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2024-05-20

女だけど、下方婚した。

女だけど、下方婚した。



私自身は下方婚したことに不満はないんだけど、ぶっちゃけこれは私だから大丈夫だったんだなという固有の要素が多いので、1つの事例として参考になればいいと思い今これを書いている。



スペック

35歳。

年収1200万〜1500万くらい。

ほぼリモートIT系技術職。

子供積極的には望んでいない。

30歳

年収600万くらい。

リモート不可の営業職。

子供積極的には望んでいない。



家事分担

掃除洗濯ときどき料理

ときどき料理



お金負担

家賃光熱費、食費、生活用品

外食



雑感

まず、第一私たち夫婦子供を望んでいないことが上手くいっている一番の理由なんだと思った。

何をどうやっても子供を産むとなると、出産前後は女は働くことができなくなる。さらに、友人の話を聞いていると産後に体の調子が元通りになるとは限らない上に、そもそも妊娠もつわりなどでロクに働けない場合もあるとのこと。私のように完全に大黒柱として機能している場合、そんなリスクはとることはできないなと思った。生活水準を下げればなんとかなる世帯年収なんだろうが、そういうことをするときっと夫婦喧嘩の種になると思う。ちなみに、こういうことを言うと「病気怪我で働けなくなった場合は?」と言われるが、病気怪我場合医療保険も効くし、あまり現状の社会保障の中では子を産むことと並列で語るべきではないと思うのでいったん割愛する。

そして私が在宅リモートできる仕事であるというのも大きい。正直、夫は「部屋が汚くても気にしない!」なタイプなので、彼を家事担当のメインにすることは非常に現実的ではない。明らかに私の負荷が大きくなろうとも、私は部屋の清潔を保ちたいのだ。そう考えた時に、仕事の合間に掃除洗濯をできる今の仕事はとてもありがたい。仕事仲間も理解があるので、結果さえ出しており連絡にすぐ応えられるようにしていれば仕事以外のことをしていても文句は言われないし、みんなそうしている。



考察

そもそも多分、高級取りの職業の方が職場環境ホワイトである可能性が高く、自由が効きやすいんだと思う。だから、高級取り同士での下方婚であれば子供を産んでもうまくいきやすいんじゃないかなと思った。逆に、私の夫くらいの年収以下くらいの年収レンジ会社自由が効かない場合が多く、下方婚では子供を持つことは厳しいのではないかとも思った。さら会社も周囲も本人自身も「男はこうあるべき」みたいな意識を強く持っている場合が何故か多く、男がメインで家事育児をやりづらい状況があるというのもあるかもしれない。(高級取りの会社の方が受けている教育の違いなのか、リベラルな考え方が多い気がする。)



思いつきで雑に書いたからうまくまとまってなくてごめん。何か思いついたらあとで追記する。

anond:20240519123527

"妻が有業である世帯においても、夫の「家事関連時間なし」の割合が半数を超えています”(内閣府

https://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/report-19/h_pdf/s3-4-3.pdf

"6歳未満の子どもを持つ夫の育児・関連時間は、2011年から16分増加し83分2006年の結果と比較すると10年間で23分、1996年の結果と比較すると20年間で45分増加。”(内閣府

"共働き世帯で、約8割の男性家事を全く行っておらず、約7割の男性育児を全く行っていない”(内閣府

https://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_42/pdf/s1-2.pdf

上記は一例ですが、過去統計分析において政府公式に「妻(女)が働いてても夫(男)はろくに家事育児をしやがらねぇ」(意訳)と認めています。こうした傾向は現在も劇的には変わっていません。女性下方婚をしたがらない理由は様々でしょうが上記の「家事育児に関する男性の非協力姿勢」も前提としてあることは容易に想像できます

こうした事実がある以上、いくら専業主夫」を受け入れると主張する男性が増えてもそれがどこまで本気なのか、また実際の家庭生活においてどこまで頼りになるのか未知数な部分が多いのだと思います

ただ少しずつ変わる兆しは見えていて、特に若い世代意識は大きく変わっています。例えば令和5年版の男女共同参画白書はこんな感じです。

女性の8割以上、男性の7~8割が、女性家事育児等が集中していることが、職業生活において女性活躍が進まない理由と考えている。”

"子供がいる世帯では、女性家事育児時間を減らしたいと思い、男性は、仕事時間を減らし、家事育児時間を増やしたいと思う傾向にある。若い世代でその傾向が強い。”

"家事育児等について、女性では年代が高い方が、男性では年代が低い方が、「自分が率先してするべきことである」と回答する割合が大きい傾向にある。同年代の男女で比較すると、50~60代では男女で10ポイント以上差異があるが、年代が低くなるほど男女の差異が小さくなり、20代では、ほとんど差異が見られない(女性70.1%、男性69.8%)”

"「男性による育児家事などについて、職場における上司や周囲の理解を進めること」、「労働時間の短縮や休暇制度テレワークなどのICTを利用した多様な働き方を普及することで、仕事以外の時間をより多く持てるようにすること」は、男女ともに、年代が低い方が割合が大きい傾向にある。”

"男性は年齢が低いほど、家事育児参加に関しては抵抗を感じておらず、職場等、周囲の環境を改めることがより必要と考えている。”

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/gian_hokoku/20230616danjogaiyo.pdf/$File/20230616danjogaiyo.pdf

このように若い世代であるほど男性女性ともに現在問題点を的確に捉えていることがわかります

なので「女性結婚を躊躇う理由ひとつとして育児休暇の取得なども含めた男性側の家事育児負担の低さがあるよ。現状は女性にその負担デメリットが重くのしかかってる状況だよ。」という指摘に対して「女は下方婚をしたがらない」みたいな的外れな反応をしてしまミソジニー丸出しのお馬鹿の認識と実社会のそれはどんどんズレたものになっていくのだと思います

