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はてなキーワード: 軋轢とは

2024-05-08

anond:20240506233546

俳句が"情念"や"私"を盛る器たり得るか? というのは、増田の言う通りあるあるネタだと思うが、正直情念シマシの俳人もいるので、情念一本槍で説明するのはちょっと難しいんじゃないかと思う。というわけで、自分の好きな情念系の俳人三橋鷹女の句を紹介したい。

  この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉  鷹女

あまりにも有名なこの句。なんというか、余りにもぎょっとする一句だ。作者は秋の夕方燃え上がるような紅葉の樹をただ見ているだけだ。しかし、その樹の美しさが作者の心中出会って化学反応が起きる。「この美しい秋の夕暮れの紅の陽の中で、こんな燃え上がるように輝く紅葉の樹に登ったら、私の中の何かが身を焦がし、たちまち目はつり上がり口元は避け頭には角が生え私は鬼になってしまうのではないかしら……」と考えるという、そんな俳句だ。想像できるだろうか?

たとえば妖艶な女性が秋の夕暮れ、紅葉を見ながらほんのり微笑んでるわけだ。(できれば舞台京都とかその辺の古都であってもらいたい。)やあ、紅葉がきれいですねえ、なんてうかつに声をかけると彼女はにっこり笑って、「そうですね、きれい……あんまりれいで…」と何か言いたげに言葉を濁す。ここでついうっかり、え、紅葉好きなんですか、なんて下心を出して聞いたが最後、「いえね、あんまり燃え上がるようにきれいから、この樹に登ったら全身火に包まれしまいそう、そうして大声で叫ぶ私は、まるで鬼になったように見えるかしらなんて思うと面白くて……」などとやべー妄想を全開でぶちかまされるからだ。考えてみてほしい、鬼になるかどうか、とか以前に、美しい紅葉を見て「その樹を登ったら…」なんて想像をする時点で(まともな大人でそんな奴、いるか?)もうこの人尋常じゃないヤバい系の人なのだ紅葉を見たら、駆け上る想像をせずにいられないくらいの、この人の身を焦がす情念っていったい何だろう? 恋か。恋だとしたら、どんな恋なのか想像するだにオソロしい。一方でこの「燃え上がる樹に包まれ鬼女になる」というそ妄想自体は、余りにも凄絶で美しくてカッコいい。自然風景と一体化しながらも、この人の情念はまったく矮小化定型化も減量もされず、読む人の心を打つ。

これにビビっと感じてくれたかもしれない人のために、もう一句だけ鷹女の名句を紹介しておく。

  白露や死んでゆく日も帯締めて  鷹女

ただそれだけ。まあ、露ははかない人の命の比喩でとか、白露はことに露が美しい秋の季語だとか、そこから作者の人生も秋にさしかかっている立場で詠んだ句であろうとか、まあそういう教科書的な講釈はいい。いいと言いながら一応一通り言ったけど、それより、スッとこの句を眺めてほしい。そこに立つ、一人の女性の姿が鮮やかに立ち上ってこないだろうか。

和服着付けというのはなかなかの苦労だが、帯を締めるというのはその仕上げの工程に当たる。この句で「帯を締める」というのは、普段から服の手入れもぬかりなくし、朝からきちんと身支度をし、化粧もふさわしくして、そして最後にキュッと帯をしめるまでの一連の工程総称だと考えられる。これまでも、これからも、そしていつか死んでゆく日にも、私はこうして帯を締めて(そうして死んでゆく)、という( )内の聞こえない言葉が、「帯締めて」という言い差しによってかえって響いてくる。女性としての自身、当時の社会との軋轢、様々なものを一身に引き受けながらすっくと立つ一人の人間としての強い思いが伝わってくるようだ。

死ぬはいい日だ」なんて言葉もあるけど、常在戦場の心構えというのはそういう何気ない言い回しの中にあるものなのかもしれないと思う。それになぞられるというわけではないのだけれど、この「帯締める」行為何だか戦いに備えて自分自身を隙無く装っているような、そんな雰囲気が漂っている。こういう「私はオンナよ」みたいな、固定化されたジェンダー内面化って昨今あまり流行らないんだけど─まあ軽やかに変化し続ける自己というのもそれはそれでもちろんよいのだけれど─人が成熟の深みとでも言うべきものに到達するには、ここまで強く深く「私は○○○だ」という意識自身に刻み込み、時を重ねる必要があるのだろう。そんなこの人の「覚悟」みたいなものを、「死」の一字がぐっと引き締める。誰にも文句は言わせませんよ(ニッコリ)、という体で、これまた見事な情念世界だと思う。

