「沖縄戦」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 沖縄戦とは

2024-06-07

anond:20240606184619

沖縄戦みたいな戦術本土決戦やるつもりなの?

民間人を盾にして一緒に爆散するのか

ウケる

anond:20240607093721

うん、だからそれはwikipedia沖縄戦のページ読んだらわかることであって、元陸自経験要らないでしょ。

anond:20240607093222

とはいえ沖縄戦善戦というのはアメリカ側の記録(苦戦した)からしても明らかだけどは俺も思うけど

anond:20240606184619

ネット軍師様「沖縄戦善戦したけど?旧陸軍舐めんなよ?」

(民間人9万4000人死亡 日本兵6万人死亡 アメリカ兵1万人死亡)

anond:20240607020118

元増田にも書かれてるけど、日米安保は要するにロシアないし中国相手にもう一回「沖縄戦」やって時間稼ぎしろジャップって話でもあるから、まああながち間違いでもないな。「善戦」ってのは米軍からお墨付きでもある訳だし

anond:20240606184619

>ただまあ、これは、戦略的に見れば防衛時間稼ぎにしかならんかったわけですが。

自分結論書いとるやん

作戦戦術レベルで頑張りました!感動した!

そうだね、頑張ったねそれは褒めてあげる

で?それ何のため?

作戦戦術レベルで「日本軍が長期にわたり善戦敢闘し得た」代償として沖縄県民の4人に1人が死んだけど

で?そのリターンは?戦争勝てたのか?講和できたのか?

たくさん死んだ沖縄県民は何を得た?

沖縄反戦平和運動。「反戦平和運動」って言うからぼやけて見えるけど、あれの本質って「国家への不信」なのよね

からあの人たち、何言ってもNOとしか言わないでしょ?理詰めで説明してもキチガイみたいに反発するでしょ?

なぜならあの人たち大日本帝国政府陸軍海軍無能無責任さで家族を殺されたって思ってるからね、その後継である日本国自衛隊も信用されてないのよ

からお前みたいな下級のアホ元陸が「沖縄戦を善戦と考える陸上自衛隊の考え方を説明」しても論点ずれて無意味どころか、国内の分断を強めて日本国にとって有害なのよ

分かったら二度とスズメ並みの脳みそで程度の低いごみを書き込むなよ

https://x.com/OKB1917/status/1476722113457573889

Twitterで盛り上がる「基地があるから攻撃される論」については、国民ないし為政者という観点から語るのか、地元住民とか個人という観点から語るのかで随分と違う筈なので、あまり互いに互いを馬鹿にするようなことを言うべきでないと思う

特にこの話の発端は沖縄ナショナリストっぽい人達であり、そもそも彼らは沖縄日本の一部であることが気に入らないので、そもそも話の位相が合っていない可能性が高いし、それだけにかなりデリケートに扱わないと日本としての政治的領土的一体性に禍根を残す

まり基地があるから攻撃される理論はごくミクロには正しい場合があるが、個別ミクロマクロな全体の一部であるのだから、という論理国防安全保障はできているので、そのマクロな繋がりを担保する国民統合の原理というか要は「私らニッポン人」感というのは余程慎重に扱わねば

2024-06-06

陸上自衛官だけど、沖縄戦善戦だというのは妥当

陸自沖縄戦善戦した」 幹部候補教育方針に 住民被害に触れず識者が批判 市民団体の開示請求で判明

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1373064

この記事について。アホみたいなブコメが並んでるので、元陸上自衛官増田が、沖縄戦善戦と考える陸上自衛隊の考え方を説明するね。

なお、増田は元陸上自衛官だけど、政治的にはリベラル寄りで歴史修正主義戦前の美化には反対の立場だよ。

軍隊は一つ前の戦争に備える

軍隊というのは、一つ前の戦争に備えるという習性があるって言われているし、まあ、どんな仕事でも普通にやってるとそうなる。

陸上自衛隊で言えば、太平洋戦争島嶼戦)と日中戦争。で、日中戦争ゲリラ狩りの治安戦と、弱い中国軍相手無双みたいな感じで、(侵略戦争しない限りは)あんまり参考にならない。

太平洋戦争島嶼戦はというと、陸軍は敵上陸直後の脆弱状態を狙っての水際撃破を狙ってたんだけど、これは艦砲射撃戦車揚陸艦艇などの存在でさっぱり上手くいかなかったもんですな。あと、(クソ役立たずの海軍のせいで)海上交通路が絶たれて餓死というのが多かったけど、まあ論外。