2024-05-19

anond:20240519205630

タレントやそれに近い職業ならネタになるから表に出したほうがいい

一般人ならXでプロフィールMENSA会員と書くのは自分精神疾患や好きな電車の型番を書くようなもんだから避けたほうがいい

日曜日祝日が辛い

地方自治体に勤務するアラサー男。

まれてこの方恋人がいない。

高校時代大学時代、そして社会人自分好意を持った女性はもちろん誰から好意を持たれず生きてきた。

両親は遅めのお見合い婚なので、まあそういうことなんだろう。

大学地元駅弁職業地方公務員彼女いない歴=年齢。

現代社会で男として生きるにはあまり遺伝子が弱すぎたというだけの話である

昨年度、毎日定時の出先から平均残業時間80時間の本庁に異動となり、平日は忙しさで孤独を紛らわせることができる。

産休中の同僚や子供がいる同僚の仕事新規採用職員教育係も引き受けさせてもらっており基本的に一番早く出勤して一番遅く帰宅している。

溜まった仕事を片付けるために休日出勤しているので土曜日も辛くない。

しかし、出勤することができない日曜日祝日システム自体ストップするノー残業デーなどで明るい時間帯に帰宅する日や職場に行けない日が辛い。

部屋にこもっていると精神的に辛くなる。

かと言って外に出ればカップル夫婦がいて精神的に辛くなる。

「今暇?」というノリで誘えていた友人や同期には妻、子供同棲する恋人がいる。

この先の長い人生が恐ろしい。

独身男性から70代に到達することはなく50代〜60代にかけて病気になり数年間苦しんで孤独死ぬと思うのだが、それでもまだ約30年近くこの生活が続くという事実に目を向けられない。

今日一日だけで精神的にだいぶ疲弊した。

出かけなければよかったのか。

いや、家で一人で悶々としていても疲弊していただろう。

明日から仕事というスケジュールで6日間潰せるのが嬉しくて嬉しくて堪らない。

高橋名人の教えは役に立たない

プロゲーマー元祖と言われる高橋名人

さまざまな教訓をゲーマーに示しているが、その教えは現代では通用しなくなってきている。

ゲームは1日1時間」では成功できない

最も有名な高橋名人言葉は「ゲームは1日1時間」だが、eスポーツゲーム実況が全盛のいま、もはや時代遅れとなっている。

専業のプロゲーマーフルタイムゲームをするのが仕事だ。

1日8時間練習が当然のように求められるし、アマチュアの時から常軌を逸した長時間ゲーム自発的にやってきたかプロになれる。

ゲーム実況を生業にする配信者(ストリーマー・VTuber)も同じだ。

ゲーム実況の主戦場であるTwitchでは、2時間以上の長時間配信必須と言っていい。

ずっと配信していないと目に入らず認知度が上がらない。

人気配信者を見てるとわかるが、夜7時からイベントで5時間ゲームした後、二次会で翌朝の7時までゲームするような鉄人だらけだ。

プロゲーマーしろ配信者にしろ成功するには長時間ゲームプレイに耐えられる「ゲーム体力」が大事

ゲームプレー生業にする職業は爆発的に増えたし、それを目指す若者も増えている。

令和は「ゲームは1日10時間」の時代というわけだ。

ゲーマー言葉遣いを綺麗にしてもリターンがない

ゲーマー規範となるように言葉遣いはクリーンにせよと高橋名人は言った。

ゲーマーの間で自然に使われている「人権」や「戦犯」などのスラング、そういう強い言葉の使い方に気をつけろ、と。

その提言に対しネットでは「プロゲーマー高橋名人を見習ってほしい」と称賛されていた。

だが、品行方正にしてもリターン(利益)がない。

結局ゲーム実況で求められるのはオーバーリアクション、仲間内で通じるスラング、強いセンシティブ言葉からだ。

視聴者配信者に求めるのは感情の爆発、豊かな喜怒哀楽で、それらを表現するのに言葉過激化する。

誇張した表現は刺激の強い調味料のようなもので、若い世代が多い配信世界では調味料バドバの実況が好まれる。

「品行方正で言葉遣いが綺麗なゲーム配信」というのは、いわばヘルシーなジャンクフードのようなもの

外野はそれが理想だとほめそやすが、現場の客はそれを口にしない。

補足すると、べつに差別発言面白がられてるわけじゃない。

言葉遣いをクリーンにすることは、差別発言による炎上を防ぐという意味で、マイナスを出さなメリットはある。

だが人気配信者になるには、品行方正であってもダメだということ。

婚活増田とか読むと

やっぱり学生時代から恋人とそのまますんなり結婚ってのがベストだと感じるね

職業とか年収とかのスペック関係なく好きになった人だし、未熟な頃から支え合ってきた信頼関係かあるし、同世代から同じペースで年齢を重ねていけるし、毎日のようにセックスしてきて身体の相性もバッチリだし、一番うまくいくよね

学生の間に生涯のパートナー見つける重要性はもっと若い人に知ってもらいたい

anond:20240518191107

弱者男性だけど実際それはそう

その手の職業女性からされる親切や言葉は真面目に受け取らず聞き流すべき

ただ、騙された男を責める奴はホスト貢ぐ連中も責めた方がいい

俺は両方おかしいと思ってるから

B級グルメライター

コンビニとかチェーン店の新商品をレポするライターさん。記事更新頻度からして朝昼晩とジャンクフードを食ってる。

たまに写真に写り込む手の太さから見るにすでに肥満体。食ってる量が半端ないのでもう糖尿病になってそう。

こういう人って病気が進行して自覚症状が出るまで病院に行かないイメージだって糖尿病が発覚したらB級グルメライターはもう続けられないじゃん。

寿命健康と引換えに日銭を稼いでる感がすごい。

それでいてB級グルメライターの替えなんていくらでもいるか使い捨てしかない。

そういう職業を選んだ時点で緩慢な自殺をしてるようなもんだと思うんだけど、本人はどう思ってるんだろう。

2024-05-18

貧乏おっさんから金をむしるのは殺される罪

だと思ってる人がはてなには沢山いるんだけど

じゃあ夜職やってたら貧乏おっさんがやってきて

見栄張って羽振りよくしてたらどうするのが正解なんだろう

金を出し渋った時点で出禁にする?

