会社が勧めるべき。ストライキと同じだよ

片っ端から通報して電車止めるのは良いアイデアだと思います被害者我慢してコスト負担する必要なんか一つも無いです。乗り合わせていれば協力します。

コストで動く人たちを動かすために電車止めまくった方がいいと思ってる。他人犠牲にした幸せって突き詰めるとただの奴隷制度なのよ

世の女性たちが「よし分かったうちらで何とかするわ」ってなって片っ端から通報したら、電車まりまくるけどそれはいいの? 女性我慢することで既にかかってるはずのコストを見えなくしてるのが現状では。

なんか「電車止めたらいい」とか言いだす奴が出てきたが、自分に関わりのない出来事でホイホイ電車止められるなんて女でも女でなくてもイヤだろう。順法闘争やスト権ストの行き着く先は暴動だった。通勤電車に乗るのは主に同じ労働者だったはずだが、それで労働者同士の理解を得られたかといえばむしろ逆効果だった。

というか共同体のために自分が何かを負担したりするのを嫌うのはむしろ女の方だろう。少し前だが資生堂ショックというのがあった。あれは既婚子持ちの女性社員への独身女性によるフォローに対して反発が起きた構図だが、出産育児という企業あるいは社会にとって「良い(正しい)こと」を実現するための負担独身女性が嫌った結果、うまくいかなかったという実例だ。同じ女同士であっても「なんで私がそんなことまで負担しなければいけないのか」という形での対立は生じうるということだ。最近だと「子持ち様」という言葉にそういう反発がよく表れている。

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