で、逆に、うまくいったパティーンが、ペリリュー、硫黄島沖縄で、これは堅固な築城による陣地を構築し、艦砲射撃や爆撃を無効化、寄せてくる敵は緊密に連携した陣地で削り倒して遅退するってやつなんですが、めちゃくちゃ上手くいった。例えば、圧倒的に優勢な敵に対して、嘉数高地とかで善戦しまくったわけです。あ、湾岸戦争の73イースティングの戦いでイラク軍が似たような反斜面陣地やろうとしたけど、うまくいかなかったみたいです。まあ、準備不足だったし砂漠からムズいよね。

ただまあ、これは、戦略的に見れば防衛時間稼ぎにしかならんかったわけですが。

専守防衛本土決戦

で、戦後

わーくには、専守防衛という政策を取るようにしました。その結果、軍事的には本土決戦しかないということになりました。

海上自衛隊航空自衛隊がいるじゃないかという向きもあろうかと思いますが、空自さんは開戦初期に無力化されますだって空港レーダーサイトバレバレなんだもん。ミサイルなどのスタンドオフ攻撃やゲリコマで臨終です。で、海自航空優勢が無い場所で動けないので役に立ちません。だから陸上自衛隊は、空自さんが空港を復旧させて、移動警戒隊を展開して、敵の航空戦力が疲弊するまでの間、あるいは米軍が助けに来てくれるまでの間、航空優勢が無く、兵力に劣る中で、本土決戦地の利を生かして、なんとか粘れってことになります

陸上自衛隊のやりたかった戦争

そんなわけで、陸上自衛隊冷戦期において、沖縄戦を範にとるドクトリンを考え、そのための準備を営々と積み上げてきたわけでありんす。音威子府で2師団は壊滅する予定でしたが、師団自決予定地が決まってるという冗談があったぐらいです。

そんで、国民の皆々様におかれては、専守防衛という政策を取り、かつノーガード戦法ではなく自衛隊を設置している以上、当然に本土決戦覚悟しているはずで、屍山血河でキルレシオ100対1でも徹底抗戦してくれるはずなんですよね。

それは嫌だっていうなら、ノーガード戦法でどっかの国の庇護下(なお、侵略者平和主義byクラウゼヴィッツなのでなんでも言うことを聞く必要があり)に入るしかないっすね。ワシはリベラルから独裁中共はいやだけどね。

下級のアホ元陸の追記

だーかーらー、国民にはノーガード戦法でも対外侵略でも「専守防衛本土決戦」以外のオプション自由にあるの。主権者サマなんだからさぁ。

のしもべは、プロフェッショナルとして与えられた条件で最適解を求めるだけなの。というか、それ以外を考えてはいけないの。ましてや、政治的決断について実力組織が考えるなんてもっての外なの。だから、大モルトケの言う「いいえ、ただ私は軍事上の問題のみ気にかけているのです」って回答しかできないよーん。嫌なら防衛省設置法を廃止すりゃいいんですよ。

2024-04-24

anond:20240424103447

アホなの?じゃあウクライナが負けたらドローン攻撃とかは全部戦果ゼロなんだ?

そりゃそうだろ。最終的に勝てないなら抵抗すればするだけ被害が拡大する。

日帝がさっさと降参してれば東京大空襲原爆投下沖縄戦もなかっただろ。

ウクライナには勝ち目がないんだから、どんな戦果評価に値しないよ。アホなの?

2024-03-19

予言日本ではこれから数年間の間に最大約500万人が追加で死亡する

 内田樹が触れているように、日本は「立ち帰るべき初期設定」(注1)がない国である。立ち返るべき初期設定がないということは、現行のルール自発的に、外部からイベントなしに、変更しにくいということでもある。何かがおかしいと感じられていても「平穏である限り、そのルールは維持される。仮にその「平穏」がル・グウィンの書いた「理想都市オメラス」のような平穏であってもだ。「立ち返るべき初期設定」がないから、そのルールの良しあしを判断できないのだ。官僚機構は、自らに課せられたルールを忠実に守る。それが官僚機構の役目だからだ。官僚機構自発的な変革は期待できないし、期待してはいけない。期待するとすれば、政治家国民の、そして、外部からイベントになる。

 さて、ルール再考きっかけとなる、外部からイベントの一つが、「人の死」であるブラック企業対策きっかけになったのは、高橋まつりさんの死だったし、統一教会対策に動き出したのは安倍晋三元首相の死がきっかけだった。でも、この2つはもともと国民の側にある程度の不満が溜まっていたからこそ、一人の死でここまで動いた。では、もし、国民政治の側が致命的な選択肢を選んでいるにもかかわらず、その致命さに気づいておらず、不満も持っていなかったら?