お金を払わなくても飲ませてあげる?

おっさんの求めに応じてヤラせるか結婚する?

夜職という職業自体を世の中から無くす?

ドイツ人女性難民を受け入れる理由って何?

ニュース外国語最近検索するのだが、これは衝撃的だった

ドイツでは難民男性ほとんど働いているが、女性はほぼ働いてないと言う事実

なんでこの状況でドイツ難民女性を受け入れ続けるのか甚だ疑問である

難民女性の受け入れを基本的禁止にした方が良くねえか?と思ってしまうが、なんでOKしているのかを知りたい

難民ドイツに長く住んでいるほど、彼らは仕事を持つ可能性が高くなります。 これは、ニュルンベルク労働市場職業研究所(IAB)による新しい研究によって示されています

研究によると、女性男性雇用に関して大きな違いがあります2015年移住した難民女性のうち、7年後には31%が雇用され、男性は75%でした。

ソース

https://www.tagesschau.de/wirtschaft/arbeitsmarkt/erwerbstaetigenquote-aufenthaltsdauer-studie-100.html

2024-05-17

お客様神様精神

こうした価値観時代遅れで昔のもの現代でこういう考えの奴がいたらやべー奴って認識されるのが普通だと思うんだけどさ、実際は違うよね。

アイドルなんか、私生活ちょっと態度が悪かったするだけですぐ炎上するし。アイドルでもプライベートアイドルじゃなくてただの一般人なんだよ?それなのにプライベートでもアイドル像を強制するというのは、まさに「ファン神様」だと思っているからだ。アイドルはそういう職業なんだからプライベートでもファンの望む姿そのままで居ろって強制するのは、昔のクレーマー本質的にはなにも変わらないのだ。

anond:20240517183716

農業って副業にしやす職業っていうか、ほとんどの「農家」って呼ばれる人は何らかの兼業しながら働くのが当たり前の人たちなんで、

ライター編集者という芯を大事にしつつ、副業にできる様な環境ならやるのはアリだよ。

農業バイトアプリとかから始めて暇つぶししてみたら?

anond:20240517001457

まず親の職業公務員だったり医者だったりと更に金銭面に苦労したことはまずないんだろうなという人達が多い。もちろんみんながみんなそうではないことは強めに言っておきたい。そんな人達が多いから滞納者の必死の訴えなんて伝わるわけもない。だって所得から計算されている税金なんだから払えない額ではないでしょうと市民に直接言わないがそう思っている様子だ。

それはそう。

それはそうなんだが。

貴方は払いたくても払えない立場になったことがあるのか。

無いだろうな

そして馬鹿歴史からは学ばずに痛みからのみ学ぶ

から痛みを受けてこなかった馬鹿は痛みを受けてきた馬鹿よりも低能で使えない

anond:20240517183837

農家なんて、高い初期投資費用を求められる高度な専門職なくせに儲けは少なく、世からリスペクトされず、自然のご機嫌次第で1年の努力がパーになる上、ご近所さんとの関係も良好に保たないといけない田舎仕草まで求められるくせに、土地持ちは土地絶対に手放さないので借地で小作農として働く以外に選択肢がない最低最悪最底辺職業じゃないかIT奴隷の方がよっぽどマシだろ。一体この世の中で誰がやりたがるんだよ…。

足掻いても足掻いても人生が上手くいかない

先日兄が逮捕された。

いつも通り家に帰ると両親が項垂れた様子でそう語った時、もう無理だと思った。

ブログに書くのは、もう周りに吐き出せる人間がいないからだ。身バレが怖いなという気持ちがあるので、少しフェイはいれつつ身の上話を聞いてほしい。

私は仲睦まじい両親と、優しい兄がいる家庭に生まれた女だ。両親は中卒であったが、真面目に仕事もしていて母が専業主婦をしていけるほど稼ぎもあったように思う。

ただ、我が家貧乏だった。

理由は単純で、土日になると両親はハマっているパチンコ屋に出かけて行くからである。小さい頃はこの事を不思議に思わないどころか、むしろ子供を入れても黙認してくれていた店もあったりして、連れていってもらったときにはテーマパークに遊びにきたかのような気分にすらなっていた。

現実は他の子家族で色んな場所に連れて行ってもらっているにもかかわらず、私達は私が5歳を迎えた以降の家族写真がない。写真を撮るような場所に行っていないから。

それでも小学生くらいになると規制が入ったのか兄と家で2人留守番をすることが多くなった。留守番をしている間は、兄からちょっかいをかけられて始まる喧嘩が絶えなかった。パチンコ屋の閉店時間である23時を過ぎるまで両親は帰ってこないことを分かっていながらも、一度だけ喧嘩に負けた私は窓を開け、「お母さん帰ってきて」と泣き叫んだことを今でもはっきりと覚えている。現代なら児相案件かもしれない。

そんなことがありつつも、寂しいと感じなかったのは兄だって土日に友達と遊びに行ったりしたかっただろうに、私の面倒を見るために家にいてくれていたことも何となく感じ取っていたし、平日学校から家に帰ると母は笑顔で迎えてくれ、ご飯は必ず4人揃って食べていたからなのかもしれない。

余談ではあるが、今SNSで嫌な呼び方をされている某スナックパンや、最近内容量が減った某薄皮クリームパンにいたっては、本当に毎日朝ごはんで食べていたためその投稿を見たときには苦笑いしたものである

