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2024-06-12

anond:20240612134439

10年以上前サボテンを買う→結婚→今は子供たちが合宿で不在

二人目の子供が10才で習い事合宿行ってると考えると(それくらいじゃないと親不在で合宿行けないだろう)、サボテン来てから3年目くらいで二人目産んでるのか?

彼女サボテンプレゼントした

下北沢雑貨屋の軒下にサボテンが売られていた。

親指くらいのサイズ100円。

同棲している彼女が好きそうだなと思った。

その日は給料日で余裕があった。

店の中で椅子腰掛け気だるそうに雑誌を読んでいる店主に声をかけて、サボテンを買った。

レジサボテンを袋に入れてもらっている間、なんとなしに気恥ずかしさが湧いた。照れ隠しに「プレゼントなんすよ」と言ってみた。

「へえ、誰に?」と店主。

同棲している彼女に」

サボテンはね、人を選ぶよ」。目を合わせず店主がつぶやいた。

きっと喜ぶよ、とか、センスいいね、とか、客商売ならもっと気の利いた一言もあるだろうに、と思ったが、妙に納得した。

サボテンを持ってる自分おかしくて、足早に家に向かった。

家の間取り玄関扉を開けるとすぐに廊下台所がある。

扉を開けると煮込み料理を作っている彼女と目があった。

彼女視線が俺の顔から右手に移る。

「…サボテン」と彼女がつぶやいた。

プレゼントです」答える俺。

「なんで?」と彼女

テンションの上がらない彼女に内心焦りながら「なんとなく、似合うと思って」と言葉をつなげた。

その瞬間彼女の表情がくしゃっと崩れた。

「うける」

笑顔が見れて、ほっとした。

コンビニプリンを食後に食べながら、彼女サボテンについて話をした。

店主に教えてもらったはずのサボテンの種類はすっかり忘れた。彼女は「サボテン」では味気ないからと「トゲピー」と名付けた。

トゲピーかわいい

そういって彼女は少し前かがみになって笑顔をみせた。彼女は笑うと左右非対称で、右目のほうが少し細くなる。そんな顔が可愛いと思った。

サボテンを買って1年後に入籍賃貸更新にあわせてもう少し広い家に引っ越した。もちろんサボテンも一緒だ。

トゲピーに話しかけながら「きょうもいい天気ですね」「チョゲッッ(裏声)」なんて一人芝居をしている妻は微笑ましかった。春の日にはじめて植え替えをした。広い植木鉢にうつったトゲピーはすくすくと成長をした。

それから何度か鉢植えをおこない、トゲピーは俺の腿から腰くらいの大きさになり、妻は2児の母、俺はしがないおっさんへと変貌した。

子どもたちは習い事合宿に行った夜、久しぶりに夫婦ゆっくりする時間ができた。

晩酌をしながら話をした。子どもたちの話が一区切りついたあと、ふとトゲピーを横目で見た妻がつぶやいた。

「実はいきなりサボテン買ってきて、なんて勝手なんだろうって思ったんだよ」

その言葉に心底驚いた。表情を察してか、妻が続けた。

絶対お世話するの私だろうなって思って」

ぐうの根も出なかった。実際、サボテンを買ってからしばらく放置していたのは俺だった。水やりも妻がかいがいしくやっていた。

好きでやってるのだと思った、と弁明した。

妻が目を細めて、話をした。

「命だからね。最初義務感だった。でも、トゲピーって名前つけてからあなたが時々『お、トゲピー元気だな』とか話しかけてるの見て可愛いなって思ってたの。それと、私が妊娠しているとき、土いじりは危ないからって植え替えを率先してやってくれて、この人とだったら子育てもできそうだなって安心したんだよね」

妻とそんな話をしたことがなかったので、俺はなんと言えばいいかからず逡巡していた。多分相当変な顔をしていたんだと思う。少し酔っているのか、頬を赤く染めながら妻が続けた。

「あのときトゲピーを買ってきてくれてありがとう

妻は少し前かがみになってはにかんだ。左右非対称で、右目が細くなる笑顔

10年以上前に聞いた店主の声を思い出す。人がサボテンを選ぶんじゃなくて、もしかしたら俺がサボテンに選ばれたのかもしれない。そう思うと、トゲピーはなかなか見る目がある。俺はトゲピーを見た。軒先で売られていたころより何十倍も大きく成長した彼を誇らしく思い、ビールを飲み干した。