参考になるのは、前世紀において、日本アジアに対して行った侵略戦争である日中戦争開始当時、そのことを間違っていると考えた国民は少数派だった。みずから選択肢が誤っていると判断して無条件降伏するまで、多くの人が亡くなった。特に戦争末期になって戦没者の数は急激に増える。全戦没者のうち9割を占めると言われる。最終的に、東京大空襲沖縄戦ソ連の侵攻、原爆投下にいたる。死者は軍人軍属民間人合わせて240万人〜310万人とも言われる。当時の総人口を7500万人とすると、3.2〜4.1%にあたる。それだけの犠牲者が出た段階で、ようやく政府終戦決断した。

 さて、今現在日本は、戦時下にある。それはCOVID-19との戦争である。互いに殺し殺されるという関係では、戦争公衆衛生もたいして変わりがない。違うのは、ウイルスには意志戦争遂行責任者もない点である歴史は繰り返さないが韻を踏むという。すでにその兆候は見えている。

 

 ・責任者の不在

  5類の意向により、政府感染対策民間に丸投げし、積極的感染対策を取らなくなった。

  一方、民間民間で、上の指示がない限り積極的感染防止対策を行わない。結果、誰が責任者かわからないまま、だらだらと戦争は続いている。

 ・初期段階は現場努力で上手く行く

  すくなくとも、戦争が始まってからの数年間の動きは素晴らしかった。しかし、それらは、現場民間努力によるものであり、長続きはしなかった。

 ・戦争相手の実力を甘く見積もる

  中国米国の実力を見誤ったように、コロナウイルスの実力を甘く見積もる。「ただの風邪」という言説はその最たるものであるしかし、実際にはコロナウイルスは想定よりも厄介なウイルスである心臓疾患や認知障害をはじめとする様々な疾患を引き起こし感染性も高く、免疫逃避性も高い。繰り返し感染するごとに、後遺症発症する確率もあがってゆく。

 ・戦争に対して不足する自リソース

  脱マスク診療報酬の削減、ワクチン任意接種化で、全数把握の取り止め、無料検査事業の終了、患者の届け出の把握など、わざと自らのリソースを削減する。

    

 これらの結果、戦争開始当初は、現場の奮闘と戦術でうまくいくが、戦略の無さとリソースの不足でやがて負ける。いくら指揮命令系統を強化しても意味がない。負ける理由戦略の不足であり、決断の不足であり、思想の欠如であり、「立ち帰るべき初期設定」の欠如だからだ。幸か不幸か、戦争相手ウイルスであり、どこかに大本営があるわけではない。現場で戦う個々人に対し、リソースを潤沢に供給し、支援し、戦い続けられば、少なくとも五分五分には持ち込めるだろう。マスクを着用させ、手洗いを励行させ、ワクチンを接種させ、その代金を支援し、発熱外来コロナ病床を提供する医療機関資金面支援し、ワクチン製造し、備蓄し、抗原検査キットを配布させれば戦い続けることはできるであろう。しかし、緊縮財政の名のもとにそのリソースを絞ってしまった。

 おそらく、前戦争におけるミッドウェー海戦に相当するものは、コロナウイルス感染症の5類移行である。あれをきっかけに潮目が変わった。明らかに社会コロナウイルス感染症は警戒しなくて良いというメッセージと受け取った。テレビでは、「コロナ明け」という単語が飛び交い、マスクをつけなくなり、飲み会に繰り出し、満員電車は復活し、学校では積極的に脱マスクが推進されている。ウイルスは弱毒化どころか、ますますその凶悪性質が明らかになっているというのに。

やがて、免疫が弱体化して感染症が蔓延し、または、再感染でロングCOVIDが蔓延し、人がバタバタ死に始め、国民おかしいと気づくまでこの状況は変わらないであろう。どのくらいの人が死ぬだろうか。前大戦では総人口の3.2〜4.1%であったことを思い出してほしい。2024年現在日本人口を1億2000万人とすると、死者数は、384〜492万人に及ぶ。そこまでの死者を出して、ようやく国民政府は、自らの選択肢が間違っていると気づくであろう。

 筆者は、この予言が当たらないことを祈るのみである

 

注1 内田樹,『日本辺境論』,新潮新書,p24

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2023-12-23

anond:20231223093539

実際原爆沖縄戦も紛れもなく全部正当扱いですよね今の国際社会では

なおのことお互い何しようが知るかってなりませんか

2023-11-08

イスラエルパレスチナ非人道的行為批判するのは必要だけど。

ガザなど、他国人権の話をするときには、自国のことも省みないとならないよね。誰か遠くの人のやったことを文句言うのは簡単だけど、自分のことを省みて悪い点を正すっていうのは意外と大変。でも、そうしなければ不誠実でしょうよ。