話を戻してそんなある日、父が仕事をやめて起業すると言い出した。普通起業するとなると辞める前に運転資金を準備するところだが、前述のとおりパチ狂いの父にそんなお金があるはずがなかった。

そんな状態起業するものから、もちろん手元にお金なんて残るはずもなく。貯金なんて夢のまた夢な話で、税金保険料年金関係は滞納、市役所からの督促やらの封書は毎週のように届く。この時期から母は専業主婦をやめ、働きに出るようになった。

そしてとにかく両親の喧嘩が増えた。

よく究極の質問で「愛かお金どちらが大事か」というものがあると思う。お金があっても愛がなきゃ意味がない、愛を選ぶ人はみんなそう言う。確かにその考えもあると思うが、私はやはりお金だと思う。お金さえあれば、本来しなくていい喧嘩はあるからだ。

この頃どれくらい貧乏だったかというと、私の高校入学制服代が足りないからとパチンコいったら大当たりしてなんとか入学できたという最低なエピソードがある。

高校入学後はバイトをするようになった。このあたりから自分の家の経済状況はなんとなく分かってきていたから、自分のことは自分で、と皆に迷惑をかけてはいけないと思うようになった。それとはまた別に先にバイトを始めて自由に使えるお金がある兄が羨ましかたからだ。

この頃にはパチ屋に行く金すらも無くなっていたので、両親はパチ屋に行くことを意外にもあっさりやめた。

そして高校生活も後半、進路について考えることになりふとどうするか考えた。

兄は高校卒業後、働きに出ていたため自分も働く前提で考えたがそれが本当に正しいのかと思ったからだ。

この頃の私は我が家普通の家庭ではないと分かっていたので、私の望みは私は低収入でもいい、毎月給料が入ってくる職種男性普通生活がしたい。たとえ1人で生きていくことになっても困ることがないように自分も食いっぱぐれない職種につかなければと思うようになっていた。

高校生が思う浅はかな思考回路で思いつく安定した職業とは。

公務員である

公務員になろうと思った。どうせ働くなら世のためや人のためになる仕事がしたいと思っていたので、思いついた時には天才かと思ったぐらいだ。

だが思いついたはいいが高卒枠で公務員になるにはあまりにも準備が遅すぎたため、進路を大学進学に変えた。あんまり出席日数も成績も良くなかったのもあって、当時の担任には大変心労をかけたと思う。

だが勉強するにも塾へ行くお金がない。時間がない。参考書がない。それでも必死携帯参考書について調べ、貯めてたバイト代で参考書を買って勉強した。嫌いではないが両親のようにはなりたくないと反面教師にしていたところもあった。

そして受験。もちろん落ちたが奇跡的に補欠合格となったので、家族でお祝い騒ぎになった。後でこっそり「落ちててもお金はなんとかするから浪人させてあげようと思った」と、某有名塾のパンフレットか案内文かをどこから調達して見せてきた母と、合格後の入学金が必要なことを同業者から聞いていた父が一括でお金を用意していた時は反面教師にしてごめんと心の中で謝った。普通入学金をすぐ払わないといけないなんて知らなかったか人生終わったと思った。

そして私はここから出会う人々と育ってきた環境のあまりの違いに愕然とすることになる。

頭が良くなかったので大学私大

学費については親が負担してくれるのは基本で、奨学金を借りるとしてもいざと言う時の保険でか少し借りる程度くらいのもんで、卒業後は一括返済、そこの心配なんて全くしていない人達だらけだった。もちろん車の免許も親が出してくれる。

それに対し私はもう4年間分の学費を全部そこから出す気持ち奨学金を借りていた。頭は良くなかったので有利子。友達は何にも悪くないのに、なんとなく場違い感を感じていた。

とにかく大学バイトと並行して真面目に勉強し、3回生の頃には大学で用意されている公務員コース(別料金)に入って就活対策も始めた。予備校に通うお金はなかった。

父の会社はというと、相変わらず上手く行っていなかった。支払いがやばい月には家族からお金を借りることが増えた。高校卒業から勤めていた兄はブラックだった会社を辞め、父のところで働くようになった。極端な話、大人が4人もいるにもかかわらず、まともな収入が母が派遣で稼いでくるお金だけだった。しかも兄はいつの間にかパチ狂いになっていた。兄は本当に優しかったのでそれを知った時には複雑な気持ちだった。

就活については、事前準備を頑張ったのもあって結果公務員になれたのでここらへんは省略。

さて同僚の方達はい人達なのだが、ここでも育ちの違いをまざまざと思い知らされることになる。

まず親の職業公務員だったり医者だったりと更に金銭面に苦労したことはまずないんだろうなという人達が多い。もちろんみんながみんなそうではないことは強めに言っておきたい。そんな人達が多いから滞納者の必死の訴えなんて伝わるわけもない。だって所得から計算されている税金なんだから払えない額ではないでしょうと市民に直接言わないがそう思っている様子だ。

それはそう。

それはそうなんだが。

貴方は払いたくても払えない立場になったことがあるのか。

我が家は車がなかった。

厳密にいうと4人で乗ってどこかに乗っていける車がなかった。軽トラはある。

から4人でご飯を食べに行く時もいつも兄は原付で店に向かっていた。冬は寒そうに信号待ちをしている兄を見ていた。

せめてみんなが乗れる車が欲しかったので、私は中古アウディを買った。

わざわざ外車にしたのは、父の仕事で商談やらで軽トラで行くのはって場面が会った時に恥ずかしい思いをすることがないようにと思ったかである

ただ外車はとにかく維持費がかかる。中古なのでローンやら修理費やら車検代やら保険代やらで、今度は私の手元に残るお金がなくなっていくことになった。

父と兄は毎日仕事をしている。休みなんて概念はなかったので、ついに父は体調を崩してしまい、癌になった。抗がん剤治療が始まり、家でのサポート必要になったため母は派遣をやめた。