趣味って大事

俺は学生時代からずっと楽器をやってて、社会人になっても惰性で続けていた。

楽器は、単音楽器だ。だからひとりでやっても音楽として完結しにくいしあんまり面白くない。だから、いつも何かしらのバンド所属していた。

バンドといっても、ロックバンドのような4ピースバンドとかそんな感じの規模感のものではない。

ビッグバンドとかスカバンドとか吹奏楽とかオーケストラとかそう言うイメージ

 

俺は社会人になってから、いつも平メンバーとしてどこかしらのバンド所属し、たまに雑務をやることもあったが、大体はただプレイヤーとして参加していた。

地方のこの界隈では俺は割とプレイングスキルがある方で、プレイヤーとして重宝されがちだった。

その一方で俺はめちゃくちゃコミュ障で、活動後の飲み会とかはあんまり参加しないor参加してもすみっこで延々と生ビールを舐めてるだけだった。

ただ、活動の時は割と大人数の中でも目立つくらいに「上手い側」の人間だったからか、そんな感じでも声をかけてくれる人がいたり慕ってくれる人がいたりした。

楽器自体はもちろんアクティティとして好きだったが、それ以上に対人スキルがなくても人と接するツールとして重要だった。仕事が忙しくてなかなか時間が取れないとき、辞めようと思うこともあったが、そのことを思うと辞められなかった。半ば惰性になっても、続けていた。

楽器は俺の居場所だった。

 

20代も後半に差し掛かった頃、ネットで新たにバンドメンバー募集があった。

そのバンドはこれから新規で立ち上げるバンドだそうで、設立メンバー募集していた。

そして、そのバンドがやるジャンルが、俺がずっとやってみたかったジャンルだった。

おもえば、長い年月ですっかり忘れていたけど、これがやりたくて、この楽器を手に取ったんだった。そんなジャンルだった。

俺は今までになく熱量を持って応募した。

初回の集まりはワクワクしながら向かった。

ジャンルが珍しかったためか、楽器経験はあるがバンド経験がないという人は多かった。このバンドの発起人自身もそう言う人で、とても驚いた。大人になってから楽器を始めた初心者もいた。

楽器経験も長く、バンドいくら経験があった俺は、右も左も分からないその烏合の衆に頼られて、俺は初めて「運営側」となってバンドに参加することになった。

 

運営側って大変だった。

これまで平メンバーとして参加していたバンドで、何となく知ったことや、耳に入ってきたこと、実際自分がやってきたこと、それらの知識を総動員して運営して行った。

 

まずは実務の部分。最初会計の整備、予算をざっくり出して会費などが決まったら、名簿や規約の整備、活動会場の選定や手配、地域施設を利用するための組織登録連盟(社会人サークルの互助会のようなもん)への登録申請

 

ある程度軌道に乗ったら、広報活動SNSWebサイト、チラシなどの運用メンバーはまだまだ足りなかったので、かき集めなければならなかった。募集要項のとりきめ。

 

演奏が様になってきたら、次は披露する場を設けたい。公民館はその手のイベントを各週末にやるために奔走してる場合が多いので売り込み。他にも自主開催のために箱を手配。また会計広報、そして楽曲の利用許可申請

 

バンド運営はそれだけでは足りない。

キモ演奏面。

珍しいジャンルバンドだったためか、ズブの素人から俺のように経験が長いのもいたし、セミプロみたいなのも入ってきて、メンバーカオス状態だった。

俺はプレイングの面でもメンバーを引っ張って行かなければならなかった。

まず、ガンガン高難度の楽曲に挑戦したい人、易しい楽曲を楽しく演奏したい人、それらの要望をなるべく公約数化してセットリスト作成。もちろん著作権などの権利的に可能範囲におさめなければならない。

そして、できるひと、できないひと、その人の得意なこと、苦手なこと、把握して、アンサンブルの整理と調整。

俺が今まで1プレイヤーとして肌感覚でやってきたことを言語化したり、音楽理論として頭に入っていることをわかりやすく噛み砕くなどして、わからない人にも伝える。そして、俺よりウエの腕っぷしの人からは、吸収したり、教えてもらったり。

 

バンドメンタル面へのフォロー

メンバーたちの不満の聞き取り。あの曲は難しすぎて苦痛とか、今回のセットリストは好きな曲が少なくてしんどいとか、あの人の演奏不快だとか、あの人が臭くてとなりで演奏するのが苦痛とか。

要望聞き取りもした。こんな音楽楽曲やってみたいと言う話から合宿をしたい、BBQをしたい、とかそんなことも。

対応できることできないことはあれど、今後の運営に活かす。

 