沖縄普天間飛行場は元々はいくつも集落があって田畑があるのどか場所で、沖縄戦で接収されたという経緯だし、日本全国で基地住民の間の摩擦はあったわけだけれど、その後、基地が次第に沖縄に集中していく過程には差別的意識があったと思われて仕方ない。ガザに対するイスラエルと同じことを、私たち沖縄に対してしているんだわ。

2023-09-02

関東大震災における朝鮮人虐殺に関して、官房長官都知事スルー

一部右翼ウヨと言うべきか、に忖度している?

そういうところは別に切り捨てても余裕で権力は維持できるはずなのに、なにをビビっているんだろうか

稲田朋美ジェンダー問題でのムーブとか思うとさ、全然余裕だよね

あと思うのは、ウヨっぽい人々は古代倭寇とか、秀吉朝鮮侵攻については何も言わないけど

朝鮮人虐殺や南京事件についてはやたらとなかったことにしたがる

沖縄戦日本軍民間人邪魔者とかスパイ扱いして殺した話とかも

明治維新以前と以後で日本は別の国になったと考えているのかもしれないけど

その割に、万世一系とかなんとか言うよね

日本人の一部が、昔ひどいことをしたのは事実なんだけど、そういうことを認めたがらないメンタリティーってなんなんだろう

いやさ、現在でも一部の日本人は子供虐待したり、特殊詐欺をやったり、いろいろ「悪いこと」をしているわけじゃん

それすらもなかったことにするのかね

国家主義とか国粋主義とかをひとつ宗教と考えれば、理解はできる

国=神なので、それは無謬であるはずっていうこと

自分が間違っていると思いたくはないので、無謬であるコンセプトを絶対視する

一昨日から昨日にかけて、映画福田村事件』を各地上波が取り上げていたのは、まだ前に進もうという意思を感じた

マスコミしろ政治家しろ、我々が育てていくしかないのよ

2023-08-02

anond:20230801190104

せやね。

一昔前は神風特攻隊員だけが正しい被害者だったんだけど、今じゃ特攻隊被害でも何でもなくて日本を救った英霊様ってなもんだ。

そんでその代わりに原爆被害者が、アメリカの加害を非難する為の棍棒として出てきた。

まぁ見てなって。あと20年もすれば、沖縄戦被害者も、鬼畜米英非難する棍棒にして日本を救った英雄扱いされるようになるから

2023-08-01

anond:20230801184839

https://anond.hatelabo.jp/20230801140703

これとかもさあ

同じノリで沖縄県民沖縄戦悲劇書いたらどうせはてブの大多数は茶化すだけだよね

日本軍が色々やらかし虐待虐殺レイプの類なんかもそうだろうし

従軍慰安婦なんか国を挙げて被害者バカにしてるし

元増田別に悪くないけど、そういうの考えるとすげー冷めるんだわ

広島原爆被害者けが「正しい」被害者なんだなあ、って

2023-06-23

戦争悲惨から絶対にするべきではないと思っていたけど

東京大空襲原爆投下沖縄戦歴史を学んでいる時は素直にそう思っていた。

どうして当時の日本人は無謀な戦争に突き進んでしまったのだろう?

結局一番被害を受けるのは何の罪のない一般人ではないか

しかし開戦前1941年4月から始まった日米交渉の内容を勉強してみると、また違った気持ちになってくる。

アメリカ側って絶対日本ナメているだろうとか、ハルノートとか、日本朝鮮満州を含む大陸全土から撤退せよとか色々な事実が出てくる。

ここまでコケにされたら日本のような小国でも銃を持って命がけで戦うしかないんだろうなあ、というのが最終的な結論になってしまった。

2023-06-17

PTSDが割と最近まで精神疾患とみなされなかったって酷くね?

この病気うつ統合失調と同様に、最悪患者自殺するケースが普通にあるんでしょ?

それなのに、医学先進国であるはずのアメリカでさえ、ベトナム帰還兵に自殺者や心身不調者がやたら多い辺りでようやく気づき始めたとか、遅くね?

日本だと阪神大震災とか地下鉄サリンあたりでやっと認知され始めたわけじゃん。

少なくとも大昔から戦争災害、疫病とかがあるたびに一定数の罹患者が出ていたはずなのに、それに対し医学界が動き始めたのが'80年代以降だもん、信じられんわ。

例えば沖縄戦経験したお年寄りの4割がPTSDだっけ?