どうだろう、こういった情念個性の強さ深さというのは、なかなか短歌のそれに劣ったものではないのではないだろうか。

そうしてみると、結局増田の言う”情念”も、それぞれの作家性に拠る部分がかなりあるということも理解していただけるのではないだろうか。鷹女の句は、俳句王道を決して踏み外してはいないけれど、輝くばかりの個性情念に満ちあふれている。もちろん、増田の言う、短歌俳句の出発点となる発想・捉え方の違い(ほとんど真逆)、それに基づく「短歌やりすぎると俳句作れない」という主張もそれなりにもっともだと思う。ただ、から俳句には情念が盛れないと言われると、いやいやそんなことはないんだけどなあ……と思ってしまうんだよね。

2024-05-07

なんか昔、クラファンかなんかで村作る企画なかったっけ?

山の中に自分たち小屋とか建てて村作る企画

最終的にやる気がある村民とそこまでじゃない村民の間で軋轢が起きて運営が何人か逃げて終わったやつ。

2024-05-06

割とマジで政権交代するなら官僚の上の方全部とっかえるくらいしないと

意味ないと思う。

旧民主党悪夢とかクソとか言われてるけどいやそうじゃないんだみたいな意見もあるだろうけど官僚制御できなかった点は間違いなくあったと思う。

それまでの自民党制御できてたかっていうとそうでもなくて実態としては官僚制御されていたというか

あの時代官僚勢力にとって自民党って従う相手というより自分たちビジョンを実現させるための駒みたいな意味重要だったじゃん?