いい大人が4人合わせても中で手元に残るお金はごく僅かとなる有様だ。

そして話は最初に戻り、兄が逮捕された。父との会社金銭管理は兄がやっていたようで、働いても自分にまともな給料が入ってくることはない、友達と遊ぶのも1ヶ月に1回あるかないか。もちろん鬱憤は溜まるだろう。会社お金を少しだけ使い込んでいたらしく、お金を下ろしにいくといって兄が帰ってくることはなかったそうだ。

毎日働いているのに稼ぎが出ないことを何か原因があるんじゃないかと私と母はよく父を責めていた。お金が足りない時には私と母にお金を貸してくださいと頭を下げる父を、兄はどんな思いで見つめていたのだろう。優しい兄のことだからお金がないことを私や母にバレたら、父がまた責められるので言い出すことが出来なかったんだろうと父は今も項垂れている。

SNS結婚したと、子供が何歳になりました、大型連休彼氏家族と○○に行きました。みんなの素敵な投稿を見る度に、素直に祝うことが出来なくなっていく。そんな自分が嫌になる。人は人にあった人生レベルで生きるべきなのだろうか。現に今の私には素敵な投稿をするレベルになんていけそうもない。必死に足掻いても足掻いても私の人生は一向に良くなる気配がないし、まるで底なし沼にいるような気分だ。きっとこれからもっとお金がかかる。公務員になってしまったので副業をすることもできない。申請すれば通る状況なのだろうが、周囲にバレてもかまわないと思う覚悟ができない。

私はどこで道を間違えたのだろうか。

高校卒業して働くべきだった?

車は買わずお金を貯めるべきだった?

それとも逃げるように一人暮らしをするべきだった?

私はかつての夢だった結婚して普通の家庭を築くことは叶わないにしても、ただ4人で普通暮らしたいだけだ。4人で家族旅行に行ってみたいだけだ。

それがどうしてこんなにも遠いんだろうか。

2024-05-16

anond:20240516222250

人の恋心を食い物にする職業はどれも悪だと思うんだが...

でもセックスを楽しんだほうがオタク消費も生産も捗った

小6からずっとオタクグループにいるオタク女なんだけど、処女時代オタク体験特有の楽しさというのはあって、その後彼氏できて二次元オタク趣味どころか全趣味エネルギー喪失した時期があって、その後エネルギーが復活したという変遷があった。

最初彼氏ができたときは、恋愛に夢中になってオタクをやめたというパターンではなく、幻滅と軽い鬱みたいになって何もかもが楽しめなくなってしまった。セックスが全く気持ちよくなかったのと、前から自分がブスである自覚はあったけど本当にブスの貧乳で無価値なんだなって思えて同人誌やグッズ類を一回全部処分したし、ライト乗り鉄みたいな感じでいろいろなところに一人で出かける趣味も失ってしまった。消費も生産もあのときは完全に止まった。「生産エネルギーが凄い童貞生産を続けさせるために童貞のままでいさせろ!」みたいな声があるけど、それはこういう理由なのかもしれないなと今でも思う。夢が壊れて読めないし書けない状態になることはあるんだなと思う。私が生産をやめて困る人は別にいないけど、その人の創作依存している読者が大勢いる商業作家であればそういう干渉も起きるもんなのかなと思う。作家感性に不可逆な変化が起きてほしくないと思うわなと。

別れたら恋愛・性のコンテンツとは無関係なところから趣味が復活してきて、これはこれという感じで徐々にフィクションも楽しめるようになってきた。その後、別の人と付き合ってセックス気持ちいいのかよ…となり、急に実写映画など二次元以外のコンテンツも楽しく感じられるようになってインプットの幅が広がって(これが個人的に一番デカ体験だった)、創作寡作だけどまたできるようになった。支部でのブクマ数みたいなところでいうと前より数字出せるようになった。もちろん評価よりも自分仕事生活と両立できて適切な距離感でやっていけることが一番なんだけど。交流や、オフラインでの活動がかなり時間金も溶かすので、そこが無くなっただけで他にも時間が使えるようになる。時間は有限だけど密度みたいなものはある。コンテンツなのかコミュニケーションなのかというのはトレードオフじゃないんだ、生産と消費もトレードオフじゃないんだ、インプットをたくさんすると「個性」を失って他者から評価が減じるわけでもないんだ、というのを思う。そんなに単純なものではない。あと思えば自分のことを個性的だと思い込んでたとき自分って個性的だったのではなく、オタクテンプレートに準じていたただの痛いアニメイトJCの延長だったのでは?むしろ類型的だったのでは?とも思う。

オタクセックスが下手みたいなレッテル意味がないんだよね。元彼も現夫もオタクだし、両方瘦せ型の眼鏡から、「見た目の特徴で見分けろ」みたいなことには意味がない。違いをいうなら元彼友達彼女がいない人ばかりで、現夫の友達彼女がいる人が多くて、年を重ねるうちに既婚者になっていった。そういう傾向が、今思えばあるなというくらい。見た目はまじで両方瘦せ型の眼鏡しかない。とくに高収入とかでもない…むしろ元彼のほうが職業領域としては高収入職のルートに行ったのではないかと思う。追いかけてないけど。

元彼との交際中はメンタルデバフがかかってて何も楽しめないという感じだったし、あれを「現実恋愛しているかフィクション不要になってた」という解釈だけはマジでできない…フィクション大事だし、現実に劣る存在というふうには思わない。低カーストのブスである現実自分から逃れるためのフィクションという位置づけではなくなってからのほうが、むしろ商業という責任の生じる形でコンテンツ生産を担っている人々への敬意や感謝を持つようになった。そして今の夫と交際開始したことがバフなのかというと、バフとちょっと違って、経験値が上がったような感じがした。小中学生の頃は現実と切り離すためのオタク消費・生産であって相互の影響はないと思いたかったし強固にそう思っていたけど、今思うのは、現実経験が「どういうコンテンツを好むか」という好みの部分にかなり影響を与える。実際にやったセックスをそのまま創作晒したり友達モデルにして作品に出すような行いはしてないけど、コンテンツから良さを感じとる幅が広がって多様な小説映画などから影響を受けるようになって、インプットするコンテンツの幅と量が激増したかアウトプットも変わったという感じがする。あと経験っていうのは現実恋愛セックスだけじゃなくて、ほかの対人関係仕事などの影響も結構割合としてある。学生のころ部活で後輩を指導するような役割から逃げ回っていて、職場で後輩ができてついに「先輩」役から逃げられなくなって、案の定うまくいかないとかの経験もかなり大きかったように思う。

自分ダメさを思い知るとかも含め、人生経験があったほうがコンテンツの消費も生産楽しい。私の場合はだけど、生産において評価数字も前より出るようになった。ただ、それは好きな時に好きなだけ趣味創作をして無料で公開するという一番責任の発生しない形のものしかなく、安定性が要求される商業とは違うもの。また、人と付き合うことで鬱状態みたいになると全部にデバフかかって何も楽しくなくなるから人間関係リスクではある。人を求めた結果、ホストりりちゃんにハマってめちゃくちゃというケースもあるんだろう。結局、何の単純化もできない。

 

元彼と関わるとなんで軽く鬱みたいになっていったのか。なんで元彼と付き合ったのか。

https://anond.hatelabo.jp/20240517171536

同和問題がさっぱりわからない

特定職業が穢れていて、その家系差別されるって現代だと意味がわからなすぎる

経済的汚職社会的犯罪をした人間とその家族差別されるとかならまだわかるよ?

ジャーニーとか、汚職政治家家系で親も息子も汚職政治に染まってる奴とか

汚職した金で家族が食ってるんだから家族批判されるのも当然ではある

でもいまさら皮革業が云々ってさ笑

都市伝説で「ホルマリン漬けの死体を洗う仕事」みたいな話もあったけど、話聞いてても仕事してる人に対しての嫌悪感はなかったしなあ

孤独死した人の部屋を清掃する会社の話とかもたまテレビでやるけど、差別されてるようには見えないよなあ

anond:20240515221358

続きです。

しかし、結果的に言うとマンガ部も違った。こんな言い方が正しくないのは分かっているが、みな意識が高すぎるのだ。真面目にマンガに取り組もうとしている人たちばかりだった

「人は経験したことだけしか描けない」という信念のもと、学外活動にも熱心だった。いろいろな経験を積むことで、その経験作品に、キャラクターに深みを与えるのだと。マンガが好きだからマンガしか読んでない奴には面白いマンガは描けない。そう断言してはばからない人たちだった

しかし俺はその考えには否定的だった。なぜならエロ自由からだ。エロく感じるなら現実など無視して良い。腹ボコ子宮姦も感度3千倍もリットル単位の精液も、どれも現実にはありえない。だがありえないからこそエロいのだ。現実に縛られずに自由に描けるからエロマンガエロ同人エロいのだ

そして俺は漫画家になりたいのではない。エロ二次創作がしたいだけだったのだ。そのためだけに絵を練習してきたのだ。男などは描きたくはないが、竿役がいないと始まらないので仕方なく練習した。毎回毎回異空間に閉じ込める訳にも行かないから、背景も勉強して練習した。もちろん女体もしっかり練習した。だがしかし精緻な設定も重厚ストーリー人生経験エロ同人には必要ないし、そもそも俺にそんなものを生み出せるはずもない。生み出そうという気持ちすらない。俺にとって重要なのは読子まほろさんをんほおさせること。それだけだから

とはいえ先輩方の絵は上手かったし、デッサン勉強会なども定期的に行われていて、同期で入ってきた部員も何人かいたので、しばらくはこのままでいいかと思い、部に残ることにした。表向きは俺も漫画家志望だということにして

マンガ部では定期的に部誌を発行しており、部員は全員それに載せる作品を描くことが義務だった。作品を落とすことは一度目はセーフだが二度目はペナルティ部員全員に食事を奢る、部誌の印刷代を出すなど)を課すという厳しいものだった。なので落とす人はほとんどいなかった。が、これに毎回苦戦していたのが俺だ

だってそうだろう。自分が一から考えたマンガなど、俺は一度も描いたことがない。ストーリーがあるマンガも描いたことがない。だが見様見真似でコマを割ることを覚えたりと、マンガ形式を少しづつ学べたのは良かったと今でも思う

そうして大学生活や部活動にも慣れ始めた頃、ついに俺は念願を実行に移すことにした。そう、エロ同人作家としてデビューすることだ

いきなりコミケハードルが高すぎるし、何よりもサークル当落があるので、本ができても落選では意味がない。だからまずは手近なイベントにしようと俺は考えた。ネタとしてはやはり、当時人気だった「おねがい☆ティーチャー」が鉄板だと俺は予想した。印刷所も手配し、同期にも手伝ってもらって原稿も描き上げた。この同期は真面目でエロマンガエロ同人などには良い感情は無かったが、それでもマンガであることには変わりはないと割り切って手伝ってくれた。マンガとして成立しているかもきちんとチェックしてくれた。コマ運びや大ゴマの使い方など、エロしか描けない俺の絵を「マンガ」にしてくれたといっても過言ではない。ただ、俺が本当にやりたかったのがまさにエロ同人だったと知っていたら手伝ってはくれなかっただろう。そういう意味では騙したみたいで、今でも時々申し訳無さを感じる

そうして出来上がった俺の初のエロ同人誌は、自画自賛だがなかなかのものだったと今でも思う。もちろん今から見れば何もかもが荒削りだし、絵だって素人にしてはまぁまぁ、というレベルだ。当時と今とでは要求されるレベルが違うが、それを勘案すれば「まぁまぁ」だった(今基準ならクソ認定されるかもしれない)

そして結論から言うと、俺のこの初エロ同人誌は完売した。ビビって100部しか刷らなかったのを後悔した。初めてのイベント参加で、初めての本なんか売れるわけがない。そうネットでは言われていたので、100部というのもかなりの冒険だったのだけど、当時は最低ロットが100部からだったので仕方なかった。今のオンデマンド方式なら部数は自在から、30部ぐらいにしていたかもしれない。それはともかくとして

初めてのエロ同人完売したという事実に俺は喜びに打ち震えた。たった100部とは言え、初めての参加で初めての本だ。それの「完売」の勲章は何物にも代えがたい。今までの努力が認められた気がした。エロ同人作家として価値を認めてもらった気がした。子供の頃からなりたかったエロ同人作家に、いちおう俺はなれたのだ

そこから俺はイベントごとにコンスタント新刊を出すようになっていった。この頃にはとらのあなが最大勢力で、信長書店メッセサンオーといった同人を扱うショップも多くなってきた。一方で長年お世話になっていたLLパレスは悲しいことに規模を縮小していったが、こういうショップが勃興することで、俺は部数をどんどんと伸ばしていった。イベントで売れ残っても、その在庫ショップが引き受けてくれるのだから、スペースの限界まで持ち込めるのだ。100部から始まった俺の本の印刷部数が4桁後半になるのもあっという間だった。実家から離れて一人暮らしを始めたのもこの頃だった

一方で同人活動にかまけて、学業どころか大学生活が破綻するようになった俺は留年危機を迎えていた。おまけに世は就職氷河期真っ只中である。だが俺はまったく気にしていなかった。この頃の俺は1000万円以上の収入エロ同人から得ていたからだ。就職卒業もする意味理由も俺にはまったくなかった。が、親に懇願されたのもあって、卒業だけは一応しておくかと思って追試でどうにかなった。大学側の温情も多分にあってのギリギリ卒業だった

から就職をどうするのかと何度も問い詰められた。いまの状況ではまともな就職など出来ない。だからしばらくフリーターをやると言うと、それなりに納得していたようだった。エロ同人作家フリーターも似たようなものだ。だから俺はここで本当の「エロ同人作家」になった。大学生のお遊びではない、本物になったのだ

さて、無事に大学卒業して「職業エロ同人作家」となった俺は、変わらずに活動を続けていた。好きなアニメゲームを見ては妄想股間を膨らませて、いかにこのキャラアヘアヘ言わせるかだけを考えていた。清楚なタイプならギャップ萌えダブルピースも悪くない。ロリロリでもアリだ。ちょうどこの頃はメスガキ分からせという概念も生まれつつあって、それに乗った俺は絶好調だった。少なくとも表面上は

だが、当時は分からなかったが実は俺はほんのりとスランプを感じていた。マンガ技術は桁違いに向上したし、画力だってプロと比べても遜色ないほどに腕を上げた。しかしやってることや描いてる内容は最初デビュー作品から何も変わっていない。いや変えられなかったからだ。技術レベルは上がっても、「中身」は小学生レベルなのだ小学生の描くバカみたいなマンガプロが清書してるだけのようなものなのだ。誰を描いても、何を描いても「うんこ! おしっこ! ギャハハ!」だ。そういうものを延々と再生産しているという事実に気がついた時、俺はゾッとした。結局のところ、俺はエロ同人作家」としては何も進歩進化もしてないのではないか。そう思った

学生の頃、マンガ部の真面目な先輩たちが真面目にマンガを描いていたのを見て、意識が高くて違うなぁと思った。俺にはそんなもの不要だと考えた。エロ同人必要なのは、一にも二にも画力エロスだけだ。そう信じていたが、そうではなかった、エロとはそんな単純なものではない。…俺はそんな風に段々と思うようになっていった。エロスとは人間真実を浮かび上がらせる深奥なる営みの一部なのだ、と。今頃になって先輩たちの「人は経験したことだけしか描けない」という言葉が俺の心をえぐるようになっていった

しかるに今のこの俺はどうだ。実際のセックスなど知らずに、小中学生妄想をただ絵で表現しているだけの、エロスも人間も描いていないただ手先が器用なだけのバカなのではないか小手先エロい絵を描いてるからある程度評価されてるだけで、「作家」としての評価は下の下なのではないか

俺は「漫画家」になりたかった訳では無い。ただエロ同人作家ありさえすれば良かった。だがエロ同人作家であろうとするなら、同時に「漫画家」的な資質要求されるのだということを、俺はようやく思い知った。エロいからというだけで、設定など無視してキャラアヘ顔ダブルピースをさせるなど、そもそも作品理解していないから出来ることだ。果たしてそれは二次エロとして正しいのか。エロ同人作家としてあるべき姿なのか。そんなことを突きつけられた気がした

から思えばそれは事実だった。だが当時の俺に、その事実を受け入れ、飲み込む度量はなかった。なまじ売れていたからこそ、自分が真のエロ同人作家ではないという事実が受け入れられなかった。あれほど憧れたエロ同人作家として成功したというのが、すべて幻だった、勘違いだったなど受け入れられるはずがない

から俺は、「本当のセックス」を知るためにまず風俗に行くことにした。実際のセックス体験すれば、それが何らかの形でマンガフィードバックできると考えたからだ。そのフィードバックを得られれば、俺は一つ上のエロ同人が描けるようになる。そう信じた。マンガ部の先輩たちが言っていた「人は経験したことだけしか描けない」という言葉に、今更のように俺はすがった