そりゃ民間人を多数巻き込む血みどろの戦いだったんだからそうだろうなって話だけど、こういうのも最近まで顧みられなかった≒沖縄戦は終わった話・過去の話として片付けられていたわけだ。

実際には少なからぬお年寄りにとって、沖縄戦は今でも続いているようなもんだったのに。

さらに言えば沖縄だと戦争マラリアという、見方よっちゃ銃や爆弾死ぬより酷い災禍もあって、当然この生存者かつ沖縄戦経験者もいると。

こういう例一つとっても、色々酷いなって思うわ。

2023-06-11

anond:20230212221336

共産党失望した三十代オタクだけど、今回の水着撮影会中止騒動で「流石にダメだろ……」としか言えなくなったので、共産党に入れないを超えて共産党議会から追い出すべきだと思うようになった。もちろん民主的手段で。

同意を得た上での未成年水着姿の撮影自体は現状ではまったくの合法なのだから(そうでなかったら旅行先での家族写真友達と海に行ったとき記念写真すらも撮れなくなる)、たとえばガッツリ違法行為である未成年との淫行などと違って「行為が判明したので即座に許可取り消し」のような処分が許容されるとは思えない。「今月から禁止になったから、きちんと年齢確認やってね」とか、「今回は許可出したからやっていいけど、今後は貸さないから」のようなもっと穏健な手段はいくらでもあった。

未成年水着姿の撮影キモいキモくないかでいえばキモいし、無理強いのようなことがあってはならないが、たとえば性行為と違ってそれ自体身体的な健康を害する行為ではない。だってただの写真撮影であり、隠すべき部位も隠れているんだからである以上、性行為と同列の厳しい規制を行うことが適切とも思えない。ピアス穴を開けたりするのと同程度の自己決定権未成年にも認められていいんじゃないだろうか。まあ俺はピアス開けたことないけど……)

(というかこの手の話は、10歳と17歳を「未成年」と一括りに論じているのがおかしい。小学生ピアス児童虐待が疑われるので校則禁止するのも妥当性があるかもしれないが、高校2年生がピアスをつけるのは、小遣いやバイト代範囲勝手しろ、体育の授業や工業高校の実習では危ないから外せ、程度の介入で構わないと思う。セックスのような重大事項ならともかく、たかだか水着での写真撮影程度のことにピアス以上の重みを与えるのは賛同しない。というかほんと、そこまで言うなら子役禁止も主張しろよ、と言いたくなる案件が多すぎる。まあはてなーの多くは子役禁止すべきと考えているのかもしれないが……)

そもそも主催団体が「県の許可条件に反した写真は弊社ではない」って言ってるんだけど、そのへんちゃん確認したんすか? 条件守ってるところまで一律で排除されるのはどう考えてもおかしい。ある音楽団体が県営ホール狼藉を行ったから、二度と県営ホール音楽家には貸しません、というのが乱暴な話なのはだってかると思うんだけど、どうして撮影会排除してオッケーということになるのか。ホワイトリスト制で貸し出すこともできただろう。民営ならともかく、公営なんだからそこは偏見対処しちゃいけない領域でしょうよ。

(「タトゥー入れてるやつはろくなやつじゃないから入居を断る」といったような偏見に基づく対応ができるのは民間大家だけで、公営住宅はそんな差別をすべきではない、っていうのと同じ話。もちろん本来民間でもタトゥーの有無で差別されるべきではないんだけど…公衆浴場タトゥー禁止ふつう人権問題でしょ)

とにかく規則後出しが最悪。一度は許可を出したものを、直前になって撤回させるよう働きかけるとか、行政のあり方としてそれでいいのかという話だよ。「今回のことは仕方ないが、二度と許可しないように」みたいな穏健な働きかけじゃダメだったのか? 弁当を注文されてたご飯屋さんも困ってるじゃん。市井の小さな飯屋の仕入れ台無しにするのが共産党正義なのか? 俺はそういう市井の人々のささやか暮らしを守ってくれそうだから共産党に入れてたのに、撮影会を中止させて、主催者や出演者や飯屋の商売邪魔して、カメコをガッカリさせる、それが共産党の目指す社会なのか?