運営は大変だった。

俺には向いてないな、なんて思うこともいっぱいあった。

でも、ここでは俺がやりたかった音楽ジャンルができる。ずっとやりたかった音楽ができる。そのためなら、円滑に運営を転がすために、そしてできる限り良い演奏をするために、できることはなんでもやった。

 

色々やっていく中で、俺は成長した。

 

はいままで、「趣味音楽」と言ってきたが、そうで無かったことに気づいた。俺が今までやってきたのはアクティティとしての楽器に過ぎなかった。

まれも育ちも暮らし楽器経験も年齢も性別も違うまわりの人たちと一緒に、できるだけ「みんなが」納得できる演奏をするために必要調和。その結果出力される演奏が、音楽だった。と、個人的感想を得た。

これは、

ぶつかることは多いし、納得ではなく妥協を求めることも求められることもあるし、

アクティティとしての楽器演奏より、だいぶ不快で、難解で、不合理で、不条理で、とても楽しかった。

 

次に、対人コミュニケーション能力の向上。

立場上、大きなものから些細なものまでメンバー同士のトラブル第三者として接する機会が多かった。

コミュ障でもできる相手vs自分のとりあえず共感だけしておけばそれなりに円滑に進む(し円滑にならなかったら切れば良い)人間関係とは違って、

生々しい本音と建前と解決課題がある他人vs他人関係に目をくばせ時にバンドのために(と言う立場で)口を挟まねばならない状況で、人の心の機微というか、人間本質のようなものをたくさんインプットした。

このインプットによって、アウトプット=俺の対人技術も、それなりに向上したように思う。

 

ところで俺は社会人になってずっと、一日VSコードを触るタイプ仕事をしていた。言われたことを淡々とこなすだけと言って差し支えない仕事をしていた。

30にも差しかると、同じ会社に居座るにしても転職するにしても、ディレクション側というか、マネジメント側というか、そういう立場への進化を求められる気配がする。

ずっと「無理だなー嫌だなー俺には向いてないしなーでも一生ドカタの最前線(というほど先進企業でもないが)で新しい技術言語を身につけていかなければならないのもつらい」と思いながらグダグダitドカタをやっていた。

しかし、昨年、この「趣味」の経験から、「なんかいけそうじゃね?」と思えて、一歩踏み出すことができた。

 

かにも、このバンド恋人もできた。今までの俺の、卑屈で根暗で斜に構えた人生では望むべくもないような、

強く優しく気立てが良く、心の底を打ち明けられる素敵な恋人ができた。

 

思えば、俺は趣味自体はずっともっていたわけだが、このように「自分が本当にやりたい音楽ジャンル」に触れた瞬間、人生がこのように切り開いた。趣味も突き詰めれば自分人生の糧となる。

趣味は素晴らしいよ。はてなのみんなも、斜めや上から構えたはてな特有のセンテンスで集めたスターも確かに人生の素晴らしい糧ではあるが、

外に出て人と接する趣味もまた良い。

2024-05-30

anond:20240528100846

子供がもうすこし学年上になって、学校部活宿泊系の行事に行くようになったらどうなるかで決めたらいいんじゃない

周りの人たち聞いてると修学旅行合宿ときに大ハッスルするって人がまあまあな数いる

2024-05-28

anond:20240528204550

同級生は中1の時の合宿で、自慰のやり方を知らない同級生に実地訓練したらしいよ。きっかけは同室の男子で早撃ち大会したことだったとか

大人が気を揉まなくても自然と耳にするんじゃないか

2024-05-25

そういやウマ娘って今どうなってるの?

ステータスの上限が1500だかになってU+とかい意味不明ランクが増えた辺りから完全に知らんのよね。

スーパー友情トレーニングアイテムシマシで一発で合計400ぐらいステが上がってる画像見て「マジで意味わかんねー」となったことまでは覚えてる。

んでまあ三女神かいう謎のシステムが追加されたのまではチラっと見たんだけど、今はそっから更に凱旋門賞とかUAFレースとか始まってるらしいな。

ちょっと動画検索したらトレーニングレベルLV50とか書いてあってもう全てがインフレしすぎて意味不明

リセマラ最強だった緑の女も今や最強ランキングで遥か下層、ライバルだった黄色の女も下層、凱旋門賞関係するらしい怪しいロリも下層、でも新しい友人サポカは最強の一角らしい。

何もかもが意味不明なんだが~~~~~~???????????