族議員とか、旧自治省政治家ルートとか。まあいまでもあるけど昔のほうが何倍も存在感があった。

から政権交代というのは官僚たちにとっては駒の不安的化であって相当な動揺があったと思う。

自分たち利権にとって不利な政治決定には全力で抵抗するみたいな事態霞が関のそこかしこで発生した。

自民党もおそらく下野してる時代民主党政権がブッ壊れていく過程をじっと見ながら研究してて、官僚制御する方法模索してたと思うし

それが安倍政権下での内閣への権力集中という形で実現したんだと思う。

で結局今は官僚の弱体化というか「政>官という権力構造理解らせ」にはある程度成功したけどその結果自民党ポチ化した官僚だらけになってる可能性がある。

からこのまま政権交代しても今度は自民ポチとしての官僚に振り回されるのではという予感がする。

正直どっちの政権でもどうでもいいんだが政治官僚軋轢が起こると憲政そのものが揺らぐのでそこをグリップできる政権じゃないと不安ではある。

2024-05-05

anond:20240505145611

マジレスすると、こういう場合カジュアル勢とガチ勢との軋轢絶対に解消できない

どっちが悪いとかないか

2024-04-30

anond:20240430134639

共産党が引っ込んで候補者統一すれば勝てる!」つったって、連合との軋轢とかその辺何の解決もできてねえのがなあ

2024-04-29

anond:20240429195604

政治もっと◯◯(女性とかLGBTとか)を!」みたいなの、これじゃあ厳しいよね

普段そういうこと言ってる連中は当事者連れてきたのが自民維新都ファあたりだとすぐ手のひら返すし、元々の支持層だって歓迎しない

左派政党にしたって今いる候補者との軋轢は避けられないだろう

れいわみたいなレアケースだけ持ち上げたって無理がある

anond:20240429124134

裏表のある人間だったらどーでもいい人間にも表向き愛想を振り撒いて人間関係の軋轢を防ぐんだよ

2024-04-22

国家国民の再編成はしても良いが

下手にアイデンティティナショナリズム国家象徴として固辞しようとすれば軋轢は大きくなるだろう

2024-04-21

マジョリティーの傲慢、健常者の傲慢、って言うけど。

マイノリティー・障害者マジョリティー、健常者の社会に交じってるから軋轢があるんであって。

マジョリティー・健常者様が生み出した余裕をお情けで使わせてもらって、マイノリティー・障害者社会を構築すればいいんじゃないですかね。

タダ乗りしてる現状を無視すんなよって思うよ。

ゲームは好きだけど運営が嫌い

そういうことって意外と多いよね

ドラクエは好きだけどスクエニは嫌いとか

ガンダムは好きだけど監督が嫌いとか

宝塚演目は好きだけど宝塚歌劇は嫌いとか

問題はこれが人や企業の側を愛したパターンはもうやばい

その人の作ってるものとかその人が主演しているからという理由コンテンツ肯定し始めるのは、ストーカー気質になって厄介な人間になる人が多い

コンテンツの良し悪しを人や企業基準にしちゃうから周りと軋轢が発生してその人の周りだけ空気が異様になってる

2024-04-15

右派政党移民政策を猛烈に推進すれば10年後は安泰だよ

元々移民だったり民族文化的多様性日本より遥かに大きい西洋でも移民が増えることでナショナリズムが急激に広がって右派どころか極右政党が支持を集める状態になってる

日本みたいな民族文化的多様性がなくかつ高いレベルマナーモラルの国で移民を推進すればその軋轢欧米の比じゃない強烈なものになって

左派政党は全滅またはすべてが泡沫政党になるレベル国民右傾化が進むのは間違いない

2024-04-10

ダンジョン飯キャラ作りって教科書みたいだよね

1.その世界における一般的思想を作ります

 

2.その人の思想レベルにこだわってるものを作ります

ライオス魔物、妹

マルシル:魔術、寿命、ファリン

チルチャック:仕事、金

センシ:料理栄養

 

3.その人の苦手なものを作ります

ライオス人間関係

マルシル:魔物

チルチャック:大雑把な人

センシ:細かいこと、グリフォン

 

そしたら

4.Aさんのこだわってることに対し、Aさん以外に一般的な雑なことを言わせる

5.Aさんがそれに突っ込む

6.こだわりすぎなので軋轢が生まれ

7.少しだけ分かり合う

 

これだけでショートストーリーができる

 

あとは時間をかけてディティール(ここは許せるけどここは許せない)を詰めていくのと

仲間といることでの変化を与えていく(前はこうだったけど今はこう)

 

さらに、結果的グループ常識ができてきて、それを外のグループから突っ込ませる

ウンディーネ回とか)

Aさんの変なこだわりや癖に対し、ときには仲間側からかばい、時には外野から一緒に突っ込める

 

他には不得意なこととかも作ってると思うし

「◯◯にこだわるならxxもこだわるだろう」に対して意外性として「◯◯にはこだわるがxxはこだわらない」を付与していく

ウンディーネの味には興味がない、とか)

 

これ、基本的ボケツッコミ劇場からお笑い文脈なんだろうね

2024-04-09

しゅんきの記事引用芸人を人として扱えとか言ってる人も岩井結婚した時ボロカス叩いてたし。

結局コミュニティの輪をどれだけ乱さないか、どれだけ人に嫌われないように立ち回るかに終始すると思う。自分の正しさを貫くと周囲と軋轢が生まれるなら、コミュニティに立ち入っちゃダメだって思った。

2024-04-08

ラニーノーズファンnoteを発端に流布する「推し活かくあるべき」論

しゅんき氏の、ラニーノーズRunny Noizeに対するファンとしての失敗に関するnotehttps://note.com/syunki0910/n/n0bbc0a2e4b96)が話題になり、

それにより「推し活は、推し理想と違った場合は呑み込んで応援するか離れるかしかない」という言説が出回っているが、私は少し違う意見だったためその旨を記す。

 

まずはじめに自分スタンスを明らかにしておく。

以下はしゅんき氏が記事内で挙げた、何らかの推し活をするうえでのファンパターンだ。

 

好きな人に対して、好きすぎて狂信的になり、全肯定人間になる人
②好きすぎて、愛を拗らせて文句ばかり言ってしまう人

 

この2パターンがいて、両者は分かり合うことができないということには共感をする。そして本記事は、②であることが多い立場から発言である

 

また、こちらの記事https://note.com/syunki0910/n/n9e7ab2259c1c)の嫌われた原因の項目で書かれている、「自分の振る舞いはおかしなことではない」という点も、一部は理解することができる。

私のスタンスは、

・人には他人を傷つけたりその自由意思を妨げない限り、発言自由担保されるべきである

プロアーティストが生み出した作品に厳しい意見がつくことは(誹謗中傷言葉選びによっては許容されないが)ある程度想定されることであり、その発信自体は叩かれるべきではない

 

というところだ。

前置きが長くなったが、以上のようにしゅんき氏に一部共感するところがある人間視点から問題分析したいと思う。

 

1.言動自由が認められるのは、ファンアーティストも同様である

 

しゅんき氏は、noteの中で、「人がどんな感情を持つのもどんな行動をするのも、基本的には自分勝手である勝手に人に感動したり怒ったりするのだ。誰でもそうだ。人間はそういうものなのだから別になんの問題もない。」と述べている。この一文はまったくその通りである。だから推しに不満を持っていても、不満を吐き出しながら応援する」という行為自体問題はなく、「推し活は~すべき」ということには当てはまらない。