ゾーニングだの公共の場だのといった言い訳が出てきていることがもう本当にここまで来たかという感じ。ゾーニングされてるよな? 最近日本では6月前半からプール開きするのか? 気候変動の影響ってやつか? プール営業してない時期に開かれる撮影会なんて完璧ゾーニングできてるだろ。水遊びに来た親子連れがそれを目にする可能性はゼロに等しい。ゾーニングされた県営公園公共の場から挑発的な催しはけしからん、と言うなら、入場券を買わないと入れない愛知芸術文化センター挑発的な展示をすることも許されないだろ。バカなのか? あいちトリエンナーレ河村たかしみたいなクソ野郎弾圧されたときには俺は津田大介応援したけど、今回の件では、津田大介は「少なくない人が顔をしかめるようなイベントが「堂々と」開催されていたら、そりゃその範囲を狭めましょうって動きは必然的に出てくる」とか言ってるんだよな。卑劣裏切り行為だろ。俺は表現の自由戦士からこんな連中の展示も制限されるべきじゃないって言い続けるけど、そこまで自由主義コミットしてないふつうオタクがこいつらの展示に敵対的になるのは責められんよ。あなた……『覚悟して表現弾圧しにきた人』……ですよね。人の表現を「弾圧」しようとするって事は、逆に「弾圧」されるかもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね……

でもって、やっぱりこれは共産党議員を送り込んで権力を持っているからこういうことになるんだろうな、と。とにかく、市井の人々のふつう暮らしを守ってくれる共産党は死んだんだと思うしかない。歪んだイデオロギーに染まって俺たちお前たちの自由暮らしに制約をかけようとしてくるのが共産党だ、と認識しないといけない。俺はこれまで他人支持政党に口出ししてこなかった。俺の友人には自民党支持者や公明党支持者もいるし、そいつらと政治の話もしたりするが、お互いに意見を述べつつも説得や勧誘はしてこなかった。だが共産党は別だ。もしも友人に共産党支持者がいたら友情の許す範囲共産党に入れるべきではないと説得しようと思う。やるやる詐欺で十年も棚晒し憲法改正なんかよりも、今目の前にある弾圧の方がよっぽど危機なのだから

選挙権を得てからこのかた、自民党(+維新)にだけは入れたことがなかった。ずっと民主党解党後は立憲民主党)や共産党、たまにれいわに入れてきた。なぜなら自民党への拒否感が強かったからだ。けど気づけば、自民党への拒否感を共産党への拒否感が強く上回ってしまっている。憲法改正やるやる詐欺で、圧倒的多数を握っていながら発議の気配すら見せない自民党と、現在進行形で色んなことにクレームを入れて潰そうとする共産党温泉むすめ、戸定梨香、月曜日のたわわ、そして撮影会。どちらがより差し迫った危険かなんて、少し考えればわかることだ。俺がずっと入れてきた一票がこんな連中に権力を与えていたなんて。EU離脱で後悔してるイギリスブレグジット派の気持ちがよくわかったわ。俺のこれまでの投票は間違っていたんだ。ようやく気づいた。

加えて。近年の国際情勢に対する態度がありえなさすぎるというのもある。ロシアウクライナ戦争での岸田文雄外交日本外交の枠内ではパーフェクトだった。安倍晋三菅義偉といった無能どもが外交をかき回すのを見た後だと、岸田のウクライナを支持するという一貫した姿勢は敬意に値するものだと思えるし、戦後日本平和主義体現だとも思った。だが、侵略戦争防衛戦争とを「反戦」の名の下に一緒くたにし即時停戦を求める連中には心底呆れ返る。戦争への反省ってのは侵略戦争への反省ってことなんだよ、知らなかったのか? 大日本帝国侵略大日本帝国に対する中国人民の抵抗は、同じ「戦争」でも倫理的にまったく別物だろう。だが彼らにはこんな簡単なことがわからないらしい。

沖縄左翼に関しては、正直同情する。沖縄人は防衛という名目自国軍から集団自決を強いられたのだから防衛戦争にすらアレルギーを起こすのは当たり前だろう。少なくとも沖縄戦に関しては、日本軍がさっさと降伏していればあれだけ多くの沖縄人が死に沖縄文化歴史が壊され沖縄土地が奪われることはなかったのだから……)

これまでは、共産党の国際情勢への認識おかしくても許していた。地方議会でなら外交防衛関係ない。地域住民暮らしを守ってくれていれば、ふつう民衆自由権利擁護してくれるなら、多少外交安保への認識おかしくたって許せる。だからずっと共産党に入れてきた。自分生活を良くするために。だけど彼らが自分たちの自由を奪おうとするなら、もう彼らに入れる必要なんて何一つなくなる。それどころか打倒すべき対象だろう。