でも動画見ると基本骨子は一緒っつーかさ、ハイパー友情トレーニング超絶上振れドッカンドッカンかませるかが大事で、多少のマイナーチェンジはあっても基本的には合宿を上手く理由するのと最終決戦バッチリ決めないと駄目なのは一緒っぽい。

結局あんま変わってないの?

それとも実は劇的に変わってるの?

というかなんでたづなさんが最弱クラスになってるの?

もう全部意味不明じゃー!

2024-05-23

大日本蹴球協会杯」が84年越しに“奇跡返還” 三田ソッカー倶楽部からFAへ 戦争激化で所在から

大日本蹴球協会杯」が84年越しに“奇跡返還” 三田ソッカー倶楽部からFAへ 戦争激化で所在から

というような記事があちこちに出ている。

引っかかる記事だ。

まず、”戦争激化で所在からず”ってあり得ないだろう。まあ金属拠出を避けたということではないのか?

このあたりの経緯をきちんと調べないのは歴史捏造だろう。慶応大学には歴史先生もたくさんいるわけで、きちんと経緯を調べて発表してほしい。

別に金属拠出を逃れたことを今更どうこう言ってもしょうがないけど、それは当時はあまりフェアな行為じゃないですね。

もちろん当時OBの中でも、拠出に応じるべきというひとがいたでしょうから、そういう声をどのように出さない派のひとが対応したのかも、ぜひとも関係者証言を探してほしいですね。まさか、当時の関係者がみんなしまった場所をなくしたわけではないでしょうし、もしかすると総意で隠したのかもしれませんけど、それはそれで一つの歴史の話でしょう。

もっと問題なのは、その後、長い間出さなかったのも理由はあったのでしょうからそれも明らかにしてほしいですね。合宿所はそれほど広いものではないでしょうし、建て替えなどもしているのでしょうから、これまで気が付かなかったというのはありえないと思いますけど。

しかすると上記の隠したということがあるので、出せなかった、ということかもしれないと思いますこちらは関係者が経緯をしっているでしょうからきちんと話を聞いてほしいですね。

そういったこと抜きで昨年見つかってようやく今出してくるというところに、体育会のなんとも閉鎖的、かつまずい話は出さないという嫌な面をみたような記事のような気がします。新聞もそういう疑問抜きで、公式発表だけ書いていればいいのでしょうか?

ネガティブなことを書きましたが、むしろ、ぜひともこどもたちへは、サッカーをすることが禁じられたり、このようなカップ拠出させるようなことが戦争になると起こったことを教えて平和教育にしてほしいですね。

という話は抜きなのが今のサッカーであるようにも思いますが。(反戦的なことをいっちゃあいけないみたいな風潮は日本スポーツ界には強い、特にサッカーには強いように見えます

2024-05-10

anond:20240510105721

毎年親戚で何日も集まった時とか、家の水周りの工事中とかずっと行ってたな

自分大学上がる頃には合宿で行ったり

まあ成人してからはほぼないわ

一回ビジホの大浴場行ったらホモだらけな上に湯がクソ汚くて後悔した

2024-05-07

生活を老後まで楽しみたいなら、少年チンコをしゃぶるのが先見の明あり

野球チームなんか作ったりしてな。自宅を合宿所にしてな

2024-04-26

10年以上前に別れたモラハラ元カレのお母さんからLINEがきてビックリした!

ちょうど昨日免許とるのに宮崎まで合宿に行った話が出てて、その時にその元カレのお母さん(宮崎住み)にお世話になったこと思い出してた所だったから凄い偶然

そのお母さんはとっってもいいお母さんですごくお世話になった。

どうやらその元カレはまだ独身らしい…

あんなにモラハラ酷かったらそうだろうな

別れて良かったと思ってるけど、お母さんによくしてもらったことはとてもいい思い出として残ってるから心がホッコリした

2024-04-19

体力があれば

すっかり老い上司が言う。「やっぱり体力がものを言う。東大京大の奴らは頭もいいが体力がある。受験をこなすだけの根性は体力があってこそ。体力こそがもっとも有力かつ根源的なビジネススキル。俺も若い頃は云々」

またある同僚は言う。「もう寝てない自慢とかやんないけど、昔はまあ寝てたらできない仕事もあったよね。忙しいとか言うけどさ、寝てる暇あるだけいいじゃんとかって思っちゃう。やっぱり体力がないと乗り切れない局面ってあるよ」

そうだな、そうかもしれないな、と思いながら僕は休日になると眠くて仕方がない。朝ゆっくり起きて、昼寝して、お酒を飲んだらすぐに眠くなる。すぐ寝るやつは燃費が悪いんだよ、と大学時代合宿で笑われたことを思い出す。肉親の今わの際ですら、うつらうつらとしてしまたことを思い出す。一日中立ち仕事バイトをはじめて、三日目で熱が出て立ち上がれなかった朝を思い出す。きっと僕には体力がない。

体力づくり、体力勝負、心技体。

から漠然と体力は生きるのに必要な要素として教育され、スポーツ運動自然と育まれものだと刷り込まれてきた。お察しのとおり僕は運動も苦手、部活文化部趣味インドア。体力を身につける機会なんてなかった。気まぐれにランニングしたりジムに通ったりもしたが、体力がついたという実感はない。運動後の爽快さのあとには常に眠気がついてまわるので、運動すなわち疲れるもの、という認識でいる。

年齢を重ねたこともあって、体力を意識することが多くなった。上司は同僚は思いついたように体力をつけようと走り出したり、最後は体力よ、と強がったり、バイタリティのある働きぶりを評価したりしている。僕は決して評価されないが、なけなしの体力(らしきもの)を絞り出して通勤し、一日十時間程度は仕事をこなしている。でも本当はずっと寝ていたい。やはり僕には体力がない。

僕のこの体感、消えない眠気を宿した肉体を怠惰だと呼ぶのであれば、怠惰とは呼ばれない程度の体力とはどのようなものなのか。そしてその程度の体力とはどうすれば身につくものなのか。若さを失っても取り戻せるものなのか。

いまだに答えを得ていない。たとえ体力を身につける方法を得たとしても、きっとその方法をこなすだけの体力が必要になるのだろう。小さなことからコツコツはじめる体力があるとは思えない。どうしたって僕には体力がない。

こうも漠然とした体力の正体とはいったい何なのだろう。いわく筋肉量、いわく持久力、いわく精神力。適正に運動し鍛えられた身体が生み出すのが体力というものなのだとしたら、僕はもうそんな身体と素質を取り戻せないのではないか

きっと他のみんなは僕より体力があるに違いない、と恐れつつ、今日Netflixを観ている途中で寝てしまう。二時間映画にすら見合わない僕の体力。楽しさの代わりに眠気が支配する人生。原因はきっと、やはり、どうしたって。

いったい体力ってどうやったら身につくのだろう。そう思いながら寝床眠る。僕は夢の中でのみ軽やかに走り、想い人と明瞭に話し、眠気のない頭でいられる。

でもそのうち夢の中でも眠くなるのだろうな、と恐ろしくなる。

どうすれば体力がつくのだろう、体力っていったいなんだろう。

体力があれば、なあ。

2024-04-08

anond:20240408010741

プレスリリース          2008年7月15日

株式会社プリファードインフラストラクチャー

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   プリファードインフラストラクチャーはてな戦略的提携合意

  第一弾としてはてなブックマークの新機能共同開発し、本日リリース

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株式会社プリファードインフラストラクチャー代表取締役西川 徹/東京都

文京区)と株式会社はてな代表取締役近藤淳也京都市中京区)は、7月15日

付にて、両社の長期的な発展を目的戦略的提携をおこなうことで、基本合意

いたしました。

今回の戦略的提携により両社は、はてな運営するウェブサイトはてな」に

おいて、プリファードインフラストラクチャー保有する高度な情報処理技術

と、はてな保有する高いインターネットサービス開発能力を組み合わせ、

ユーザーにとって価値が高く、新規性のあるサービス開発をおこなうことで、

両社のさらなる発展とインターネット分野における成長を目指します。

提携の具体的な成果として、本日ソーシャルブックマークサービス

はてなブックマーク」にて「関連エントリー表示機能」をリリースしました。

機能については、本年6月に両社が初めて実施した共同開発合宿によって生ま

れた第一弾の成果となります

はてなブックマーク関連エントリー表示機能」について

http://b.hatena.ne.jp/

機能は、プリファードインフラストラクチャー保有する類似情報抽出エン

ジンを元にはてなとの共同開発により、製作された類似記事抽出機能です。

機能の大きな特徴として、はてなブックマークのある記事におけるエントリ

ーページを閲覧すると、「そのエントリーに関連する他のエントリー」が表示

され、ブックマークされた該当記事 (エントリー) に関連する他のエントリ

を高い精度をもって発見することが可能となります

例えば、タイムリーに盛り上がっている議論ブログ関連エントリーとして、

同様の議論議論のサマリなどが一覧で見ることができる、あるいはコンピュー

タについて書かれた技術エントリからは、類似する他のテクニック

発見できるといった、利用者がより多くの価値ある情報出会える機会をも

たらす新機能といえます

両社では現在さら新規性の高いシステムの開発にも取り組んでおり、今回

リリースした機能にとどまらず、今後も継続的共同開発をおこない、ユーザ

ーにとって価値の高い新機能新サービスを創出していく予定です。

https://web.archive.org/web/20080720142725/http://preferred.jp/index.html

2024-03-28

声優の声が無理ってやつ

大体これってアニメでは問題ないけどゲームだとダメって人も多くて、おそらくそういう人は声優に演技じゃなくて朗読をして欲しいんだと思う。

俺は昔放送部だったんだけど、アナウンス朗読は文頭から文末まで抑揚を付けず、右肩下がりになだらかに読む方が良いと指導されてた。

強調したいところをちょっとだけ声の高さを上げて読む必要はあるんだけど、それを意識しすぎて声がうねる様な読み方にしてはいけないってのが鉄則だった。

こういうのってNHKアナウンサーへの指導ベースにしてて、実際に地域放送部合同での合宿とかでNHKからアナウンサー指導役的なポジションの人を招いて指導を受けたりしてた。

なんでそんな事になるかというと、当時は放送部にとっての大会NHK放送コンクール(今はどうか知らん)だったから。

審査基準NHK関係者のそれだから、当然普段指導もそれに合わせるよね。

地域による指導傾向の差もあったとは思うんだが、少なくとも俺達が受けた指導では朗読する際に『演技は禁止』が鉄則だった。

情景を伝える為にある程度の抑揚は必要だとしても、『演技』というほど主観的であってはならない。

放送部のそれは文章を読み上げるテクニックを競うのであって、演技力を競うのではない、ってのが放送部における朗読指導だったんだ。

どうしたって演技が入ると抑揚が強くなって文章がうねって聞こえる様になり、単純な聴きやすさでは劣って聞こえる傾向あったしね。


ゲームでの声優さんの演技が合わないって人も、これと似たような事なんじゃないかと思うんだ。

声優さんがやってるのはあくま朗読じゃなくて演技だから、どうしたって抑揚が強くなって文章としては聞きにくくなるんよ。

演技関係ほとんど分からないけど、演じる際に聞き取りやすさを最優先するかって言ったらそうではないだろうし。

それに加えて声優さんの演技の為に作ったキャラ像と自分の中でのゲームキャラ解釈が合わないと、違和感はより強くなるだろう。

特にその声優さんが得意とするパターンの演技に聞こえたなら、その声優さんの色でキャラが塗りつぶされたと感じる人もいるんじゃないだろうか。

そういう人にとっては極力演技はいらないから、セリフを聞きやすく読み上げて欲しいんだと思う。

ただ、だからってそれを理由声優さんにヘイト向けるのは違うよね。

役者に対して演技の質を云々するならともかく、「お前の演技なんからいらんから朗読だけやってろ」って言ったら相当な侮辱でしょ。

そもそも声優さんはこういう演技してくださいって言われてやってるだけだし、それを制作側が嫌だって言うなら宮崎監督みたいに素人連れてくればいいだけ。

そっちの方が売れるならそっちを選ぶでしょ。

需要があるなら、そのうち自分の好みに合わせて聞こえる音声をAIが変化させるスピーカーとかヘッドフォンイヤフォンみたいなのが出てくるでしょ。

立場でいえば下請けに近い声優さんにヘイトが向くのはやっぱおかしいと思うんだよなぁ。

2024-03-23

男女比8.5:1.5の洗礼

大学の専攻の男女比が8.5:1.5だったんだけど、同級生との交流のために、所属以外のパーソナリティを伏せてTwitterをやっていた。

履修登録どうしようとか、今日はこれを食べたとか、そういうことを呟くだけの、何の面白みもない、小規模なアカウントだ。

ある日、必修の授業の時間スマホを弄っていたら、設置していた質問箱に「男?」というメッセージが届いたので、わざわざ嘘をつくこともあるまいと、女であると答えた。

その回答が投稿されるや否や、たちまちTLが騒然となり(みんな授業をサボってTwitterをやっていたのだ)、そのまま「この大教室から○○(私)を探そうぜ」という流れへと繋がった。

何故?いや迂闊なことを迂闊なタイミングで言ったのも、今まで情報を伏せてた私も悪いが、流石にキショすぎる!

冷や汗をかきながら、授業の残り時間を過ごして、その日は逃げるように帰った。

その教室には20人くらいしか女性がおらず、質問箱には「教室のどのあたりに座ってる?」だの「白いセーター着てる?」だの、特定を試みるメッセージが届きまくっていた。

"○○探し"はしばらく続いたが、私のことを知る人と誰かとの間で「あの子が○○の中の人だよ」「ふーん」みたいなやり取りがあったのだろうか、数日のうちに興味は失われたようだった。

話は変わるが、ある授業の合宿食事の席で仲良くなった男性(一方的Twitterを知っている)に、流れで「私が○○です。いつもTwitterでお世話になってます」と打ち明けた。

すると「マジ?本物?凄すぎる!握手してください!」という斜め上の反応が返ってきて、困惑のうちに熱い握手を交わした。

交際関係にない異性の手を触るのは初めてだったのでびっくりして、妙に印象に残っているが、全くいやらしさを感じない、100%リスペクトからなる、非常に情熱的な握手だったことを覚えている。

私は別に有名人でも何でもなかったので、唐突に注がれた謎の尊敬眼差しがこそばゆかったが、悪い気はしなかった。

私に好奇の眼差しを注いできた男性たちと彼の違いは何なのだろうかと、時々考えてしまう。

ちなみに握手を求めてきた彼は淫夢厨だった。少しなら淫夢わかるよ、と言ったら嬉しそうにしていた。元気にしてるかな〜

2024-03-19

まぁ自分小学生ときから障害者してたけど合宿役割決めのとき自分ヘルパーみたいなの作られたり過剰介護キメられて中学から言うのやめたしな そういうの当たり前だと思ってるナチュラル障害者気持ち分からん

2024-03-03

うちの実家は太かった

古くからその土地に住み、大きな家と田地を持ち、しか戦後農地改革ほとんどの財産を失い、裕福だった証拠はやたらと広い一族墓地くらいのもの田舎にはこういう家が溢れている。僕の家はそんな所だった。戦国時代から続いていて僕で 17 代目だとか?それを証明する家系図はもう火事で焼けてしまったみたいだが。

少し古い映画だが、「サマーウォーズ」で主人公訪問する田舎一族イメージとしてはアレに近い。正月一族で集まり当主から順にズラリと並び、その当主がくれるお屠蘇を漆塗りの器におしいただいて、一族健康繁栄を願うのだ。僕は当主からすると直系の最初の孫に当たり、父に続いてお屠蘇をいただくのを誇らしく思ったものだ。

しかし当時から不思議に思っていたのだが、父を含む僕の家族はこの家に住んでいなかった。父は長男、つまり次期当主だったのにも関わらずだ。家業は稲作なのに農作業を手伝うことは無く、そもそも他県に住み教師をして生計を立てていた。自然と僕もこの大きな家を他人行儀に感じ、普段公営住宅の狭い家に住んでいることから、この家のことを盆と正月にだけ滞在する言葉の通じない外国の別荘のように考えていた。「外国」と言うのは、県も違うので僕の方言が通じなかったのだ。

父が家を出た理由は本人からは結局聞けず仕舞いだったが、叔父などから断片的に聞く限りではかなり複雑な家庭環境だったようだ。確かに、僕の知るお婆ちゃんは本当の祖母では無いとか、床の間に知らない男性遺影が飾ってあるとか、そんなミステリアスな所も「外国の別荘」のような連想助長していた。これらについては、故人の尊厳のためにも深く穿鑿すべきではないと、当時も今も考えている。

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そんな父は、人の親としてはかなり優秀だった。それまでの経緯から実家支援は受けられなかっただろうに、独り立ちできるよう手に職を付け、教師としては結構な金を稼ぎ、できるだけ教育投資して僕を大学に入れたと思ったら、力尽きたようにポックリ逝ってしまった。それでいてそんなに禁欲的だった訳ではなく、夏休みには家族旅行もし、仕事研修で何度か海外に行き、長期の休みを取っては毎年一人でスキー釣りを楽しんでいた。

自身が興味を持ったことは何でもやらせてくれる父で、書道ピアノ幼児の頃から大学に入るまで続けさせてくれた。サッカーがやりたいと言えばボールを買い、野球に興味を持てばユニフォームを揃え、夜に星空を見たいと言えば立派な天体望遠鏡を買ってくれた。これらはほとんどモノになることはなく、ただ一つ、当時流行り始めていた 8bit マイコンを買ってくれたことが、僕が今でも IT エンジニアとして生きて行くきっかけとなった。

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そんな父にも欠点はあった。とにかく迷信深く、いくつもの新興宗教にハマったのだ。父自身、また僕が病弱だったことや、ひょっとすると実家事情も影響していたのかも知れない。今でも覚えているのは、自宅に仏壇とは別に祭壇を用意し、そこにお供え物を上げて妙な文章を読み上げる儀式を、僕が担当して毎日夕方にやっていたことだ。

他にも気功か何かで癌が治ると言う宗教に熱心で、こちらは父自身信者同士の合宿に何度も出掛けていた。教義をまとめたノートを作り、会合で発表する様が写真にも残っている。

世紀末で世の中にはこういうインチキ宗教が沢山罷り通っていた。父の信仰心はその病状を好転させることは無く、父が死んだ後、これらの宗教団体は解散して費した金は全て無駄になってしまったようだ。

これらにどの位散財したのだろうか?僕にはもう分からない。それでいて子供二人を中高一貫校に進学させ、上に書いたように習い事もさせながら、東京大学に入るまで面倒を見てくれたのだ。教師としての稼ぎだけでできる気がしないのだが、実家の助けがあったとも思えない。専業主婦だった母も死んでしまったので、この辺の事情を聞ける人はもう居なくなってしまった。

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十年振りに、「外国の別荘」、つまり父の実家の大きな家を訪問した。昔僕にお屠蘇を注いでくれた祖父はとうの昔に他界し、今ではそこに僕とは違う方言を話す叔母が住んでいる。彼女の息子が将来は家を継ぐという話を聞いた。

子供の頃、父が作ってくれた滑り台で遊んだ庭は潰されてアパートが立っていた。耕す者の居ない農地は全て売却したそうだ。父の遺骨はもう一族墓地には入っていない。

2024-02-29

anond:20240229000255

経済支援所得の向上ができたとして、結局子育てハードルが上がるだけだから無意味

「夫の年収がたった1千万じゃSAPIX夏季合宿に通わせられないからとてもじゃないけど子育てなんて無理」

ってなるだけ

この理屈は偶にみかけるが、これが正しいなら今頃日本は40代以下ぐらいは最低でも全員修士卒ぐらいになってると思うが、実際は大学進学率すら6割超えてないぐらいなので事実と相違していると思われる。

必要学歴時代を経るごとに増えているのは確かだがその傾向を過大評価・過度に適用しすぎであるのと、効用限界を考えてないあまり線形的で単純すぎる考え方であるように思う。

anond:20240228101927

無理

経済支援所得の向上ができたとして、結局子育てハードルが上がるだけだから無意味

「夫の年収がたった1千万じゃSAPIX夏季合宿に通わせられないからとてもじゃないけど子育てなんて無理」

ってなるだけ

2024-02-28

大学生向けのいろいろ

anond:20240228101927

ただし、どこも比較エリート層の大学に限るんだけどな。

多様な「家族」や「子供」に接するプログラム

核家族化して親戚活動が少なくなったことで、身近に結婚している若い夫婦がいないというケースの一方で、ネットステレオタイプにまみれた不幸な結婚論ばかりが溢れている。

そのため「食わず嫌い」みたいなことが起きている

そこで、ごくありふれた結婚している若い夫婦の例を紹介したり、話を聞いたり、家族の短い旅行に同行したり、家に遊びに行ったり、と言う付き合いを通して、結婚というものを身近に感じてもらうと言うプログラムがある。

これは結構有効らしく、受講した人は結構早い段階で結婚して子供を作っているそうな。

恋愛学なる授業を実施

ズバリ恋愛学としていて、ガチ単位がもらえるところからコミュニケーション学として軽いスクールとしているところまで様々だが、きちんと順序立てて恋愛とはなにか、家族とは何か、結婚とは何かを教えると言う活動をやっている大学がある。

中にはもう一歩踏み込んで、共同の合コンみたいな合宿を用意しているところもあるとか。

社会問題として捉えて、高校生までだとなかなか教えづらい部分(生殖に適した年齢の話など)もタブーに切り込みやす大学の良さをいかしてやっているらしい。

同窓会主催集団お見合い

卒業した後に出会いの場を提供するこのような会をやっている所があるそう。

2024-02-22

anond:20240222075328

サッカー

大事代表合宿に女と遊ぶわけねえだろうが」

試合後の夜に飲むわけヤるわけ?wwww」

って当初は言ってたのよ。

2024-02-16

anond:20240216183001

避暑地の別荘で意識高い研修合宿したら

男女共用トイレにくっさいおしっこうんちをしないといけないのかな

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