特に規模が大きいアーティストになればなるほど、様々な葛藤を抱えながら応援しているファンはいる。私が今回記事を書こうと考えたのは、冒頭に述べた「推し活のファンの在り方二元論」に異議を唱えたかたからだ。あのような言説が広まると、多くの葛藤するファンが「自分推し応援する資格はない」と自分を責める原因になりかねない。「どんなスタンス応援しようと自由」なのである

 

ただし、それはアーティストも同様であるということだ。

今回、しゅんき氏は、以下のように述べている。

 

僕はあまり媚びずに正直に意見する。
向こうは仕事なので、客から意見は聞かなければならない。
聞いて受け入れなければならないが、
必ず反映させる必要はない。
場合によっては、「それは誤解で、こういう理由があって、こういう思いがあって僕たちはこのような行動に至りました」などと釈明しても良い。
ただし、
「客の意見は一切聞かない!!褒める時だけ喋れ!!」というのはあまり傲慢である

 

これは、「アーティストはかくあるべき」という押し付けであり、アーティスト個人に対する自由意思の妨げである

もちろん、客の声をよく聞き向上に努めるスタンスは、商業的に正しいとされる。これがたとえば、利益創出を目的とした企業それ自体相手であれば、もう少し理屈は通る。しかし本件の相手アーティストとはいえ個人である。私は洲崎氏という方を本記事で初めて知ったが、どういうスタンス活動するかは自由であり、それが利益に繋がるか繋がらないか、繋がらない場合どうなるかはファン判断することではなく、本人自身所属会社が考えることである

存じ上げないうえで例とはいえこのようなことを述べるのは申し訳ないが、たとえば「今はコントより音楽活動比重を置きたい」と思っており、作品の完成度が低くなった場合も、それはアーティスト自身自由である

しゅんき氏が「ファンとはこうあるべき(たとえば本人が提示していた①のような全肯定であるべき)」「作品への不満は言ってはならない」ということを強要されるのをおかしいと思うことと同様に、人の創作活動アーティスト活動強要することはできない。

しゅんき氏がそれを傲慢だと述べるのも自由だが、洲崎氏が傲慢と思われても構わないと思うこともまた自由なのである

 

2.自身理想への解像度を高め、相手は変えられないことを前提とした行動をする

 

しゅんき氏の初期のnoteの中には「自分はこういう人間である」という記述、そして自分がなぜ間違っているかからないという記述があった。

1でも述べたとおり、間違っているわけではないという点は共感する。ただし、その自分を周囲が受け入れるべきだと考えると、それは今回のような事態を生む。

 

見る限りしゅんき氏のなかには2つの欲求理想(細分化すれば3つ)の状態があると思う。

 

1つは、アーティストと良好な関係を築き、ライブに参加し続けること(これは2つに分けられる)

もう1つは、SNS上で忌憚なく自由発言をすること。

 

この2つは、現状の方法では両立することが困難である。そして氏は両立できないことについて、「相手が譲歩し両方の欲求を満たしてくれるよう振る舞うべき」だと考えている。

ここが今回の一番の問題であると考える。よく言われるように他人は変えられない。だから自分がやり方を変えるしかないのだ。

 

そのとき方法はいくつか考えられる。

 

SNS上の振る舞いを改め、嫌われないような言動を心がける

SNS上の振る舞いを優先し、良好な関係は諦める。現場では交流を求めず作品だけ楽しむ

③完全に降りる

 

そして、④は(今からはもう難しいかもしれないが)、「欲求が両立する方法を考え、折衷案的振る舞いを見つけること」だ。

 

これは会社にたとえるとわかりやすい。

自分にはやりたい仕事があり、就職することができた

しか職場仕事の進め方が合わなかった

 

こういった場合、人は④の方法を取ることが多いのではないだろうか。

・この職場自分仕事の進め方を浸透させた方がいいと考え、同僚には仕事の仕方を合わせてもらえるよう交渉する。後に実績で報いられると信じ、その場の人間関係軋轢覚悟する。

・合わない場所にいることはしたくないが1年ほどは我慢できそうなので、転職のために1年は必要な実績を積むことにする。そのために時に妥協し時に我を通すなど状況に応じて変える。

・人と良好に働くことを優先したいため、同僚の進め方に合わせる。関係を構築してから徐々に自身意見を述べるようにしていく。

 

以上の違いは、「進め方へのこだわり」「実績」「人間関係」様々な要素がある中で何を優先するかだ。自分価値観点検し、どこにどれだけ比重を置き、逆にどれが不足していると耐えられないか、どれくらいなら耐えられるかを見極め、自分にとって心地の良いバランスを探っていく。それが人間関係であり人の営みではないのだろうか。

 

ここで、すべてを満たそうとただ声高に叫んだところでそれが叶えられることはないだろう。しかしゅんき氏は、自分欲求すべてが同等に叶えられるべきであると考えている。

欲求複数持つことや叶えようとすることは問題ではない。問題は、他人環境は変えられないという点への無自覚さと、自分の中の優先順位不明瞭なことである

自分にとってもっと理想的な状態は何か。それが実現するためにはどのような振る舞いが適しているかを「相手が変わる」という選択肢を除き、「自身妥協点」や「自身が新たに身につける思考や振る舞い」を考慮したうえで計画し、実行に移す。

 

こうした行動が、氏には必要だったのではないだろうか。

 

とはいえ、まだ若い方が以上のようなことを考えて振る舞うことは難しい場合が多いだろうと思う。

そしてこうした振る舞いを自身が二十歳そこそこの時に身につけていたかというとはなはだ疑問であり、だからこそ私は、こうした記事を書いている。

擁護ではなく、この記事もまた、私のお気持ち表明だ。

 

推し活・ファンはかくあるべき

 

なんてものファンダムのなかの「べき」論は幻想だと思っている。ただそこは人の営みであり、アーティストも含め、心の通う、自分と違う人たちが多くいる場所だ。

迎合を覚えろという意味ではなく、ただ、自らの思い通りにならないことを理解したうえで、なるべく心地の良い落としどころを見つけていくこと(あるいはそれを試すこと)を、私は若い方に推奨したいのかもしれない。

2024-04-04

anond:20240404120952

環境毎にそういう感とか癖があると煩わしいから、

同じ目線になるように慣例が充実している方法定義して軋轢で発生するコストを下げて、横断的に開発できるようにしたいんだがね…

anond:20240404013919

本当に割り切るなら軋轢産んでも平気では

anond:20240403162502

職場出会いの場と勘違いしてるからそういう発想になるんだよ

仕事は金を稼ぐ場所」と割り切って人間関係なんて軋轢を産まなければ良しとすればいいだけ

そいつが誰と仲良くしようがバックでやろうが関係ない

オスとしての争いは職場以外でやれ

2024-04-03

ベンチャー経歴のみのメンバーが痛すぎる

個人スキルはあるので、創業時には重宝されたのだろうけど、コミュニケーション能力が低いので外部の業者との仕事被害が大きい。

最近入ってきた中途採用メンバーとも軋轢が走っている。

早く辞めてほしいモード給料下げているんだけど、まだしがみついている(もしくは、軋轢被害も本人気がついていない(コミュニケーション能力が低いので))

闇が深すぎて新年度でも暗々たる気分

2024-03-23

anond:20240323101114

営業部門としては「商品に力がないから値引きしないと売れないんだよぉ」とは言えないんだよね。

売りやすいもん作れやオラア!!!って言えばいいだろ

言えないんじゃなくて軋轢を恐れて言わないだけだろ

2024-03-22

ダンジョン飯のすごいところ

キャラ1人1人がそれぞれ独自価値観を持ってるところ

 

漫画では複数価値観が出てきて、対立構図が生まれることはもちろんあるが

大体はグループで1つの価値観だったり、少しのズレだったりする

 

ダンジョン飯では1人1人が別の作品に居そうなくらい、価値観や考え方に差がある

こういうの、TRPGに似てると思う

1人1人ちゃん価値観がずれていて、それによって軋轢や笑いが生まれから、この少人数で13巻やってもずっと面白い

しかもこれがサブキャラにまで及んでいる

全員が何かのベクトルで頑固なんだよね

才能の民主化完全に理解した

 「生成AIによる民主化」を叫ぶパブコメが公開されて話題を呼び、「それは民主化ではなく共産化」という理解が急速に形成されている。この「民主化」という概念は何も9段の人物が考え出したものではなく、海外の生成AI議論特にイラスト関連の議論では頻出の概念であり何らかの生成AI推進過激派共通認識だが、一方で「共産化」は少なくとも増田寡聞にして知らぬ。では、この「才能」の「民主化」とは何なのか? 恐らく国内理解されている形では「極一部の『絵師』と呼ばれる特権階級が、生まれながらに持っている、『絵』を生成する技術」を「広く一般が使えるようにする」こと、だろう。

 Financialization(金融化)という概念がある1980年代から汎ゆるもの金銭価値に換算する動きが加速し、万物通貨によって交換できるようになる一方で、金融分野に加速度的に富が集中するようになってしまったとか、そんなような話だ。まあ安っぽいネオリベラリズム批判一種と思って構わないが、このあらゆるもの金銭価値と拡大の速度、加速度で考えるというプロ倫の延長線上にある思想米国では広く一般に浸透している。

 だから二次元業界も当然この金融化の対象として、森羅万象を四半期指標の伸びとして変換すべしという思想の中で解釈される。このものは素晴らしい、だから儲けを加速しなければならない、という自然な発想がある。二次元イラスト業界金銭的な側面で発展させようという試みは、2010年代を通じて諸外国で繰り返されてきた。無断転載で客を集めた後、批判を浴びて版権元と交渉しようとした漫画村事件もその一部だし、同人誌代理購入や転売が行われたり、無断翻訳グループや各種の転載サイトの有料サブスク販売されたりとか、仮想通貨イラスト作家を巻き込む動きも見られたし、画像ファイルを集めて転売するとか、無料3Dデータを改造して勝手に売るとか、あるいは無料転載して名を上げるとか、色々な試みがあった。個々の作家に対してあなた作品もっとビッグな儲けに繋がる、価格を上げるべきだ、販売数を増やすべきだ、出版が難しければ顔だって繋ぐ、といったオファーが野放図に撃たれることもあった。

 そのいずれにも日本漫画業界イラスト作家コミュニティは乗らなかった。日本は強固な「非営利業界」を維持してきた。

 日本人は日本二次元業界が作り出すソフトパワーをまったく過小評価している。増田はある時、海外イラストレーターが何だかソフト互換問題で揉めている所を見たことがある。PSDはPhotoshopから出力されるとは限らない、俺はKritaを使っているし現場によってはCSPを使っているとか、どうだかだった。お前らはCSPが何のことか分かるか? Clip Studio Paintだ。増田にとってこれはちょっとした衝撃だった。まったくのサプライズド・ピカチュウだ。分かるか? 国産商用ソフトウェアがイラスト制作ソフト世界御三家一角を固めていて、Adobe三位なんだぞ。「日本にはジョブズが生まれない」?「日本製のソフト通用しない」? いや、増田自身普段はこれを言う方なのだが、それでもだ。かつてはbukkakeが世界一有名な日本語だとか、不名誉で恥ずかしいとか言われたものだが、今では所によってはblack company、mesugaki、menhera moveですら通じる(最後はどこかの初号機の貢献だ)。

 そして、この継続的世界投射される存在感、その非営利思想(と、その裏でちゃんと行われているアニメガチャゲー課金としての回収)は、思想的に原理主義的な低位のレイヤーにおいて、世界的に反発と軋轢を生み続けているのだ。

 もう一つ説明すべきことがある。共産化とは何なのか? 帝政ロシア末期のそれにしろ中国のそれにしろ共産主義革命とは、力を持たない民衆が団結し、腐りきった既存体制を打破し、特権階級が貪る既得権益破壊し、人民還元する、という建前で行われる営為だ。実際にはこの「特権階級」は中流層以下を指し、既得権益とは単に日常生活を指す、ということはまともな人間なら皆知っているだろう。高級な壺を割り水道破壊公共施設を打ち壊し電線を鋳潰し、全てを焼き払ってゴミにするのが共産化共産主義革命である社会破壊して所有の概念を、いや「社会」と「モノ」という概念の終了を目指すのが共産主義である

 この「才能の民主化」と「それは共産化である」という批判はこれらを踏まえて解釈されなければならない。

 「民主化」による恩恵を得るのはお前らではない。「お前ら」というのはブクマカ増田のような言葉を持つ人間だけに限ったものではない。日本人ではない。ここまで書いてきたように、いま、諸外国には、日本(または中韓台を含む極東アジア)人は二次元イラスト業界特権的地位を得、極端なダンピングと異常な反成長主義を敷いている、という怒りがある。その怒りの文脈において、日本人は全て二次元の絵を生成し享受できる特権階級であり、才能の共産主義革命において虐殺される対象である。⑨段のパブコメを書いた「生まれつき手が震えて線が引けない」者など同情に値するわけがない。絵の金融化、イラスト市場資本主義的成長を阻害してきた旧来体制を賛美する、唾棄すべき特権階級であるポル・ポト政権の新国家建設の呼びかけに喜び勇んでカンボジアへ舞い戻り人民裁判に掛けられ次々と虐殺された出稼ぎ労働者たちそのものの姿だ。

 そしてその方法として、生成AI推進派たちは、Danbooruに(善意で)集積されたイラスト圧縮汎化させ任意に混ぜ合わせ薄めて取り出せるようにする。そのデータを配布し有象無象が使えるようにする。LoRAにより「絵柄」の神秘性を破壊再現できるようにする。それらすべてはコンピュータの利用を強制して非属人的に実行されることで金銭価値還元される。

 だからあれは共産化なのだ。だから「生成AI規制するならば二次創作規制しろなのだ。つまるところ「生成AIによる才能の民主化」の指すものは、金銭価値への還元を断固として受け入れない二次元イラスト市場破壊のものなのだ文化庁の連中が考えているような「『民主化』による、日本国内の広く一般の者への価値還元」は発生しない。民主化AI生産性を飛躍的に向上させたクリエイター活躍などない。ソ連にまともな戦闘機がなかったようなものだ。仮にこれが「還元」だとするならば、起こるのはちょうど紙を高濃度過酸化水素水で炎とガスに分解するような「還元」だ。「パブコメの知能が低すぎて困る」とかボヤいている場合ではない。それほどの、あえていえば低知能のもの、が反対一色に染まってパブリックコメントを送ってきているとはどういうことか? 実害を被っているのに他ならないではないか

 この話のオチは、恐らく「生成AIによる才能の民主化」が実際にこのまま進んだとて、著作権法AIウォッシング無罪規定したとて、それは絵の価値が下がるという一過性日本の純損失であって、別に日本的なイラスト創作文化への参入が海外享受者たちに認められるわけではないだろうことだ。Twitter上でも指摘されていたが、AIに点滅するカレットを与えられないから絵が造れないなどという者はいないのだ。完璧な絵をプロンプトで定義できると言うならばしてみるがいい。いや、Twitter上でもなんでもいい、人は文字が読めるのだから完璧な絵の定義を書けばそれは作品なのだ。件の人物が長々とコメントを書き、そしてバズりを作り出したように。

飽きた。ここで投げる事にする。ナガノのくまを讃えよ。

2024-03-21

社会性終わってる絵師が多いかAIイラストに移行してるんじゃないの

WEB広告ブログアイキャッチちょっとした看板のぼり旗。

こういった用途アニメ調のイラストを使いたいとき、正直人間絵師発注するって考えはほとんど湧かなくなってきている。

だって人間絵師ってクソめんどくさいんだもん。

Twitterを見ていれば明らかだよ。

あいつら全員めんどくさい。

利用者観点からすれば正直絵の芸術性とかこだわりとか死ぬほどどうでもいい。

とにかくそれなりにウケが良くてそれなりにかわいいイラスト1枚が欲しいってだけの話で、やれ「著作者人格権だ」やれ「産みの苦しみだ」と喚かれるのは苦痛しかない。

発注者の立場からすれば料金システムが明瞭でなるべく安価、かつ、やり取りがスムーズで後からギャーギャー喚かない人に依頼したいに決まってる。

すみません、初めてでわかんないんですけど予算2万円でいい感じのイラストが欲しいんです。用途はコレでサイズはコレで……」

こんな感じで適当に依頼して適当な絵をもらってさっさとクローズしたい。それが本音

でも現実はそういかない。

交渉の段階で「こいつこんな値段で依頼してきやがった!」「こんな失礼な態度だった!」ってTwitterに晒されるリスクがある。

あとから契約違反されました!」「こんなことな仕事を受けなければ良かった!」ってTwitterで喚かれるリスクがある。

単なる意思疎通の齟齬や前提の共有不足ですぐプッツンしてすぐ晒す。すぐ被害者面。

もちろんすべての絵師がそうじゃないんだろうけど、こっちは散々Twitter上の炎上騒ぎを見ているか人間絵師なんて信用できないんだよな。

まともな社会人だったら仕事上の具体的なやり取りをTwitter晒しフォロワーによしよししてもらうなんて恥知らずなこと絶対にしないぞ?

それが絵師連中は余裕でやる。

余裕でやる上に少なくともTwitter上では信者によしよししてもらって絵師がかわいそう、発注者が悪いってことになる。

下手すりゃこっちの身バレまでしかねない。

おまけに殿様商売気質というか、別に晒すまではいかなくても発注の段階でなんかモヤッとする言葉遣いだったりなんかイラッとくるものの言い方だったりをする絵師が非常に多い。

「お前それお客に対する態度か!?」ってなるケースを何度も体験してきた。

へりくだれとは言わないけど、絵師って社会人として対等な立場でまともにコミュニケーションしてビジネス上のやり取りを普通に失礼なく行うって意識が欠落している気がするんだよ。

よく言えば芸術気質ってことなんだろうけど発注からすれば社会人失格の人間に頼むなんて冗談じゃない。マジで面倒くさい。

それにひきかえAIイラスト

AIイラストマジで最高。

実は俺にはAIイラストを生成できる環境がない。

パソコンゴミスペックだしプロンプトだのなんだのを学ぶ気力もない。

でも世の中には「欲しいイラスト説明してくれればAIを使って近いのを生成しますよ〜」ってサービス提供している人がいるんだよな。

もちろん絵師に頼むよりめちゃくちゃ安価イラストをどう使おうが文句も言ってこない。

著作権はすべて譲渡します」「著作者人格権行使しません」なんて最初から説明欄に書いてくれている人もたくさんいる。

たぶん、ITに詳しい社会人副業か何かでやってるんだろう。

言葉遣いも丁寧だし、仕事用のTwitterアカウントなんてものも(たぶん)持ってない。

からあとからトラブル化して晒されるリスクも、おそらくほとんどない。

単に何となく映えるアニメイラストが欲しいってときに人の絵師に頼む発想はもうほとんど出てこないんじゃないか

何度でも言うが人間絵師はめんどくさい、AIイラスト(とその提供者)はすごく優しい。

個人的感覚だが、AIイラストサービス提供者は社会人としてまともな人が多い気がする。

AIに反対している絵師ネット上で馬鹿にされてるのって、法律知識のなさとか過激言動思想とかよりも単純にこれまで散々社会性のなさを露呈して好き勝手やってきた反動なんじゃないの?って思うことがあるんだよな。

まともな社会人仕事で嫌なことがあっても黙って耐えるしそれでお賃金をいただいて生活していくんだよ。

間違ってもTwitter晒し正義を問う、なんて角が立つことはしない。

これまで絵師社会性の無さが水面下でいろんな軋轢を生んでいて、AIイラスト誕生きっかけに溜まっていた対絵師ヘイトバーっと一気に表に出てきたって側面はないのかな。

2024-03-20

anond:20240320145843

他人感情に興味がない上に、尊重する振りが出来ないと周囲と軋轢を産むことを十分に学習できていない奴が

悪目立ちしているからでは? 

 

ワイは典型的なそのタイプなので代表して元増田謝罪しておきます

ちゃん尊重する振りが学習実践出来ている発達を巻き添えにしてごめんやで🙇‍♂️🙇‍♀️

2024-03-19

【米世論調査米国にとって最大の敵国はどこか→中国41%で首位 好感度日本首位 [3/19] [ばーど★]

https://itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/news4plus/1710837952

日本って今すごいモテ期入ってるんだよな

特にアニメゲームのおかげで世界的にもの凄く好感を持たれてる

でも言語バリアーのせいで現実的な部分は何も知らない人が多い

過労死少子化、出る杭は打たれる、官僚主義社会本音と建前など、表面的な日本文化の知識については普及しているものの、結局のところ「日本人は礼儀正しく清潔で優しい人々」みたいなフワッとした認識の人が大半だと感じる

これの何が怖いって、日本の「リアル」な部分に触れた途端一気に反転アンチ化する可能性が高いんだよ

というのも、日本に好感を持ってる外国人ほとんどがアニメ漫画の「理想化された日本」に影響を受けている

現実日本には行ったことすらないか、数日間旅行したことがあるという程度の人が大半だ

言ってしまえば彼らは「アイドルに対してもの凄い理想を抱いているオタク」に近い

色々なことを分かった上で好かれてるわけじゃない

盲目的な好きなんだよ

からその理想が一度崩れれば重度のアンチに反転する可能性が高い

最近起きたにじさんじ海外炎上はまさにこのケースだろう

かい経緯は省くが、要するににじさんじブラック企業っぷりが海外に露呈してとんでもない大炎上に発展した

ブラック企業に飼いならされた日本からすると腰を抜かすほどの騒動になって世界的なボイコットにまで発展

まり世界的に嫌われすぎてにじさんじ海外事業は事実上終わったと見られている

これだけの大炎上の裏には、やはりアニメなどの影響でインフレしていたフワッとした日本に対する好感や理想ブラック企業という「リアル日本」とカチ会ったことによる衝撃があったのではないかと思わざるを得なあい

アニメ人気が続く限り日本に対する海外の好感はインフレを続けるだろうし、一方で日本少子化により国内より海外を重視する流れは避けられないだろう

そうなればにじさんじに起きたような軋轢とその結果生じる反転アンチ化はますます増えていくはず

これまで日本がまとっていた神秘ベールが剥がれ落ちて世界嫌われ者にならないことを祈るばかり

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