とにかく選挙共産党地方議会から追い出さなければいけない。モリカケサクラみたいな疑獄の追及用に国会に数議席ある程度で十分だろう。自分にできることはなるべくやってみる。共産党には入れない。知人が共産党支持者だったら可能な限り説得する。地元共産党フェミニズム関係の催しがあるなら、行政クレームを入れられる材料を探す(もちろん本来はそういうのも自由であるべきなんだけど、流石にそろそろしっぺ返し戦略適用しても許されるでしょ……)。そうやって彼らに対抗していかないと。こんな連中に議席権力を与えてはいけないのだから

追記

公共施設過激ポーズグラビア撮影女子中学生水着撮影してた事を法律違反してないから良い、そんな事言ったら家族写真も取れなくなるで通すのは無理だって。。こんなチキンレースは止めようよ。。

直ちに法律違反してはいない、のだから、ここまで直前になっての中止要請正当化しづらいだろう、というのはいい? 今後は年齢に関する新しい規則を厳格に適用しますよ、というのであればともかく、去年未成年を出してたから、今年作った規則違反です! なんていうのはおかしいよね? これが「未成年との性行為」であれば問答無用でお取り潰しに遭うのも仕方ないけど、それほどの悪行ではないでしょう。「今月から新しい規則未成年NGにするから年齢確認ちゃんとやれよ」程度の話ならここまで言わないよ。

っていうか、「過激ポーズ」って何? どういうポーズ過激なの? 俺はグラビアとか見ないからまったくわからん健全ポーズ is 何? 何が過激で何が健全かを誰が判定するのか? 公共施設過激ポーズはよくない、なるほど確かに、では公共施設過激アートを展示するのもいけませんね、と言われたらどう返すのか? 「過激なのはけしからんですなぁ」ってのは保守派オッサンの決め台詞だろう。未成年云々の話には、未成年がまだ判断能力が未熟であることを考えると首肯できる点もあるが(たとえば「ドラマ映画で18歳未満の役者を使ってはいけない」という主張をする人が撮影会を叩くのは理解できる)、なんら具体性のない「過激ポーズ」はまったくの理解不能。「ならぬことはならぬものです」ってやつですか?

家族写真おっさんが群がる水着撮影会混同して語るとか30代オタクの評判が悪くなるだけなので自称しないでほしい。

感覚的にはまったくの別物だけど、法的に禁止できるか? っていうと、いや厳しいでしょ、って話になるやつなので。友達水着写真を撮ることや子役が出演する映画子供の出るスポーツ大会典型的には甲子園など。池江璃花子日本代表入りしたのは15歳、宇野昌磨世界ジュニアで優勝したのは17歳ときだっけ?)の中継はよくて、撮影会ダメ、というのは、感覚としては納得がいくけど理屈で考え出すと根拠がわからない(映画スポーツ大会撮影会ダメ、という立場理解できる。子供には十分な判断能力がないから全部禁止、は、賛成反対は別として納得がいく見解)。

子供判断能力を考えるなら、17歳グラビアより、10の子役の方がよっぽど強制性高くて悪質でしょ、という判断になると思う。17歳でも未成年未成年だ! グラビア撮影なんて認められん! という立場もあり得るけど、そうすると、たとえば16歳の高校球児は無理やりやらされてるんじゃないんですか、みたいな話になってくる。まあでも最近は、高校球児が投げたいと言っていても無理やり休ませるべきだ、という話になりつつあるようなので、未成年アイドルが脱ぎたいと言っていても無理やり止めるべきだ、という話になるのもわからなくはないけれど。

撮影者が性的に興奮してたらアウトなんだよ…。 不特定多数が集まる撮影会ロリコンだけ弾く方法があるのかな?

えっ!? 撮影者の性的興奮が基準なの!? そうすると、たとえばノンケの友人に頼まれ女子水着姿を撮影しにきたゲイはセーフで、イケメン球児に興奮する女子アナや女子カメラマン甲子園の中継や取材から外されるべきなの!? そんな馬鹿な! もっと真面目に考えてください。

こと規制後出しやら突然の一律中止を決定したのは施設行政という理解なのだが?共産党がアレコレ言っても規約や法に従って粛々と対応すべきだったと思うけどな。イレギュラー対応した背景は気になる。

こういう見解には一理あると思っていて、とにかく役所側が何でもかんでもクレームに屈するのは、真っ当なクレームを入れようとする一部の人を萎縮させ、クレーマーを勢いづかせるだけなので、基本的には役所の側ももっとスルースキルを鍛えるべきという話はよくわかる。「自分クレームですぐに変わったりはしない」と思えば少しはクレームを言いやすくもなるだろう。ただやっぱり、地方議会議員さんは地方政府から見れば権力者でしょう、普通に……。

ところで、都議会自民党都教育委員会に圧力をかけた結果、障害児向けの性教育が大幅に縮小されたとしたら、それは都議会自民党じゃなくて都教育委員会の責任ってことでいいですか? 自民党クレームを言っただけで、屈する行政が悪いんですもんね? 俺のようなリベラル派は、んなもん自民党が悪いに決まってんだろ、って思っちゃうけれども。

まあ勝手失望していればいいんじゃないかねえ。ところでいくらでこんなクソみたいな駄文書く仕事請け負ったの?