だが、「実際のセックス」は俺の求めたフィードバックインスピレーションも、何も与えてはくれなかった。実際のセックスはさほど刺激的でもなく、快感という点でも右手に大きく劣るという有り様だった。しかし一つだけ大きな学びがあった。「セックスはいうほど気持ちよくはないが、しか女の子イチャイチャするのはたまらなく心地良い」のだ

話は少し前後するが、俺は外面が良いというのは何度も書いた。芸能人レベルイケメンとまでは言わないが、雰囲気イケメンぐらいではあった。身長だって175センチあって、武道で鍛えてはいたので細マッチョだったから小中高と女子には受けは良かった。告白されたことも何度かある

でも俺はそれらを断った。なぜか? それは真実を知ることで幻想が壊れることが怖かったからだ。そして己の欲望ありのままにぶつければドン引きされるのが分かっていたからだ

俺とて子宮姦など現実にはできないことは知っているし、そんな長大なナニも持ち合わせてはいない。感度3千倍なら脱法ドラッグあたりなら何とかなるかもしれないが、それとてリスキーが過ぎる。なにより俺には妹がいると最初に書いたが、そのせいで「現実の女」に対する期待値などゼロだった。「人語を一応は解する邪悪な獣」である妹が俺の中では現実若い女性のモデルケースだったので、そんなのの類似品と「お付き合い」など出来るはずがないし、したくもなかった。故に俺はセックスへの憧れ、期待を持ちつつも実行には至らなかった。現実女子などは鬼神のごとく敬して遠ざけるのが最良なのだ

とはいえ性欲は人並み以上にあったので、ヤりたい気持ちは常にあった。ヤれそうなタイミングもあった。しかエロ同人的な世界観内面化している自分が、常識的セックスで満足するとは思えなかったから踏みとどまれ

話を戻すと、いざ実際に現実女子と致すと、なるほど予想の通りにさほど気持ちよくはなかった。全くの想像以下だった。しかし、事前事後に快感とは別の多幸感のごときが押し寄せてきたのだ。これは予想外、想定外だった。幸せホルモンがドバドバと脳内に分泌されている。セックスとは竿の快楽だと考えていた自分にとっては、これは盤外戦のような感覚だった

だがこの感覚マンガフィードバックはできない。竿役のおじさんや触手多幸感を感じたというのをどう表現しどうエロ昇華できるというのか。悩み、迷走した結果、俺は今まで通りの路線で続けることにした

ところでこの頃、自身の迷走もあって売上はよくて現状維持ネタによっては大きく落ちることもあった。かつて数千部を誇った発行部数在庫として積まれるようになっていった。そして何度も言って恐縮だが、俺は外面はまぁまぁいい。高校生の頃からの習慣で、イベントには常にピシッとした装いで参加していた。それは落ち目になったこの時でも変わらなかった

後にどこかで聞いた話だが、腐女子などもイベント参加のために気合の入れた服や装いを用意するらしい。大事同人イベント敬愛するサークルのスペースに訪問するのに、勝負服を着ないでいつ着るのか、という文化があるらしい。俺の装いへのこだわりもそれに近い、と感じた。俺はエロ同人誌が好きだった。それが頒布されるイベントも好きだ。それへの、そこへの敬意として正装をする。それらに対して恥ずかしくない格好をする。もちろん自分なりの、ではあるけれど、それが「礼儀なのだと俺は思う

そして迷走してはいものの、まだある程度の売上があったこの頃、この俺のファンだと名乗る女性サークルスペースに現れた

まだ続きます。。。

2024-05-15

anond:20240515134242

職業男性なんてもの存在しないか国家資格にはなりようがない。

需要があると思うなら民間資格としてどうぞ作ってください

婚活で遭遇した変な人

結婚相談所婚活をやっていると「え?んん?」と違和感を覚える人に遭遇するのは日常茶飯事で、むしろ多すぎていちいち気にしていられない(そもそも自分のその一人)

しかし先日遭遇した女性はその中でもかなり変だった

 

プロフィールだと職業は「動物関連の仕事」で年収は非公開

子供を持たないDINKs希望で、現在実家住みの4つ年上の女性だった

一見普通だが会ってみると想像していたのと大分違った

まず「動物関連の仕事」は動物愛護団体のボランティアの事だった。もちろん給与は出ない

実家お金を入れるために週一でバイトをしているらしい

稼働時間10,11時間ほどあり結構ハードな為、家事は多めに負担して欲しいとの事だった

 

うん、あなた結婚して俺に何のメリット???

自分も犬を飼っているし積極的子供希望している訳ではないので、DINKs希望の「動物関連の仕事」をしている人は合うかなと思ったのだけれどあまりにギバー過ぎて引いてしまった

何が悲しくて年上女性生活費を出してあげて世話もしてあげないといけないんだろう

腹立たしいのがこれらの事情を3回に渡るアポで良い感じに小出しにされたこと。搾取する気まんまんじゃん!

 

最初は両親がうるさいか結婚願望ないけど相談所に入って活動する振りだけしている可能性を考えたが、自分アポ前後に別のアポを入れていたのでおそらく違うっぽい。本気でパトロン兼お世話係を探しているのだろう

もちろん誰しもが自分に都合の良い相手を探しているので完全に悪という訳ではないと思う。でも少しくらい逆の立場になって考えてほしいよ。誰が無職家事のやる気がないおじと結婚する?

ほとんどの婚活男性子供を持つ為に婚活しているか相手収入家事スキル大目に見ているのであって、子供希望しないのであれば収入家事スキルを求められるのは当然なのよ

婚活やってると「もう少し男性立場でも考えてほしいなぁ」と思うことは多々あるけど今回のケースは群を抜いていた

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