完全に無料で、私的時間を費やして書いていて、当然一銭の得にもならない。安倍晋三こき下ろす増田無償で書いたし、東京五輪への反対も無償で書いたし、それと同様に、これも無償で書いたということ。勝手に期待して勝手失望しただけです。まあ所詮根無し草無名リベラル派ですので。

愛知トリエンナーレに毎年通ってたタイプの人な気がする。

吉良よし子に投票したり自民党支持者の友人の前で共産党への投票公言したりしててもこんなふうに嘘認定されるんっすね~~~~~~。

まあ、国政や首長選では立憲やれいわに入れたりもしてたから、忠実な支持者ってわけじゃないけど、地方議会選挙マジで欠かさず共産党に入れてたのに党からも支持者からもこの仕打ちよ。

こういうタイプの支持者がいるんだって知らなかった? 共産党投票する人はみ~~~んな同じ考え方の人だとでも思ってました? 熱心に活動する人たちだけが票田だって思ってましたか? 違うんだよなぁ! 俺みたいに「外交安保ゴミカスだけど福祉の充実や雇用の安定では頼りになるから比例と地方議会共産党に入れとくか」って思って入れてた人もいたんですよ! そういう人からの支持は要らないみたいなんで、もう入れませんけどね!

2023-02-26

中国が攻めてきたらすぐ白旗あげるのが正解だよな

太平洋戦争の時のサイパン戦とか沖縄戦の話を読むと、そこで頑張らなくてもすぐ白旗あげてりゃ助かった命も結構あったのでは、と思う

2022-12-05

昭和天皇えらい伝説

日米開戦に賛成した事は一度も無いし

日中泥沼化も懸念してたし (太平洋支那よりも広いではないか!と杉山に喝!)

陸軍抑えて開戦回避するのが役目のはずの東條が開戦させちゃったのにも怒ってたし

沖縄戦で負けたあと、本土決戦の準備不足にたいしてブチ切れ

聖断本土決戦回避

東條達A級戦犯靖国合祀にも不快感を露わにしてた

日本皇室がいまだに靖国参拝してないのはそれ以降ずっと

戦後オランダで卵なげつけられても忍の一文字

2022-10-29

[]

とうとうアニメンタリー決断特攻隊をみてしまった。あまりにも悲惨すぎて最後までみることできなかった。みてしまった。特攻米軍にすごい影響あたえた。連合国側は特攻による被害あきらかにならないように腐心したらしい。特攻戦果を過小に見せるために苦心した。日本がなめられないですんでるのも、特攻のおかげ。沖縄戦でも予想外の苦戦を強いられたのも特攻ががんばったから?米国日本から本気で軍事力をうばおうとしたのも、日本は(やるときはやる)民族だとおもわれたからなんだろうな。反共政策でそうもいってられなくなったけど・・・米国戦後日本優遇し、いちじてきだが日米で世界のとみの半分くらいをしめてたんだもんな。特攻隊所属の人たちがいたからこそ、いまの日本がある。戦後日本ほど短期間に経済成長成功したくには、歴史的にもめずらしいのでは?

2022-10-24

anond:20221023103006

個人的には3なんだけど、考え方が違うかなぁ。

米軍基地関連の事件事故があまりにも酷くて多いから、それをどうにかして欲しいってのが心情なんだよな。

アメリカ治安の悪さが沖縄に持ち込まれてるっていえば伝わるのかな。自衛隊になればマシになるだろうって思う。

2の考えの人は少ないんじゃないかな。沖縄県民って「自分たち日本人沖縄県民だ」って意識があるから

から「同じ日本人なのに沖縄米軍基地に何も思わない」ってことに絶望するんだな。

日本兵沖縄戦で市民を殺したのは事実だし思うところはあるけど、今もその話を持ち出しても仕方ない。

1はもっと少ない。日本っていう国の良さを知ったら無理だと思う。

米軍基地沖縄戦後の負の遺産みたいなもんで、終戦から77年経った今でも残ってるから反戦思想が広まっちゃうんだろうな。

沖縄地政学的に重要なところなら他所の国に任せず自国管理しておけば今日のようないざこざは無かったんじゃないかって考えてしまう。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん